郡 直道の最近のブログ記事

北関東では山上湖のボート釣りが終了、平地のボート釣りが順次解禁してやがて山上湖の氷上釣りに向かって寒さが増していきます。

解禁してから2ヶ月以上経ち、紅葉の葉も落ちた鳴沢湖に今季3回目の釣行をしてきました。今季は型は良いけど数はでないという状況で、群れが落ち着かずに2回の釣行はポイントが分からず大惨敗を繰り返していたので今度こそこの渋い状況を克服したいと望んでいました。

家から車で20分ほどで行ける距離にあり、6時少し前の開門と同時くらいに現着しました。まだ多少暗い6時半にはボートを漕ぎ出しました。

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最初は向かって右側のワンド、青の3番のロープに係留しました。1台目の電動リールはクリスティアCRT αに穂先TYPE C PA 37cmに可変アダプター、延長穂先追加 、仕掛けはケイムラ金針に赤留の0.5号7本針、この仕掛けは硬質ナイロンにエダス長2.5cm、針ピッチ13cmの速攻系の仕掛けです。魚探で見る限りワカサギは底に張り付いている居着きのワカサギ狙いになりそうだったのでオモリDR R 4㌘に糸付き針ケイムラ赤留0.5号をハリス長7cmで追加しました。

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2台目はCRT+に外部電源、その他は仕掛け以外は1台目と全く同じにしました。仕掛けに関しては真逆のロングハリス系の誘惑色攻7本針0.5号にして比べてみました。ハリスは0.15号(エダス)のフロロでハリス長4.2cm、針ピッチ18cmのものを選択しました。

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どちらの仕掛けもさほど釣果に大きな差はでませんでしたが若干速攻系の方が掛かりは良かった気もします。とは言ってもどちらも4㌘のオモリの下針に掛かる率がイメージ的に全体の3割くらいの感じでしたのでそれ以外のエダ針の差は無かったようです。ちなみにエサは最初赤虫とサシを使い分けていましたが、赤虫の方がアタリが多かったのですぐに赤虫一本に切り替えました。

TYPE C PA 37cmに延長穂先を追加した長い穂先はCRT外部電源付きの手感度の良さは2本竿で同時に穂先を見られない時の合わせに大きく貢献していました。

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一番奥に見える流れ込みワンドに多くのボートが集中していましたので私も後半はそちらに移動しました。

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たまに中層に群れがくればすかさずタナを上げて対応すると多点掛けも見られました。今まで食わない中層の群れは小型の当歳魚とばかり思っていましたが、すべてが良型なので今季は小型の当歳魚はいなくて釣れる良型のワカサギはすべてが当歳魚なのだろうと考えられるようになりました。その分、数があがらないのでしょう。

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上空には鵜の群れが時々やってきます。この日はボートが多かったからかもしれませんが潜って魚を採っている様子はみられませんでした。201205鳴沢湖ワカサギwsz7.JPG

上空では鳥のみならずオスプレイまで舞ってます。

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この日は新しく調達した魚探のモニターを10.1インチのタブレットに変更する予定でしたが設定がうまくできず、従来の魚探で対処しましたが、群れは殆ど映らず底にいるワカサギだけが時々姿を現しました。

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長い赤留金針のオモリ下針はこの日はよく働いてくれました。

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丹念に誘えばたまに底針付近で1匹づつ釣れる、ごくたまに中層に入る群れにタナを合わせれば一荷や3点掛けになる、そんな釣りが続いたので午後2時前には全集中が途切れて1束を前にギブアップしました。

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ここのところ、トップが1束を超える程度の日が多く、超えない日もあるような状況、まあ良しとしますか。

「一生懸命誘って一日で1束程度釣れるくらいが一番楽しい」と、どなたかがおっしゃってましたがそんな感じの楽しい一日をすごして温泉センターに直行しました。

山上湖赤城大沼のワカサギボート釣りも11月下旬の終了を控え、3連休の中日、荒天でまともに釣りができるのはこの日しかないだろうと踏んで、今季ボート釣りとしては最後の予定で赤城山へのぼりました。

日の出が6時20分ごろ、鳥居峠には6時15分に到着、ご来光に間に合いました。気温マイナス5℃、覚満渕は半分凍ってました。

この時期は東方向筑波山付近から朝日が昇るのですがこの日は遠方に雲海があり、筑波山まではみえませんでした。

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反対側の覚満渕は減水していて半分くらい凍結、大沼もボート乗り場付近には薄氷が張っていました。

