文・写真/小池勝 こいけまさる 1945年広島市生まれ DAIWAフィールドテスター 
全日本サーフキャスティング連盟 島根協会 G・A・Cサーフ会員
 
 
 
もう10数年前から、あちらこちらの投げ釣り教室に仲間を誘って講師役を買って出ている。
 
 
 
 
 
 
ある投げ釣り教室に参加いただいた親子から、
「小池さんが出演していたテレビ番組でカレイを釣った場所へ行き、生まれて初めてカレイを釣りあげることができました!小池さんのおかげです」と嬉しい報告を受けた。
 
そのテレビ番組では、私と同じクラブの少女会員(D.Y.F.C.にも参加)に
「初カレイを釣らせる」という企画で、見事人生初カレイを釣り上げる手ほどきをした内容。
 
ちょうど今年の夏、そのテレビ番組のディレクターから、
「夏休みの子どもたちにシロギスの連掛けの手ほどきをする番組をお願いします」とのオファーがあったので、
中学3年男子の「かんたくん」と、クラブ会員の中学2年女子の「ひなちゃん」を誘うことに。
 
 
 
 
夏休み中盤、暑い島根県江津市浅利尾浜海岸へと収録に出かけた。
(島根県江津市浅利海岸遠望)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回の生徒役は、
・かんたくん
・かんたくんのお母さん
・ひなちゃん
・ひなちゃんの弟で小学3年生はるくん
以上の4人。
 
いくらなんでも講師役は私一人では対応しきれないため、
島根県江津市在住のとのあるキャスター親子さんにお手伝いをいただいた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、まずはタックルセッティングからご紹介!
 
中学生ともなると、充分キャストも決まるタックルセッティングで投げ釣りを愉しんでもらおう。
さすがに女性陣には25mmストロークの軽量タイプのリールを準備かな。
んー、小3のはるくんのタックルはちょっと悩む。おっ、ありましたよ、軽量お手軽リバティクラブサーフT!
こんな感じで選びました。
今回のタックルチョイスは、是非ファミリーの皆様にも役立つかと思ったので参考までに。
 
 
■かんたくん
キャスティズム25―385 + トーナメントサーフ35
■かんたくんのお母さん
キャスティズム23―385 + パワーサーフSSQD
■ひなちゃん
キャスティズム20―385 + キャスティズム25QD
■はるくん
リバティクラブサーフT15-300 + パワーサーフSSQD
(当日使用した、生徒さんたちのタックルと、講師役のタックル)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
で、ここまでは順調!
 
実は、準備段階で悩んだのがライン…。
ほぼほぼ初心者の生徒さんたち、PEラインは扱えるか?
サーフキャスターちから糸付き4色ラインRの方がいいか…と。しかし、それは全くの杞憂に終わった。
 
 
 
 
 
 
UVFサーフセンサーNEO+Siは、シャキッとした使用感でノントラブルで強度面も信頼度バッチリ!
そうそう、もう一つの名脇役を忘れてはいけない!定番のフロートシンカーシリーズ!
小3のはるくんにはフロートシンカーGの12号を、他の3人にはフロートシンカーWの20号をセット。
 
このUVFサーフセンサーNEO+Siと、フロートシンカーの強力タッグで、シロギス引き釣り初心者の4人は思いっきりキスのアタリを楽しんでいたようだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかしながら収録ロケ当日は、海水の表面温度が以上に高かったことが原因なのか?それとも盛期のシロギスと落ちギスの端境期なのか?
アタリは立て続けにあるのに、なかなかハリにのってはくれなかった。
 
それでも子どもたちは、竿先を送り込んだり、竿を立ててアタリをきいたり、
場合によっては即合わせなどいろいろとアドバイスを聞きながら、それぞれがシロギスを釣り上げていた。
 
手に「ブルブルっ」とくる感触がよほど楽しかったのか、当初の予定時間を1時間以上オーバーしても、熱心に引き釣りをしていた。
強い日差しに、みんな顔を真赤にしながらも、釣りの収録を終えました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「いろいろ教えていただいたシロギス釣り、すごい楽しかったです!」
「また教えてもらったことを実践していきたいです」と嬉しい感想を述べてくれた。
 
これまで置き竿でのカレイ釣りなど経験はあったようだったが、手持ちでの引き釣りの面白さ、連掛けの醍醐味など充分愉しめたようでこちらも大満足となった。
 
小さな小さな投魂ですが、これからしっかりと投魂の花を咲かせてくれることでしょう。
 
真っ青な水平線に向かって遠投!
本当に投げ釣りっていいですね!!!
文・写真/松尾幸浩 まつおゆきひろ 1954年兵庫県三木市生まれ DAIWAフィールドテスター
全日本サーフ兵庫協会 関西ベイキャスターズクラブ会長
 
