文・写真/吉野 海洋 よしの かいよう 1991年生まれ DAIWAフィールドモニター

JSCF、NSCF所属。石川鱚酔会会員。


投げ釣りをやっている方であれば誰もが一度は思うだろう。

遠くへ投げたい、もう少し距離を伸ばしたいという気持ち。

僕も少年(14歳)の時から投げ釣りを始め、若い時は釣る楽しさより投げる快感を覚え、35号より上の竿ばかり振っていたのを思い出す。それから、ずっと、そして今も遠投というテーマの虜になっている。

 

 

遠投をよりストイックに追いかけるようになったきっかけは、スポーツキャスティングという競技に出会ったこと。当時は少年の野心とガムシャラパワーだけで投げていたが、もちろん良い成績がでることはなかった。そう、、、スポーツキャスティングはそう簡単なものではないと競技を通してしみじみと分かってきたのであった。性格が関係しているのか、不思議と負ければ負けるほどよりスポーツキャスティングを好きになり、一時期は海に出かけても釣りをすることもなく朝から晩まで一日数十投も投げては巻いて、投擲に冒頭していた。

 

先輩に誘われて初めてスポーツキャスティング大会に出場した際、自信はあったものの、3回ファールして、失格。これが僕のスポーツキャスティングの始まりだった。

その後違う予選会で優勝し、念願のトップキャスターズトーナメントへ参加する資格が与えられた。初めてのトップキャスターズトーナメントの結果は三位入賞だったが、素直に喜ぶことは出来なかった。様々な種目を間近で見て思ったことは、ただ身体が大きい、パワーがあるというだけでは勝てないということだった。

 

体幹、パワー、技術、道具が全て揃わなければチャンピオンにはなれない。

 

その後、とりあえず自分を追い詰めて、筋トレ、柔軟体操、そして体力を一年間のテーマにして、頑張った。その甲斐もあり、次の年に第5種目のチャンピオンになることができた。

この優勝をきっかけにキャスティング競技で自信が持てたとともに、そこまでのトレーニングで身に着いた技術がキス釣りトーナメントでも大活躍することになる。キス釣りトーナメントの全国大会で狭い範囲を狙うフルキャストを要求される場面で、多くの選手が苦戦する中、自信をもって正確なキャストと大遠投を決め、釣りの競技でも日本一のタイトルを獲得することができた。スポーツキャスティングをやっていなければ、このように優勝する事は出来なかったと思っている。

今もきつい筋トレをし、体力をつける日々が続くが、これも秋のトップキャスターズトーナメントの一瞬のため。

これまで、第5種目で2回優勝、第4種目に転向して優勝し、第6種目では一回敗北を味わってからの優勝を味わったが、当然ここまでの道のりは長いものだった。ボクシングと一緒で、階級が上がれば、今までよりも練習の量が必要になるし、ヘビー級の対戦相手に勝るには体力も必要になる。さらに、プレッシャーに負けない強い度胸が必要になる。勝ったら勝ったで、追われる恐怖にも襲われることになる。

でもこれらの悩みを乗り越えるのに頼りになるのは、練習だけである。

 

昨年世界戦でベルギーに行けたことは、本当にいい経験となった。世界にはまだまだ強い選手がぞろぞろいる。いつかは表彰台の真ん中で日の丸に身を包むために頑張ってみたいと強く思った。

ベルギー世界戦での様子

 

 

僕のキャスティングを支えているのは何といってもサンダウナーシリーズ

今ではサンダウナーシリーズがなければ僕のキャスティングが成り立たないと言っても過言ではない。

サンダウナーを例えるならば、花の慶次に登場する馬(松風)と僕は勝手に思っている。

なかなか言うことを聞かないが、その代わりに征服した瞬間は素晴らしい武器になる。

そう、まさにキャスティングに必要なのはこういうロッド。

そこそこ距離が出る竿では入賞することができたとしても自分の究極の飛距離は出せない。

 

自分が出せる究極の飛距離。

 

僕がサンダウナーを使う理由は正にここにある。自分の究極の飛距離を引き出せるロッドだからこそ信頼して使い、だからこそ勝てる。

それとサンダウナーシリーズには選択肢が多いのも好きな理由の一つ。向かい風には少し短めの硬いロッドを選択したり、追い風の際には少し長めの曲がるロッドを選んだりと細かい号数設定があるから選択がしやすいのも良い。

竿選びは体力との相談、とよく言われるが、スポーツキャスティングでは竿に慣れるのも凄く大事。竿の特性に合わせた投擲が効く側面も多くある。

因みに僕の使用しているサンダウナーシリーズは

第5種目 サンダウナーコンペティション43-415

     サンダウナーコンペティションプロトギア45-390

第4種目 プロトギア37-400

第6種目 プロトギア45-390

 

