サーフの最近のブログ記事

あけましておめでとうございます

本年もダイワ投釣りタックルのご愛顧のほど、よろしくお願い致します

2024年になりました、年明けと言えば『フィッシングショー』の季節ですね

毎年、この時期は「投げ新製品はあるのか?」気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

2024年も新製品を発表致します!

全貌は1月19日(金)より開催される『釣りフェスティバル』を皮切りにお知らせ致しますが、1月5日に先行してNEWスカイキャスターが公開となりました!

商品ページを是非 ご確認ください

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文・写真 / 川口 友輝朗(かわぐち ゆきお) ダイワフィールドモニター 1989年生まれ

       日本サーフキャスティング連盟 マスターズサーフ所属 

~はじめに~

例年ですと、個人釣行の他に大会や遠征釣行もしていましたが、新型コロナウィルスの影響もあり、楽しみにしていたキスマスターズスタイル2021は残念ながら中止。他の大会もすべて中止となりました。(そもそも自分はネット抽選で外れたので行けませんでしたが()) また自分が主に通う房総半島では、緊急事態宣言の影響で釣り場や駐車場が閉鎖された場所もあり、今年は個人釣行そのものも少なくなりました。

少ない釣行回数となりましたが、今シーズンのシロギス釣りを振り返りながら気付いたことや感じた事など、お伝えしたいと思います。合わせて今年発売されたプライムキャスターと21サーフベーシア45についても個人釣行で積極的に使用しておりましたので、特徴や使用感等をお伝えできればと思います。

~シーズン初期(14)

ここ数年、温暖化の影響なのか定かではありませんが、厳寒期でありながらも浜で釣れることが珍しくなく、しかも良い時だとキロ前後の釣果も望めることがあり、異様とも思えるような状況。本来なら水深のある深場や堤防も視野に入れながらの釣り場選定をしていましたが、今シーズンは一度も堤防でシロギス釣りをしていません。恐らくこのようなことは、初めての事です。今年は、冬の定番釣り場でも釣れましたが、いわゆる夏の釣り場、冬ではやらないような釣り場でも好調な場所がいくつか存在し、釣れる距離も遠投の必要が無く波口で良型が釣れるという状況が何度かありました。しかし、シビアなシーズンであることには間違いありません。特に厳寒期~春先のシロギスは気難しく、釣れる距離も至近距離である波口での釣り。魚に違和感を与えやすいので、前アタリから本アタリに持ち込めない事が何度もありました。この手の釣りは、自分にとってかなり苦手な釣りでもあり、反面良い経験になったと思っています。いかに本アタリまで持ち込み、魚を取り込むことができるか色々と試行錯誤し、シンカーとラインテンションを見直して釣りを組み立てました。

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一例を挙げると、シンカーはラインでアタリを捉えやすくする為、軽めの10号~20号程度を状況に合わせて使用。ラインテンションを少し緩め、敢えて穂先にアタリを出させないように意識して釣りをしてみたところ、普段の釣りより魚をキャッチできる率が上がったように思います。仕掛けもなるべくしなやかで、モトスがフロロカーボンの0.61号程度の物をメインに使用。魚の活性があるタイミングでは1.21.75号のモトスの仕掛けを使い分けていました。

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~シーズン中期(58)~

連休になる頃から本格的なシーズンインとなりました。天候も変わりやすいので釣行の一週間前から予報をこまめにチェックして釣り場選定をしていました。新製品であるプライムキャスターと21サーフベーシア45を使用し始めたのもこの時期くらいです

良く竿を出したポイントは南房総界隈の広大な砂浜エリア。その中にピンスポットに魚が入っている...というようなシチュエーション。運良く魚が入っている場所で釣りが出来れば、数、型共に期待できます。しかしそれが、同じ場所で釣れ続くこともあれば、続かずに再び探さないとなかなか釣果が伸びない事もあり、テンポ良く移動を繰り返して群れを探す釣りになることが多くありました。一度釣れたエリアに再び魚が入ることも珍しくないので、釣れた場所を覚えておくことも重要でした。また潮流も速いことが多く、潮が効き始めると流れの中で釣りをすることになります。流れの中で釣りをする場合、シンカーのセレクト、メインラインの号数でも釣りのしやすさが左右されるので、普段から多めのバリエーションを持ち歩いています。結果的に人より多い道具を持ち歩くので暑い中、広い砂浜でシロギスを求めて何度も往復し汗だくになったのが、この夏の釣りでした。千葉以外にも茨城の鹿島方面でも何度か竿を出し、良型の数釣りを堪能。南房総、外房と同じようにこちらも潮流が速く魚も筋肉質な為、元気のある力強いアタリを楽しめました。このハイシーズンの時の仕掛けについては、魚の活性も高い事が多い為、モトスがフロロカーボンの2号、3号程度と捌きやすい作業性優先の仕掛けを多く使っていました。