 
 
さぁ、爆釣が楽しめる「秋ギス」のシーズン到来です。
落ちに入る前の秋ギスは食欲も旺盛で、近場で群れを作る習性があるため、その寄り場を見つけると、バコバコ状態の満艦飾になります。一年を通してのキスシーズンの中でも数釣りの「壁」と言われる「三桁」が達成出来る最高の時期と言えます。
昨シーズンは淡路島でもキスの群れが居つき、毎回三桁以上の釣果があって、最高は240匹も釣れました。
そこで、今年の秋ギスはどうだろう?と、わくわくしています。
 
 
 
 
ただし。皆さんも体験したかと思いますが、想像を絶した大型台風の威力。
私のホームグランドである淡路島や東播方面でも、多発した台風の影響をモロに受けてしまいました。砂浜の形状が変わり、また護岸でも大波が打ち寄せて崩れたりと、シロギスが寄るポイントにも大きな影響が。。。
 
例年なら、実績のある好ポイントへキャストすると、直ぐにブルン、ブルルンと心地よいアタリが連発するのですが、大波で砂底が変わるとポイントも変わってしまい、また一から捜すとなると大変…。
 
 
さて、そんな状況でも「秋ギス」シーズンですから!皆さん根気良く探っていきましょう。
と、ただ闇雲に探るのは、ちょっと勿体ないですよね。確実に「情報が集められるタックル」が、こういう時に重宝するんです。
 
それが、感度の良いAGS搭載ロッドと、回転が滑らかでスムーズなリーリングが出来るリール。
 
私もキストーナメントに参戦していますが、これがあるからこそやりきる!そんな自信に繋がるタックルを紹介。
 
■ロッド編
ロッドは「スカイキャスターAGS」。メインで30号-425を使用しています。
 
今年の新製品だから!という理由で使っているのではありません。このシリーズを愛用している理由は、何といっても「曲げやすくて操作がしやすい」ことに尽きます。
 
冒頭にも記載しましたが、秋ギス狙いで行く私のよく行く関西地方ではシロギスの魚影が濃く、この時期の釣行時の目標は三桁!!
そのためにも10本~15本の多点仕掛けを多用します。このロング仕掛けを使う場合でも、絡み防止や掛かったシロギスを抜き上げる場合でも何かと便利。というかこの長さが必要になりますね。425のラインナップは重要です!
まぁ、結局は大きく曲げやすいのでスイングが楽しいことが重要だったりします。
 
従来のスカイキャスターと違いは?
・元竿節長設計:元々ハイテーパー仕様のスカイキャスターが更に進化したな、というのが第一印象
・HVFナノプラスを採用:コントロール性能が一段と良くなった
・AGS:これはキャスターの皆さんには、メリットしかないでしょうね。軽量!高感度!
 
特にAGSの採用は、予想していた反面、「高くなるだろうなー」とか、「トーナメントブランドのみの展開しか難しいだろう」といろいろ考えていましたが、そんな悩みも吹き飛びました。全て網羅されたスカイキャスターAGS。これ以上求める我々は、ある意味贅沢すぎるかもしれません。
 
出来るだけノートラブルで、リズム良くキャスト出来るタックルとは少ないもので。
集中力アップ!合わせて釣果もアップ!扱い易いロッドは確実に信頼出来る右腕となって活躍してくれます。
 
 
 
■リール編
合わせて使用するリールが「NEWトーナメントサーフ35」
私も遠投には兄貴分の45mmシリーズを使用しますから、必然的に中距離以下のエリア向けとして使い分けています。
 
私が感じたことは、
・まずは軽量!
・タックルバランスの良さ
・まだまだ続くスプール互換性
 
手に持って、先ず第一声が「軽い!」!自重僅か410g。ロッドに装着すると、タックルバランスが更に良いのがわかる。トーナメントサーフ45と比較しても、タックルバランスが良いけど?と担当者に確認したものの、どうやら秘密はスプールにもあるようで。。。その重要なスプールも、互換性が続いている点は高評価!
 