一センチでも遠くへ投げることができた者がチャンピオンになる。

言い訳のできないスポーツキャスティング競技。努力して努力して結果がでた瞬間は何とも言えない嬉しさと、次の競技へのやる気が湧いてくる。競技人口はどんどん高齢化し、減っていくばかりなのがつらいのだが、この雰囲気に負けず、是非若い投げ釣り師の方々にも興味を持ってもらい参加して欲しい。そして、もっとキャスティングの楽しさに触れて欲しいと思う。

 

今年の11月のトップキャスターズトーナメントも徐々に近づいてくる。今年もチャンピオンの意地をみせて、最高の相棒(サンダウナー)とともに連覇を目指そうと思い、日々やるべきことを続けていこうと思う。

 

 

吉野海洋ダイワモニターの投擲動画をごらんになりたい方はこちらへ

http://daiwa.globeride.jp/column/toukon/Casting_Yoshino_20190614.mov

 

サンダウナーシリーズの詳細情報は下記よりご覧ください。

サンダウナーコンペティションはこちら

http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/nage_rd/sundowner/index.html

サンダウナーコンペティションプロトギアはこちら

http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/nage_rd/sundowner_cp_pg/index.html

 

 

文・写真/渡部裕司 1963年愛媛県松山市生まれ DAIWAフィールドテスター 

全日本サーフキャスティング連盟愛媛協会松山キャスターズ会長

 

今回は今年度の新製品ウインドサーフTについて、開発過程でのエピソードや実際に釣行してみての感覚や性能などご紹介いたします。

まずは、昨年の夏ごろだったと思いますが、ロッド担当者から連絡があり

「来年度の新商品「ウインドサーフT」で行こうと思います。」

「ウ・ウ・ウ・ウインドサーフ・・・」

って聞きなおしたのを鮮明に覚えています。振り出し竿では、その時はトーナメントサーフシリーズ、スカイサーフ、ランドサーフ、ロングサーフなどが代表的なシリーズでしたので、直ぐに

「リールにはある名前ですがどのクラスになるのですか?」

担当者は、「スカイサーフTとランドサーフTの間になると思います。」

・・・「え!!兄弟が増えるのですか?」

こんな会話でスタートしたのを昨日のようにハッキリと覚えています。当然ですが、そんな会話の中で次に出てくる言葉は、価格は?ガイドは?色は?こんな感じでした。価格は定価で3万円台とお聞きしましたので、このクラスになるとバットがふにゃふにゃと柔らかいイメージをもっていたので、できるだけバットをしっかりと張りのある先調子が良いとお伝えしました。

次のプロトが出来、テストに行った際、少し調子の違う3本30号を使用して実釣でテストしたのですが、第1投目を投げてみて、驚いたことがありました。まずはスクリューシートの威力、そして、ガイドセッティング。

 

「5点Kガイドでこんなに張りのある竿が作れるんですね!」っと驚きを伝えました。

また、私のホームグランドは瀬戸内海ですので、潮の流れが速く流された仕掛けを潮上に巻き上げるだけでもかなりパワーがいるのですが、実釣時にたまたま47㎝のクロダイが流された仕掛けに食いつきオマケに道糸に流れてきた藻が付いた中スイスイ魚が上がってきたのには、本当に驚きました。穂先は少し柔らかくアタリも鮮明にでる、今までの振り出し竿にない先調子の出来上がりにいろんな号数を早く試してみたいなと強烈に思いましたし、出来上がるまでワクワクしていました。

程なくして、次に動画撮影用の竿が送られてきて、竿袋少し開け見てみると????何で青竿(スカイサーフT)送ってくるんや?そうか?青竿と比べて調子を確認するのかな?っと思っていました。次の日に庭で竿袋から出してビックリ!!

ウインドサーフTって

「あ・あ・あああ青色なんや!」

はじめて見られた人も私と同じ感覚だったとおもいます。色については情報をもらっていなかったので、正直びっくりしました。個人的には「青」は好きなので私的にはOKでしたし、元竿にはカラークロスやホワイトのワンポイントなどこだわりが詰まっているというのが第一印象でした。皆様はいかがですか?

さて、新製品ウインドサーフを携えての動画の撮影に臨んだのは10月。私のホームグランドの中島で10月の初旬にカレイを釣るのは、なかなか難しい。本来のシーズンは11月中旬から12月末ですから。反対にシロギスは何処でも釣れるシーズンなので、問題ないと思っていました。しかも、1日半という短い時間での撮影。竿が主役ですから夜釣りもNG、カレイがダメでもマダイ、クロダイ、でもと逃げ道を考えるのですが、早場のカレイ釣り場はどの魚種も少なく、「神様!仏様!カレイ様!」そんな釣行でしたが、諦めかけた最後の最後にマコガレイが釣れました。撮影そっちのけで喜んでいる姿が写っていて正直恥ずかしい気持ちです。

 

ビデオも含む商品ページはこちら

http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/nage_rd/wind_surf_t/index.html

 

