2014年9月アーカイブ

 

文・写真/松尾幸浩 1954年兵庫県生まれ DAIWAフィールドテスター 全日本サーフキャスティング連盟 レインボーキャスターズ会長 

 

 今年のダイワスーパーバトルカップ投2014は、5月24日の福岡地区大会から参戦。

 相性の良い新松原海岸で1回戦3位、2回戦は潮が引いて厳しい状況になったが、全体的に釣果が悪かったので運良く準優勝でCブロック大会への出場権を獲得した。そして、全国大会への最後の関門であるCブロック大会は7月19日の鳥取県の弓ケ浜。中国、四国、九州の西日本各地区大会を勝ち抜いた選手51名と昨年のシード選手1名の計52名で開催された。

 

 鹿児島での頂上決戦に出場出来るのは僅か4名とこれが本当に厳しい。昨年はシード選手だったが、入念な下見で自分なりに勝てる作戦を考え実行したものの、見事に的が外れて惨敗。そこで今年は、失敗を教訓にホームグランドの淡路島や丹後半島で腕を磨き、夜はイメージトレーニングで自分に暗示を掛け、さらにフロートシンカーG/Wを基軸にした自作テンビンを試行錯誤の上で完成させて完璧な状況で挑むことが出来た。

 

 結果は1回戦1850gと全選手のトップで2回戦へ進出。念願の全国大会へは後ひとつ。ところが良く釣れた1回戦のポンイトへ入ったものの、まわりにはずらりと強豪に囲まれて厳しい状況に。普段ならここで辛抱してしまうが、今回は閃きがあって最初の1投だけで、スーッと釣り場を離れて広く開いている南側へ移動した。

 さすがについて来る選手は誰も居らず、普段通りの自分のペースで釣りが出来たので終わって見れば93匹。1116gも釣っており、準優勝で2年振りに全国大会へのキップを獲得することが出来た。

 

 全国大会に向けての作戦はこれからじっくりと考えて悔いのないように完璧に仕上げたい。いよいよ今月末、鹿児島県の吹上浜で開催される頂上決戦。第2回大会準優勝を超えて頂上を目指し頑張ります。また、皆さんの素晴らしいテクニックも見せていただけるので、ひとつでも収穫出来る悔いの無い挑戦の気持ちでいます。

 
 
 
 
 私がいま使っているトーナメントキャスターAGSは一番硬調子の35号。最近は左の肩が痛むことが多く、以前のように振り幅を大きくとるための腕が上がらなくなることが多々あり、豪快に振るべきキャストが小振りになってしまう。SC競技で使用しているサンダウナーCPでは無理が生じて飛距離が落ち、仕方なく昨年の春から1ランク柔らかくして33号に変更した。これは競技専用モデルゆえに致し方ないところと自分で納得させている。

 

 ところが、このトーナメントキャスターAGSは飛躍的な軽さが特長のガイドであり、軽さとロッドとの一体感からキャストの振り抜き速度は一段と速い。しかも「かえり」の速さには驚かされてしまう。

 この反発力が飛距離を生み、竿先の軽さはロッドのブレを素早く収束。サンダウナーCPではで出来るだけ速く振ることを心掛けて来たが、トーナメントキャスターAGSでは意図しなくとも速く振れるので、思ったほど胴の硬さを感じることがない。35号でも2番竿を大きく曲げることを心掛けてキャストしている。このロッドの凄まじい反発でオモリを未体験ゾーンまで運んでくれるので本当に信頼出来る素晴らしい相棒になった。

 

 そして、一番の特筆がキス釣りでは重要な感度。AGSの装着によって、より情報力に長けた索餌状態を把握。微細なアタリからキス以外の魚との判断が容易になり、早めのポイント移動等の判断力が備わった気がする。これは、限られた時間内で勝負するトーナメントでは、強い味方になると思う。

 

 

 

 前述のフロートシンカーG/Wをつけた自作テンビンは、このAGSの高い感度との相乗効果を狙ったマル秘オリジナル。ぜひ、吹上浜へ観戦にお越しください。また、遠投で狙う場合のパターンにはトップガン仕様も作成していますので、沖合の深場でも迎撃可能。トーナメントキャスターAGSとこのテンビンで、吹上浜のキスを狙い撃ち。

 

 目指せTEPPEN! 悲願の還暦Vロード、自分で言うのもはばかりますが、私は楽しみにしています。

 

 

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