 
その他、印象的な部分をもう少しご紹介。
トーナメントサーフ35には、「2度テーパースプール」が標準装備されているのでトラブルも軽減されて心強い。大口径なので、巻きがスムーズなんですね。スプールの使い分けは、キスが群れるシモリ回り等の根の荒いポイントではPE1.5号や2号の太いラインを使用といったところです。
 
そうそう、防水・耐久テクノロジー「マグシールド」はもちろん、ラインローラー部の「マグシールドボールベアリング」まで搭載と、抜かりなく徹底したトーナメント仕様だな、といった印象です。
SLP WORKSで実施している「サーフ35/45マグシールドボールベアリングカスタム」でのお値段を考えると、よく搭載できたな、と驚きでした。
 
飛距離についても、皆さん気になるところでしょう。「中距離から近距離で威力を発揮する。」とカタログに書いてありますが、なんのなんの、7色超えの遠投も十分射程距離です。波打ち際でバコバコでヒットするキスも突然ポイントが手前から沖へと移動することもあり、こんな時にもスプールを(極細ライン巻き)に替えて直ぐに対応出来るので安心です。
 
 
 
メインで紹介したタックルよりも、今回お伝えしたいのがラインなどの小物類!
ここ、意外と知りたい情報だったりしますよね。秋ギスを「ストレスなく」楽しむための必須アイテム!
 
特にラインは重要です。
この春に発売となった「UVFサーフセンサーNEO+Si」。
コストパフォーマンスも良く、耐磨耗性向上がウリの新製品。
私なりの使い分けは下記のとおり。
・0.8号-200m:標準使用として
・0.3号-300m:ポイントが遠くて超遠投で攻める場合
・1.2号-200m:荒れた日や張り出した根が点在するシモリ回りを狙う場合
 
結構、はっきりした使い分けをしています。替スプールを持ち運ぶことを考えると、状況に合わせた対応力が必要ですからね。
 
 
ちから糸は摩擦抵抗減少でスムーズな糸スベリと信頼出来る強さの「サーフセンサーハイパーテーパーちから糸+Si」。0.6~6号、0.8~6号をメインラインの太さに合わせて使用しています。
 
シンカーは、投擲ポイントによって使い分けをしています。
・フロートシンカーW/G 25号~27号:150m以内やシモリ回りを狙う場合
・TGフロートシンカーG 30号:着水音が小さくしたい時や遠投で狙う場合
やはりフロートシンカーという点が、キーとなります。
フロートシンカーのメリットは
・浮き上がりやすい
・根掛かりが軽減
・サビキがマイルド
こういう使用感+素材の使い分けで、広範囲を探る「秋ギス」探査には欠かせないマストアイテム。
 
 
また、この「秋ギス」を攻略するためには、エサも重要なんです。
これからのシーズンは特効餌であるチロリの入荷が止まるため、基本はイシゴカイ。
秋ギスは食欲旺盛なのでハリ一杯の小エサでも十分釣れますからエサ代も安くて助かるものです。
 
仕掛けの工夫も少しアドバイス。
雨後等の濁りがある時には細い青イソメが抜群で、ハリのチモトには極小の発光玉を入れると効果が出たりします。せっかくの爆釣シーズン!一工夫が更なる引き出しに繋がる時期に試すべきものは試して結果を見出すのにも良い時期です。
 
 
 
 
今年はまだまだ水温も高くて、秋ギスも遅れる傾向かと考えていますが、さわやかな秋晴れの日に思う存分キャストして、夢の爆釣を期待して釣り場へ行きましょう!
最高のシロギス釣りを堪能する最高の季節!是非チャレンジして下さい、私も満喫できるようシロギス釣りを楽しみます。
 
追伸
若い頃はスポーツキャスティングで日本記録も達成しましたが、最近は還暦も過ぎ、歳と共にパワーも飛距離も落ちてきましたので、今年は奮起してスポーツジムに通って筋トレしパワーアップをもくろんでいます。まぁ、何処まで戻るか、筋肉モリモリのボディーに甦れ!
文・写真/吉野 海洋 よしの かいよう 1991年生まれ DAIWAフィールドモニター
JSCF、NSCF所属。石川鱚酔会会員。
 
 
 
SLP WORKSより発売となった「RCSサーフスプール 45COMPETITION」!
発売から約4ヶ月が経ち、購入いただいた周りの皆様からも嬉しい評価をいただいており、嬉しい限りです!「コンペティション」と聞けば、真っ先に思い浮かぶのが「サンダウナーコンペティション」シリーズですね。今回はそのコンペティションという名前を冠した「スポーツキャスティング」に特化したスプールのお話です。
 
 
 
■製品の特徴
①なんといっても抜群の飛距離!45mmストローク専用設計!
②トラブル撲滅!投擲時のライントラブルを軽減する新形状スプールエッジ
遠投に必要な巻糸量を誇るラインキャパ!ナイロン2号-280m仕様!
 
