毎年、40日間ほど解禁される中禅寺湖ワカサギ特別解禁に行ってきました。
9月20日~10月31日がワカサギ解禁期間ですが、その他の魚種の解禁期間でも入漁料が高いのとアンカーの使用ができないという条件でワカサギ釣りはできます。
期間が短いという理由とボート釣りのみという理由で休日はボートの予約がとりづらいということもあり、私が予約できたのは10月2日(土)になってしまいました。
ところが10月1日が台風の関東地方最接近予報になっており、直前まで釣りができるか気をもんでいました。
幸い2日は台風が通り過ぎた翌日にはなりましたが吹き返しを心配しながら現地に向かいました。
この時期、金精峠の頂上付近は既に紅葉のピークに近付きつつありました。毎年定点観測ポイント竜頭の滝ではうっすらと色づきはじめていました。
中禅寺湖畔では前日の台風の風で折れた枝も見られ、風が相当強かったことが想定されました。
桟橋で湖面の様子を確認するとさざ波の少し強い感じ、ボート店では様子見という状況でした。
白波になってきたら早上がりを覚悟して予定通り午前8時に出艇しました。
店主曰く「大型は浅場の藻の上」というということで水深4~6㍍付近を探り魚影のあるところでアンカーを下ろしました。ポツポツとアタリはあるもののペースは上がりません。
確かに浅場は大型の率が高いのですが、魚影の割には掛かる数は伸びません。
時には多点掛けもあります。
10時ころにはアタリも遠のきポイント移動しはじめました。
ブイ近くの水深8~9㍍付近に移動すると魚影は素晴らしいのに掛かる率はあまり高くありません。しかも釣れるワカサギは4~6㌢の新子が殆ど、魚影は殆ど新子でしかも食い気のあまりない群れの様です。
丁度12時頃には波が少し大きくなってウサギが飛び始めたので納竿しました。結果は正味4時間弱で153匹という数、中禅寺湖の数としては貧果と言えるものでした。
しかし大型も混じり一食分としては十分な量となりました。
ちなみに仕掛け類は水温が18℃もありまだカラバリが通じると思い、速攻ケイムラ留や夜光留の新製品やティンセル付き擬餌針を色々試してみました。所々白サシ(半カット)を付けた方が全部カラバリより良かったようです。天候のせいもあり夜光留めよりはケイムラ留の方が良い感じでした。
帰着後店主と話したところ、藻が大量に岸に流れ着いており、大風で魚の居着き場所が変わっていたり、魚が落ち着いていないのだろうとのことでした。
帰りは時間的に余裕がありましたので、竜頭の滝での写真撮影や現地での農産物購入、温泉入浴等ゆったりとした釣行が楽しめました。