本題の竿の調子ですが、テスト時のプロトに色が塗られてくるので、少し調子が変わるかなと思っていましたが、どちらかと言うと良い仕上がりになっていてホッとしました。撮影当日は、30号と27号の2種類を使用しました。私の場合振り出し竿では、竿の号数30号でしたらオモリは27号、竿27号でしたらオモリ25号を使うことが多いのですが、当日は27号の竿を使い、主にオモリ27号、更に風が強くなったときは、オモリ30号を使っていました。振り出し竿は、オモリが重すぎると指先の負担が大きく竿の振り抜きも悪くなりますが、バットを張らしたことでしっかりと振り切れる振りやすい仕上がりでした。更に竿25号でキスの引き釣りをした映像でも感度のよさが写っていたと思いますが、感度も良く冬場のカワハギ釣りにもおもしろそうだと思いました。

改めてこのウインドサーフTの特徴ですが、ブランクスはHVFナノプラスを採用、ネジレ防止の最適構造X45HVFを搭載することでこだわりのバットの張りを実現しました。更に遊動Kガイドで糸がらみを防止し、V-ジョイントファインピッチガイドロックでスムーズな曲がりと持ち前の素材のパワーを引き出してくれています。

他にもリトルセンタータッチグリップ、合わせマーク、更にトーナメントシリーズにしか搭載していなかったスクリューシートで本格振り出しロッドの仲間入り。動画で何度も言っていますが、このリーズナブルな価格でダイワのテクノロジーが満載されており、私が言うのもなんですが本当によく出来た竿になったなと強く思います。2月の大阪フィッシングショーでは、お客様の反応も良く、価格と手に持った感じに驚くお客さまも多かったと思います。

3月にはカワハギ釣りに25号を使用し手持ち竿で1日やってみました。

愛媛県の南予(宇和海)のカワハギ釣りは、真珠の生簀や、養殖マダイなどの生簀際を狙ったり、ロープも点在するところでの釣行が多く、水深がある深いポイントが多いことから、オモリは大きく早く沈めたいし、アタリは小さく、アワセは大きくしないと針掛かりしにくいのですが、バットの張りでしっかりアワせることができます。更にカワハギが掛かった状態でスムーズに駆け上がりもクリアし25㎝級がダブルでも楽々寄せて浮き上がらせることが出来ました。

 

これから、夏の夜釣りシーズンになりますが、ライトな25号、27号で夜ギスやクロダイ、30号、33号では夜釣りでのマダイ、コロダイ、タマメなどの大物釣りにも使えるオールマイティーなロッドだと思いますので、皆様のフィールドや狙うターゲット、体力に合わせてお使いいただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

更なる商品の詳細情報は下記リンクから、商品ページでご確認ください。

http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/nage_rd/wind_surf_t/index.html

多彩な釣りが楽しめるキャスティズム
 
キャスティズムでは投げ釣りのみならずいろいろな釣りが楽しめます。
投げ釣り師がこのキャスティズムを手にすると、投げ釣りタックルを起源に持つそのタックルが本領を発揮。
この遠投性を活かし、キャスティズムでは様々な釣りを提案しています。
 
キャスティズムを使った新しい釣りの提案としてはキャスティングタイラバ
船からのタイラバから派生して、ショアからのキャスティングでもタイラバが楽しめます。
さらに、投げの世界から生まれたキャスティズムタックルを使えば、そのずば抜けた遠投性でより広範囲を探ることが出来、魚に出会う確率もより大きくなります。
 
 
投げ竿譲りのアクションを持つキャスティズム、例えば並継の20号-385を使って、60グラムの紅牙キャスラバーフリーをセットすれば、ルアーロッドではなかなか届かない距離へタイラバを投げ入れることができます。
ロッドの情報詳細はこちらへ
 
紅牙キャスラバーには多彩なアクセサリーが充実。SSサイズから3Lまで多様なフックサイズから選べるのみならず、すでにフックがセットされ簡単に取替えできる替えフック。そしてネクタイと呼ばれるヒラヒラなど。
状況をあれこれ考えながら変えていけるのもタイラバの楽しみ。
キャスラバーの詳細はこちらへ
 
まだまだ、開拓の余地がある釣りですが、われらが村越テスターもキャスティングタイラバには大きな可能性を見出していらっしゃいます。
 
そのほか、定番ともいえるぶっこみ釣り
磯場や波止等、多様な場所で手軽に始められ、対象魚も底付近に生息する様々な魚を狙うことが出来ます。カレイや根魚等、食べておいしい魚が挙がってくれば当然試す価値有りですよね。
ここでも、キャスティズムタックルは本領発揮。QDを搭載した新キャスティズムリールなら、アタリ待ちのドラグを緩めた状態からアワセのためにドラグを締めるのは一瞬。
特に、磯場でアタリが出たときには、魚を海底から一気に引き離す必要があります。クイックレスポンスが可能になるQDならここに不安はありません。
 
多彩なキャスティズム。
その一部をご紹介いたしました。キスの投げ釣りに集中、もいいですが、キャスティズムをきっかけにマルチスタイルな投げ釣りにチャレンジしてはいかがでしょうか?
 
その他の釣りスタイル含めた詳細はこちらから⇒ www.castizm.com
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