文・写真/石亀明夫 いしかめ・あきお 1953年生まれ千葉県在住 DAIWAフィールドテスター 日本サーフキャスティング連盟所属マスターズサーフ会長

SBC投げの関東東海ブロックも終わり、夏休みが始まると私がホームグランドとしている房総の海は海水浴場に大変身。釣り場は遊泳禁止の数か所に限られます。そして、今年の房総は梅雨明けが遅かったせいか、例年に比べて良い情報が入ってきません。梅雨明けとともに例年並みの暑さになりましたが、海のなかはいつもと違うような・・・。

 

 

そんななか、キス釣り場としてはあまり知られていない茨城県の南部から良い知らせが入ってきました。昨年から夏場に朗報があがってくる鹿島灘の日川浜(ニッカワハマと読みます)です。ここは巨大工業地帯、鹿島港の南側で東京からは東関道の終点、潮来(いたこ)ICから20分ほどとアクセスも良いんです。

 

朝食を済ませて海岸に出てみると天気予報の波高1.5mとは裏腹に2~3mはあろうかと思う荒れ気味。でもせっかく来たのでちょこっと竿を出してダメなら諦めようって気分で釣り開始です。1投目、5色付近に投入、しばらくするとビリビリっというキスのアタリです。そう、本日のタックルはカーボンガイド、トーナメントキャスターAGSなのでした。

 

今まではブルブルッだったのがAGSになるとビリビリっていう表現がピッタリになります。大げさではなく、本当にアタリの感触が違うのです。未体験の方は是非、この感触を味わって頂きたいもの・・・で、ボウズをのがれで気分が落ち着いたので、今度は連掛け狙いへ。キスは3色あたりにいて毎回ビリビリ! でも、どう頑張っても1点ずつしか釣れない。そこで、今度はオモリをトップガンからフロートシンカーに変更しました。

 

 
外海、しかも荒れていて、潮の流れが速い鹿島灘です。トップガンでの、かけ上がりの待ち釣りは効率が悪いとふみました。

流し釣りをする為に、フロートシンカーの号数を30~25号と次第に落してきて試しに20号にしてみたら、これが大正解。上手く潮の流れに乗り、キスを誘ったようで、流されて止まったところで、回収する作戦が功をそうしたか4点、5点掛けが連発しました。

 

同行者がムクオモリで釣っていたので今日の当たりオモリであるフロートシンカー20号をプレゼントして釣ってもらったところ、いきなり5点掛け。そのあと快調にペースが上がったところを見てフロートシンカーの優秀性を改めて認識した一日でした。

 

 
 

加えて、仕掛けを安定させるためにガン玉を2個打ったのも、良かったのかもしれません。

 

 

さて、この日は近場で釣れていたので、遠投用の道糸から太目の糸にスプール交換。このスプールをつけていたSS45は25年くらい前の製品のスプールです。そんな前に発売したスプールが最近のトーナメントサーフ45にも搭載できるのは本当にありがたいこと。投げ釣り師にとってスプールは財産ですから。

もし、新製品が発売されて、このスプールが使えなくなったとしたら・・・ず~っと使い続けられるのが45リール、ダイワ製品の信頼でしょうね。

 

ところで、この茨城県南部方面は昔から夏場はキスが釣れましたが、大釣りはあまり聞いたことがありませんでした。それが地球温暖化の影響か、5年程前から大釣りがあるようになり、昨年は大会でも束釣りが出るほどキスの数が盛んな場所に変身。因みにこの日の釣果は6時~11時で20cmを頭に63尾、同行者が47尾。外海独特の鋭いアタリを堪能出来ました。

 

■この日のタックル

トーナメントキャスターAGS30号

トーナメントサーフ45

道糸サーフセンサー+ SI 0.8号

 

文・写真・/中本嗣通 なかもとつぐみち 1958年大阪府生まれ DAIWAフィールドテスター 投げ釣り倶楽部大阪会長

 

 灼熱の太陽の下で紺碧の海面がキラキラと美しく輝き、渚では可愛い水着の子供や若者たちが波と戯れて歓声を上げる水辺の季節。そして、極限までキンキンに冷えきった生ビールと枝豆に思わず「美味い!!」と唸ってしまう季節でもある”夏”がやってきました。

 

 一年を通じて最も「海」がフィットする季節に似合うBGMといえば、決して今風のムスメさんが歌う旋律ではおまへん。

 