これだけで、競技者の皆様には魅力が伝わるのではないでしょうか!スポーツキャスティング専用のモノづくり、そう簡単には作ってくれません。そんなダイワのチャレンジ、試してみないわけにはいかないでしょう!!
投げた人にしか語れない【何か】がこのスプールには存在します。だから投げていて楽しい。そんなカスタムスプールです。
 
 
■製品開発秘話
1センチでも遠くへ飛ばした者だけが栄冠を手にできる。飛距離を競うスポーツとしては馴染みがあまりない方も多いかもしれません。
この競技においてリールに関しては「スプールが大事」といっても過言ではありません。投擲回数はたったの5投。こだわる方は、1投毎にスプールを替えて挑むほど、1投に掛ける思いは特別。この競技に参加される選手に贈る、絶対的な信頼のおけるモノつくりに全面的に携わらせていただけました。
 
 
この製品、企画当初から「何をすれば飛距離が伸びるのか?」といったところからスタート。製品という形になるまでは本当に大変でした。丸2年もの時間を費やしたのには、拘れば拘るほど成果の見える「結果」が出てきたから。ある程度の方向性を決めないと、無数に出来上がるサンプル。。。
 
 
 
 
妥協はしない!と決め込んで、1投1投実際に投げて飛距離測定を行いました。自分も新たに勉強になったことが沢山!
振り返ると、このスプールの試作テストに参加したのは極寒の真冬でした。担当者と寒さを忘れるまで兎に角投げ込みました。既存スプールの調査、エッジチューンといった改造スプールなど、試作スプールと同時にデータ収集を行いました。
 
 
 
実際に投げれば投げるほど答えや新たな発見、失敗やキャスト時のラインが擦れる音などに違いが出ます。結果的に悩みどころが増えすぎて困ったことも。そんな中でも、性能以上にキャストフィールに拘って仕上げたいという意見は最後まで曲げませんでした。強いブレない意思が必要だと気付かされた瞬間でもありました。
 
 
 
 
 
パッと見で確かめても分かり難いわずかな形状でも違いが表れ、時にはトラブルが多発します。5回しか投げられないキャスティングトーナメントではトラブルは禁物!トラブルレス&飛距離に重点を置き、新しく作られるテストサンプルを評価し続けました。
製品開発は、すぐに答えが帰ってこないので難しいです。むしろダメな結果が先に見えてくる。そこに拘って、開発・設計陣が考察し、検討し、改善していくことで、完成形に近づく。こうして多くの投擲テストとダイワの最新技術を盛り込んで誕生したのが「RCSサーフスプール 45COMPETITION」。当然、自信作。
 
 
 
また、SLP WORKSでは、スプール天面部にレザー刻印キャンペーン(有料)も実施されています。名前やクラブ名も入れることもできますので、合わせて応募してくださいね。
 
 
 
 
 
 
 
■最高の相棒と世界大会へ参戦!
今年の5月にベルギーで開催されたキャスティング世界大会にこの自信作を持ち込んだのは言うまでもありません。結果が求められるため緊張感が、吉と出るか凶と出るか。責任が重く圧し掛かる重厚を跳ね返す気持ちで望みました。
初めての世界戦に参戦し気付いたことは、ベイトリールを使う選手が圧倒的に多いこと。遠くへ飛ばす理屈はスピニングリールに比べて糸の抵抗が少なく、有利ということ。私は普段からスピニングリールを使う種目に出ているため、当然スピニングリールでチャレンジ!
 
 
 
テストの時からずっと投げていたからなのか?身体が慣れていたこともあり、自信を持ちながら安心して投擲を終えることができました。
 
 
 
大会は2日間行われ、その間一度もライントラブルを起こすことなく投げきることができました。当時の状況やコンディションも良く、運よく上位に入賞!
この結果から、海外選手の方々もスピニングリールの可能性を感じてくれたとともに、RCSサーフスプール 45COMPETITIONの実力にも驚きを見せてくれ、名実ともに実績の出た、本当に嬉しい大会となりました。
 
 
 
 
■2018年の抱負
今年の10月末に日本最高峰のキャスティングトーナメント、40thトップキャスターズが静岡県は天竜川特設会場で行われます。ベルギーで行われたキャスティング世界大会で獲た自信を最高の相棒とともに優勝を飾りたいと強く思い、今まさにトレーニングの真っ最中。新たな記録を打ち出すべく、期待していただきたいです。
 
 
 
 
■対応力のあるスプールってことで補足
最後に、少し矛盾しているかもしれませんが、実は投げ釣りのトーナメントでも導入しています。太いPEラインを使わざる得えないコンディションの時って、ありますよね?そんな悪条件でも飛距離が欲しい時に大活躍。ナイロン専用とはあるものの、対応力があるのも魅力の一つ。PE1.5-200mのラインキャパ。一つは忍ばせておくと心強いですよ。
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