例年の赤城大沼ではこの時期になると産卵準備なのか、ワカサギの食いが落ちます。
また例年に比べると魚影が極端に少ない「深んど」は相変わらず不漁が続いています。
氷の状況も温かい日が続いており、いつ溶けるかにも気をもんでいる中、3月4日(土)、赤城に上ってきました。
現地のお店「バンディ塩原」では開始時間までお仲間達と作戦会議をしてました。
最初に入ったポイントはここ数日好調の「中深」、一発目で開けた穴に魚影があったのでそこで始めることにしました。
赤城では常連さんたちは全長3㍍の仕掛けを使うことも多く、特に今季魚影の少ない「深んど」では5㍍の仕掛けを使う人もいます。
このポイントでは水深15㍍付近の底に魚影があり、一日中途切れることなく続いていました。ただその厚さは濃くなったり薄くなったりでしたが幅は1~2㍍くらいで位置は底で常に安定していました。
こんな魚影だと普通のワカサギ釣りでは多点掛け入れ食いの連続、好釣果が期待できるのですが、そこが赤城、ベテランが終始丹念に誘い、エサを頻繁に取替え、たまにしかない小さなアタリに確実にアワセを入れて一日やって数十匹がやっとという「赤城の釣り」、実に楽しい釣りです。
この日のタックルは
電動リール「AIR」と穂先「LTD AGS YUWAKU 370SS」、オモリは「DR R 3グラム」に下針追加、仕掛けは「色攻0.5号7本針」、普通の仕掛け1組で十分でした。エサは「本ラビット」寄せは「ブドウ虫」を使用しました。
数は少ないですが15㍍の底から上がってくるワカサギは綺麗なピンク色の輝きを持ち、デカピンク、チビピンクの乱舞でした。
大型の越年魚らしき魚体からは卵がはみ出しているのもいました。
ポイントのお仲間達らでテント村ができていました。
この日の氷上出前は「ソースカツ丼」でした。
朝方は良い天気でしたが、昼頃には強い冬型の気候に変わり、ちょっと強い北西の風になってました。カタツムリテントの中で座っていないとテントがズレるほどの風になり午後1時すぎには撤収を決めました。
店に戻るときはカタツムリテントが風に押されて先行し、自分は背中をおされてカタツムリテントのヒモを持ったままそれについていく感じでとても楽な帰り道でした。
その足で山を下りて温泉センターに直行、冷えた体を温めてきました。