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~シーズン後期(912)~

夏の暑さから解放され日を追う毎に気温も下がると、ピンギスが混じり始めてきます。しかもこのピンギス達、活性が高いと7号くらいの針であっても普通に釣れてくるので良型狙いの場合だと少し厄介でもあります。この頃は、夏の時期と同様に南房総周辺で釣りをすることが多く、情報だと外房方面も好調との事でしたが、なかなかタイミングが合わず、竿を出すことは叶いませんでした。富津方面でも竿を出しましたが、良く釣れたので、房総半島全体で安定的に釣れていたのではないかと思われます。釣りの状況としては、ピンギスの中に突然大型の個体が回遊で回ってくるのか、良型のシロギスがパラパラと釣れることもあり、ハイシーズンの時とは少し違う楽しさがありました。水温についても12月で20度前後、朝晩寒い時期ですが、まだ浅場でもシロギス釣りを楽しめると思います。

~プライムキャスターについて~

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マイルドな調子で誰でも扱いやすいプライムキャスター。今年発売したモデルは落ち着いたシルバー塗装の外観を継承しつつも、日差しを受けて反射したときにピンクのラメが輝き、これまでにないアクセントとなっています。

全番手マイルドな仕上がりとなっているものの、27号以下の番手は先調子気味に調整。ロッドをサビいた時に地形の状態や小さな魚の魚信も手元に伝わるように仕上がっています。

30号は胴に掛かる調子に設定し、タメが効きやすくコントロール性も高く扱いやすいロッドです。

ガイドもバットはスーパーオーシャンガイドの逆付け。他のガイドはステンレスフレームではなく、軽量なチタンフレームKWガイドを採用しています。ロッドグリップも一体式センサータッチグリップにバージョンアップされています。これは以前にもお伝えしたかもしれませんね。

自分がお気に入りで愛用しているのが27-385。主に近距離の魚を釣るときに重宝しています。取り回しのよい3m85cmという長さは操作性が良く手返しよく釣りが出来ます。投擲時の振り抜き感もよく、長時間投げていても疲れにくいところが気に入っています。しかし、長尺の仕掛け(10本バリ等)は扱い辛いのでは?と思われる方もいるかと思いますが、仕掛け端末のポジションさえ気を使えば、それほど扱い辛くはありません。また、エントリー、ミドルクラスとは思えない高感度は手前の小さな変化を捉えるのに大きな武器となっています。

~21サーフベーシア45について~

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ブラック&ゴールドでめちゃくちゃカッコいい21サーフベーシア45。デジギアIIからタフデジギアに進化し、従来のギアより大型化したことでよりスムーズな巻き取りが可能になりました。

ローターはZAIONを採用。ボディもエアメタルからZAIONとなりボディサイズもコンパクトになりました。

標準装備の2度スプールはトラブルレスで実釣向きであり、ハンドル1回転の巻き取り量も6度スプールより多くなるため手返しも上がります。

またラインローラーのメンテナンスを行いたい方は、マグシールドベアリングを搭載していないサーフベーシア45が扱い易いと思います。反対に21サーフベーシア4519トーナメントと同様にジルコニアラインローラー+マグシールドベアリングにカスタマイズできるサービスもあり、用途に合わせて選択可能です。今シーズンは21サーフベーシア45をメインに使用しており、使用感は19トーナメントと全く遜色が無いため、とても気に入っています。

~最後に~

ここ数年の状況を鑑みても、年明けの厳寒期からでも恐らくシロギスは釣れると思います。3月4月くらいに一度、低調気味となり5月の連休からシーズンが到来。以降は、本格的にシロギス釣りが楽しめると思います。

今年はオリンピックや新型コロナウィルスの影響で、なかなか釣りに出掛けられなかった方も多かったのではないかと思います。

来年は落ち着いて、普段通り釣りが楽しめる環境に戻ることを切に願います。

 文・写真/石亀明夫 いしかめあきお 1953年生まれ 千葉県在住

 DAIWAフィールドテスター 日本サーフキャスティング連盟所属マスターズサーフ会長

投げ釣りを始めたのが12歳なので、気がつけば、もう55年も投げ釣り人生を送っていることになります。特にダイワのスーパーバトルカップが始まった2004年からは、1月の初釣りから始まりクラブの例会と所属連盟の大会そして本命ダイワの予選大会、ブロック大会、全国決勝大会の手伝いと1年がキス釣り中心に回っていました。

そんな平和な日常を壊す春先からの新型コロナ騒動!大会は全て中止となり、釣り場のある地元の方への配慮から海に行く事もままならず、釣りに行かれない、行ってはいけないという雰囲気を味わう経験をするとは夢にも思いませんでした。

