文・写真/川口 友輝朗 かわぐち ゆきお 1989年埼玉県生まれ

ダイワフィールドモニター 日本サーフキャスティング連盟所属 マスターズサーフ所属

 

釣りの祭典、2020釣りフェスティバルへ行ってまいりました。

平成から令和へと移り変わり、フィッシングショーも名称を変え、「釣りフェスティバル」に。なんだか新しい時代の幕開けを感じます。

 


さて、そんな新たな時代の幕開けを感じさせる新製品を一足早く見ようと、会場は多くの方で賑わっておりました。
ダイワブースに到着しルビアスやソルティガなど注目製品に集まる人々を掻き分けながら投げブースに到着。
毎度の事ですが、この時点で汗だくです。。。


さて、ダイワ投げブースで大注目なのが、

サンダウナーコンペティションプロトギアでございます!

ホームページにも掲載がある動画をご覧になった方も多いと思います。

(動画へのリンクはこちら https://youtu.be/vbViV8NN-eU )


従来の素材からSVFナノプラスへ、さらにV-JOINTαへと昇華、

そしてESSによるブラッシュアップでより細身にそして筋肉質となったブランクに仕上がりました。
展示されている商品に触れた方々は、ブランクが細身になったのを実感頂けたと思います。

そして今回は、テスト段階から携わった吉野海洋テスターにインタビューさせて頂きました。

Q 新サンダウナーコンペティションプロトギアを持った時の印象とキャストフィールはどうでしたか?

A 持った印象はとにかく細く感じました。歴代のサンダウナーシリーズの中でもダントツの細さですね。
どうしても細身(細くてブランクが肉厚)の竿は暴れ竿になりがちですが、新たにV-JOINTα等の技術を搭載したことにより、パワーロスを抑えつつもしっかりと反発力のある竿だと感じました。
また細身の竿は向かい風のコンディションや超遠投時はアドバンテージになります。

Q テスト段階から色々な番手を振ってきたと思いますが、海洋テスターのお気に入りの番手とオススメしたい番手を教えてください。

A キャスティング競技では44-395を使用しました。
また実釣では29~37号までの番手を幅広く使いました。
キャスティング競技をやる方には今までになかった42-395や44-395の番手を有効に活用して頂きたいと思います。
そして実釣においては33号35号のラインナップが充実しているので、オススメしたいですね。

Q 前モデルのプロトギアと同じ元竿節長設計ですが、投擲のフィーリングは前モデルと比べて、どのような印象を持ちましたか?

A 前モデルのプロトギアは投げる力量に相応して答えてくれる竿、少しじゃじゃ馬な面も持ち合わせながらも使いこなすと、とんでもないポテンシャルを発揮してくれるロッドでした。
しかし今回のモデルは、V-JOINTαを搭載したことにより、素直に答えてくれる。
例えて言うと5割の力で振れば5割で返してくれるし、10割で振れば10割で答えてくれる。
捻れにくく暴れない。前モデルより投げやすくなったと思っています。


 

最強の武装で生まれ変わった新時代のサンダウナー、今後の大会では頼もしい相棒となってくれることでしょう。
また最大の武器を手に入れた海洋テスターの今後の活躍にも注目です。




またキャスティズムもリニューアル。

注目はこの2アイテム。
キャスラバコンセプトに対応する18-345に加えて、
これまでのキャスティズム=短尺のイメージを覆す25-430もなかなか面白いです。

こちらも動画を要チェックでございます。

(動画へのリンクはこちら https://youtu.be/yrQLcZpINds )
 

可能性無限大のキャスティズムのリールにはキャスティズム25を合わせたいですね。
仕様は2タイプあり、ATDとお馴染みQDそれぞれ好みのドラグタイプ。もしくはグランドサーフ25のスプールと合わせて、超ライト仕様の本格キス釣りが可能です!

キャスティズムならではの様々な魚種へのアプローチはこちらで紹介されています。(www.castizm.com)


さて次に4代目赤サーフ トーナメントサーフT

 


渡部テスターの動画はご覧になりましたか?トーナメントサーフTを使いマダイとカレイをゲットしています。
観たって人も、まだ観てないよって人も要チェック!

(動画へのリンクはこちら https://youtu.be/ACd3NFG83WE )


パーミングシートにあしらった金色のラインは竿の印象をがらりと変えました!

このスクリューシートはよりホールド力、握り心地にこだわり従来よりやや太目に設定。
スクリューナット部分を大型化したことにより、どのような握り方でもマッチングするように設計となっております、カーボンチェックが格好良さを引き立てています。

 


素材もSVFナノプラスやV-JOINTαにより完全武装。特にV-JOINTαの恩恵で投擲時は捻れを抑え収束も早いので的確にポイントに仕掛けを投入することが可能に。
また魚のやり取りはストレス無くロッドのパワーで寄せることが出来るようです。

 


さて少し離れたところにSLP WORKSのブース!
しかもド真ん中に19トーナメントサーフ45が鎮座しているではありませんかっ!

 


オプションパーツのRCSサーフスプール、2度テーパースプールが登場。
待ちわびていた方も多いのではないでしょうか?
 

 

巻き取り1mを超えるポテンシャルにトラブルの少なさは魅力的ですよね。ドラグなしモデルでは0.6PEと1.5PEの2つをラインナップ。

根の荒い場所や流木等の漂流物があるコンディションでは細糸を使用するとラインブレイクのリスクがあり使い辛い場面がありますよね、そんなときには是非とも1.5号用を有効に活用して頂きたいです。

また同2度テーパーでのQDスプールも登場し45リールの用途がさらに広がります。この拡張性の高さもDAIWAリールのイイトコロ!