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ボート店のバンディ塩原に着くと予想外の釣り人が訪れていました。

午前7時に漕ぎ出すと前日の強烈な北西風のなごりが残っていました。

いつもの馬の背から高原学校前まで魚影を求めて手漕ぎで探しましたがまともな魚影は見られませんでした。

小一時間さまよいましたがあきらめて少しでも魚影のあるポイントでアンカーを下ろしました。

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魚影の少ない中で始めると予想通り、厳しい状況でした。魚影には殆ど現れない底にへばりついている少ないワカサギがごくたまにアタリをだしてきました。その少ないアタリの中で美しいワカサギも釣れました。

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表層水温が一気に7.8℃まで下がってしまいワカサギの食い気も一気に下がってしまったようです。ポイントや泳層も変わってしまったようでどうしたら釣れるのかも分かりません。

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底に居着いているワカサギを狙って名人誘いを掛けてみましたが普通の誘いとアタリの出具合はあまりかわりませんでした。

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なんとか釣れたのは9時半ごろまでの約1時間半くらい、やっとツ抜けの12匹でした。

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アタリがでなくなってからは手漕ぎで魚影を求めて各ポイントを探し回りましたがどこにも良いポイントはありませんでした。

各ボートの動きを見ていると土産物店が集まっている「大洞側」から近い高原学校前や島裏などのポイントは殆どいなくなって集団を形成していたのはキャンプ場から水門前あたり、所謂「沼尻地区」ワカサギも産卵準備に入ってこの付近に集まっていた可能性もあるのではないでしょうか。

大洞側から手漕ぎででた私はそこまで赤城大沼を縦断して漕いで行く元気はなかったし、行ってもその集団の中に入る勇気がなかったので行かない決心をしました。

あまりにも釣れないので午前中で納竿しました。帰り際バチ当たりながら座ったままお賽銭もあげずに赤城神社に今年のワカサギ釣果のお礼で手を合わせました。

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ちなみにタックルは

・電動リール CRT α  CRT + に外部電源 アルミスプール付き

・穂先 HG TYPE C SS PA 37cm SSS (2本とも)

・仕掛けはロングハリス系の誘惑色攻1号7本針(両方とも)。

・オモリはワカサギシンカーR、9㌘赤、夜光。

・オモリ下針に糸付き針0.5号ケイムラ金+赤留、エダス長7㌢に設定。

これで今季赤城のボート釣りは7回目、すでに前回までで入漁券年券の元はとったので今後は来年の氷上解禁後にまた訪れようと思います。

家の玄関をでたところで風の強さを確認すると「普通のそよ風」、赤城の1500m付近の予報も14mで「赤城のそよ風」、これではボート釣りは無理かと判断していく先を鳴沢湖に変更しました。

現着は6時10分、出船時間の6時半には間に合いました。釣果情報ではあまり芳しくないにも関わらず多くのワカサギ師が訪れていました。

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最初のポイントでは魚影はあまり確認できませんでしたが時々底に群れが来ました。ところがその群れは殆ど食わずごくたまにアタリが出る程度でした。

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たまに5㍍付近の中層にも群れがくることがあり、タナを合わせてもこれまた食いが悪く、誘って誘ってやっとアタリが出る程度でした。

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しびれを切らして水深15㍍近辺のポイントに移動しました。そのポイントも時々通る群れは8㍍付近のタナでした。この日唯一の一荷がありました。

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結局3時までに僅か16匹の釣果しか得られませんでした。しかし型は最大12㌢の良型。

ポイントは2回移動しました。

タックルは

・電動リール CRT α  CRT + に外部電源 アルミスプール付き

・穂先 HG TYPE C SS PA SSS (2本とも)

・仕掛けはロングハリス系の誘惑渋攻0.5号7本針と速攻赤留0.5号7本針。

・オモリはワカサギシンカーR、4㌘赤、夜光。

・オモリ下針に糸付き針0.5号ケイムラ金+赤留、エダス長7㌢に設定。

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水温が13.4℃とまだまだ高いので群れが泳ぎ回って捕食しているようで食い気が非常に渋い状態です。誘いも色々試しましたがどれも特効薬はありませんでした。ちなみにこの釣果のうち、半数くらいは「名人誘いP3」で釣ったものです。

群れが落ち着くまでにまだ大分時間がかかりそうですが、こんな状況でも食わせられるような修行が必要なようです。

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