何しろ、投げ釣りは季節も選ばず、砂浜なら場所取りに神経を使わず、好きな時に自由に釣場を選ぶ事が出来る束縛されない釣り。思いついたら、いつでも竿とクーラーを担いで出掛けられるのが魅力です。

因みに海から遠い我が家ではすぐに出掛けられるように餌である石ゴカイ(ジャリメ)を飼育しています。餌を購入する手間を省き、余った餌の再利用と好みの状態の餌を使える為です。加えて昨今はコロナの影響で中国からのエサの入荷が少なくなり、関東ではジャリメ不足が度々起きて、入手困難な状況もあり、益々重宝しています。飼育担当は家内です。ジャリメは砂利床の干潟を作ってやり海水で排泄物を流して洗ってやるのがコツです。

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海水のくみ取りは塩分の薄い川の河口は避けます。東京湾の場合、富津岬以北の湾奥は塩分濃度が薄いので使用しません。真水の流入しない岩場の綺麗な海水がジャリメ飼育には適しています。

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さて、今年のキス釣り事情ですが、房総の釣場近くでは、ほとんどコロナの感染者がいない事もあり、都会からのウイルス持ち込みを拒絶する為、4月には駐車場や堤防が閉鎖され、場所によっては、バリケードが設置され、パトカーがパトロールするなど、6月までは釣りが出来ない状態でした。その後、殆どの駐車場は解禁となりましたが、いまだ閉鎖されたままの堤防もあります。

7月に入りコロナも落ち着きを見せて仕掛け作りにも飽きてきて、ボツボツ釣りに出掛ける人も出てきましたが、梅雨がいつまでも明けず雨と低気温で良い情報はないまま、記録的な猛暑の8月になりました。なかなか良い釣りに巡り会えなかった釣り人が多い中、8月中旬から9月半ばまでは外房の鴨川だけが大爆釣。連日、大勢の人が押しかけ大フィーバーとなりました。

残念ながら、鴨川の恩恵を受けられなかった私は房総半島南端に位置するキス釣りのメッカ、平砂浦に出掛けてみました。房総に通っているキスマニアなら知っている事だけど、ここはキスの機嫌不機嫌が甚だしいところ。昨日まで釣れたという情報で勇んで行くと全く釣れなかったり、午前中、大した釣果もなく諦めて他所に移動すると、午後から爆釣だったり、広い砂浜、右へ行ったら大失敗、左に行った人は良型の入れ食いで満面の笑みで戻ってきたりと本当に難しい釣場です。

しかし、ここのキスは外海で育っているせいで体幹が強いので、アタリが強烈なこともあり、平砂浦の良型の入れ食いを味わうと、夢よもう一度と通ってしまうのです。

さて、砂浜に降りて釣り始めたものの、フグの猛攻に降参はいつものこと。海は穏やかで、どうみてもポイントは3色以内。ドンドン右に右にとキスの居場所を探します。

そして、やっとキスの居場所発見です。平砂浦特有の強烈な引き込みで上がってきました。

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その後、上げ潮に乗ってキスの群れが入ってきました。

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ぞろぞろって上がってくるのは最高の気分です。

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そして、最後は1色以内、短時間で良型中心に楽しめました。

この日のロッドはトーナメントプロキャスターAGS30-385です。

近場の釣りには軽くて使い易いので最高です。感度も抜群で、万が一の遠投にも適応出来るしね。

フグのメッカの平砂浦。仕掛けは沢山用意します。チビギスは釣りたくないので、ハリはD-MAXシロギスT1-6号、波返しの仕掛け絡み防止にモトスはBASS-Xフロロ14lb(3.5号)、ハリスはBASS-Xフロロ3lb(0.8号)にして、数釣り対策をしています。

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かつてキス釣りの季節は11月一杯までと言われていましたが、最近は海水温上昇のお陰で12月まではサーフから釣りが出来るようになりましたし、1月半ばまでは日並みさえ良ければ大釣りが出来るように自然環境が変化してきています。しかし、キス釣りはなんといっても秋!初心者でも堤防からではなく、サーフから数釣りが出来るチャンスです。 遠投しなくともチョイ投げで数釣りが楽しめますから。

まだまだ、コロナ禍でどこに行くにも少々気を使う事が多い昨今ですが、大海原に立って竿を振る分にはマスクもいらず、「キスは足で釣れ」を実践すれば、日頃の運動不足も解消出来ると言うもの。

是非、日頃の鬱憤を晴らして爽快な投げ釣りを楽しんで欲しいものです。

最後に、釣場でコンビニ等に立ち寄る時は、マスクをして、地元に気を使って下さいね。

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