 


さぁ今年の新製品はいかがでしたでしょうか?

今年もしっかりがっつり満足いくまで投げ倒せる試投会がございますのでこちらにも足を運んで頂きたいと思います!

 

ここでご紹介しています商品の詳細は、それぞれの商品ページでご確認いただけます。

下記商品名をクリックすると移動できます。

サンダウナーコンペティションプロトギア

 

キャスティズム

 

トーナメントサーフT

 

RCSサーフスプール

 

 

 

まだまだ寒さが続きますが、

読者の皆様は、今年のシーズンをどう過ごすか、いろいろ考えを巡らせている時期かなと思います。

 

投魂を持つトーナメンターの皆様。

今年のキスマスターズの日程が公開されていますがすでにチェックされましたか?

 

ダイワ公式のイベントページにて全日程をご確認いただけます。

イベントページへのリンクはこちらへ

http://www.daiwa-competition.com/m_kisu/schedule/

 

参加者は全国14箇所での大会を勝ち上がり、A・B・C3つのブロック大会へ進んで行きます。

さらにそれぞれのブロック大会からから勝ち上がった猛者たちが9月4日から6日に鹿児島県唐浜で開催される全国決勝大会で集結します。

 

キスマスターズという大会に馴染みのない方は、こちらのブログ記事で雰囲気をつかんていただけます。

http://daiwa.globeride.jp/column/toukon/2019/11/4.html

 

さて、今年はどんな戦いが繰り広げられるのか。

どんなドラマが生まれるのか。乞うご期待です。

 

ここからは特に関東圏の方へイベント告知です。

試投会の開催が決定されました。

ダイワ投げロッド新製品を実際に投げるチャンスです。ぜひ参加ご検討ください。

 

3月28日(土)神奈川県

3月29日(日)静岡県

具体的な場所については改めてこのブログでも公開させていただきます。

10月19日・20日にわたり開催された第4回ダイワキスマスターズ全国決勝大会。

この大会にダイワのテスターを務めている吉野海洋テスターと川口友輝郎テスターが出場しました。

この御両名の試合結果は11月9日の投魂物語ブログでご確認いただけます。さらに、今年を振り返り、来年を見据える彼らの気持ちを感じていただくため、2回に分け、インタビュー内容をご紹介します。

 

この投稿では川口テスターとのインタビュー内容をお送りいたします。

 

 

ー当日の状況はどう見ていましたか?当日のコンディションは下見した時より悪くなっていたようでしたが。

 風が強くなる予報でしたので、前日のプラクティスより厳しくなるかと予想してました。


ー下見時の状況はどうでしたか?下見と当日の状況変化はありましたか?

 下見の時は場所によってはいい感触のところもありましたが、なんとか群れに当たれば釣れる、という印象。釣れ続く感じではなかったです。
 当日は、コンディションの悪化もあり、更に厳しい釣りとなりました。

ー下見での状況を踏まえて、どんな気持ちで当日に臨みましたか?

 下見では、他の選手より釣れず、正直凹んでました。
 ただ反省点が見えたので、サビキ方などを意識して当日は釣りをするようにしました。

ーあくまでも基本に立ち返って釣りをすることを意識したということですね。予選は結果的に2勝1分の負け無しでの通過となりました。予選はどのような戦い方をイメージして進めていましたか?

 負け無しということですが、釣り自体は非常に厳しかった。たまたま勝ち残ったという感覚です。
 全体的に活性は低く、1尾を釣るのが非常に困難な印象でした。

ー2度目の全国大会で準決勝進出となりました。この結果を知ったときの気持ちは?

 まさか2回連続で出場できるとは思いませんでした。

ー準決勝、決勝大会は大会2日目の実施でした。1日目を終えて、決勝大会ではどんな戦略を考えていましたか?

 1日目で終わりかなと消極的になっていただけに、勝ち上がれて嬉しかったです。
 1日目同様、集中力を切らさず釣りをしようと思いました。

ー2日目も釣況は厳しかったですね。準決勝の様子を教えてください。

 開始一時間ほどは釣れず。予想していた通り厳しい展開でした。終盤、先に釣ったのは塚本選手。その塚本選手の状況は確認していました。そんな中でも焦らず集中してなんとか1尾を手にしましたが、さらに追加することはできませんでした。


ー使用タックルとその選択の理由を教えてください。
 

青竿は個人的愛着があり、また使いやすいのでセレクトしました。

リールはトーナメントサーフ45を使用しました。
事前にLG(ローギア)は準備していなかったのですが、LGがあればより丁寧なサビキ方ができたかもとも思いました。反省です。

(編集者注 青竿=スカイキャスター 川口テスター始め多くの選手が愛着を込めてこう呼んでいます。)


ー準決勝での敗退となってしまいました。負けた試合から学ぶことは多い、と言われますが、今回の大会から得た教訓と、次回大会への抱負をお願いします。

 決勝大会は全てにおいて学ぶことが多く、今年もとても貴重な三日間となりました。

 

 

昨年に続き今年も決勝大会進出。さらに今年は準決勝進出を果たし、確実に経験を積み上げていく川口テスター。

この調子でさらに技巧に磨きをかけ来年はさらに躍進していくことと思います。注目です。

8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18

月別 アーカイブ

2025年4月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30