 高度成長期の昭和30年代に生まれた僕ら骨太なオッサン世代が選出する夏の定番BGMといえば「きらめく真夏の陽差し、エメラルド色に輝くオーシャン、浜辺で寝そべるグラマーな美女…」をイマジンさせるJポップ・シンガーの石川優子サンが1981年にスマッシュヒットさせた『シンデレラ・サマー』にとどめを刺しまっせ(アレレッ 昨年と同じような書き出しですが…)

 

 

 そんなトロピカル・ドリーミングな懐かしの曲を車内のオーディオで鳴り響かせながら、今年の夏も思いっきり投げ釣りで遊ぶために海岸線をめざしてドライブしまひょか。

 まずは、日中より幾分か涼しくなってターゲットの活性が上がる早朝や夕マズメの時合を狙い、ライトな軟調の投げロッドで「チョイ投げ」というお手軽スタイルがオモシロおます。

もちろん、美しい真砂のサーフから極細PE+硬調ロッドで超遠投を敢行して遥か沖に存在するポイントを攻略したり、はたまたターゲットを大物に絞って数本の置き竿で本格的な“夜投げ”に挑戦するストロングスタイルもヨロシです。

 

 いずれにしても、真夏の海岸線は投げ釣りを存分に楽しむための好ステージに間違いありません。「思い立ったら吉日」ってなメッチャ手前勝手な格言もあることですし、不意に夏魚からのアクセスと抵抗が恋しくなってきたら車のトランクルームに投げタックル一式をヒョイと積み込んで、潮風薫る思いの釣り場へひとっ走りされてみては如何なモンでっかな。

 

 

 さて、そんな投げ釣りの楽しみを倍増させるために欠かせないのが、使用するタックルの選択でんな。なかでもオッサンがイチ押しするのが2014年春に発表した NEW投げタックル。

 

今回はチョイ投げから大物狙いの磯投げまでを幅広くカバーし、釣り場の移動やセッティング時の携行性&機動性に優れることで僕自身が主戦力として愛用している振出タイプのNEW「トーナメント サーフ T」を敢えて紹介させてもらいまひょかな。

 

 赤いメタリックカラーが衝撃的だった1993年デビューの初代から数えて三代目となる今回の進化したNEW赤サーフの特長といえば、まずは軽量さに加えてスイング時に生み出される俊敏なレスポンスによって得られる“振り抜け”のよさ。これは、新たにブランクスのネジレを防いで素直な反発パワーを生み出すため複合カーボンテープによるバイアスクロスⅩ45構造を採用したことに加え、継ぎ目で起きるパワーのロスを軽減させるⅤジョイントが作り出す相乗効果に他なりまへん。

 

 その証拠に、実釣では軽いスイングからフルスイングにいたるまでラインのリリース直後に跳ね返る穂先がイチ早く前方へ飛び出し、トップスピードの初速で射出されるオモリの動きが実感できます。また、その反発パワーは大物をハリに掛けたときにも大活躍。強烈かつ激アツな抵抗もロッドのパワーで吸収することでいなし、強引な巻き寄せが必要なケースにも無理&無駄のない取り込みをプロデュースしてくれまっせ。

 

 

 そして、ダイヤル締め込んでいくことでリールをがっちりとホールドし、渾身のフルキャストやヘビー級の大物を取り込む際にはアドバンテージを発揮するスクリュー式のバーミングシートを採用。握り込んだときのフィット感とグリップ性能を高める背面が膨らんだハンプデザインと相まって、遠投&操作性を力強くサポートしてくれる実戦仕様の新機構が頼もしおますわ。

 

 ガイドには低重心によってオモリの乗りがよく、ライントラブルの減少にも有効に働く前傾姿勢で作られた遊動Kガイドを新たに採用。7点で装備されたガイド位置は、キレイなカーブを作って感度を増す設計に基づきバランスよく配置されている。

 

 さらにさらに、性能テストから細かなディテールにいたるまでテスターからの意見を取り入れて「痒いところに手が届く…」的なESS(感性領域設計システム)の導入や、性能アップにもかかわらず些少なりとも前モデルよりも安価だという優れたコストパフォーマンス等々、トータル的に見てもNEW赤サーフは絶対にお奨めできる内容に仕上がってまっせ。

 

 

 あっ、ちなみに三代目赤サーフにセットする投げ専用リールとしては、これまた2014年にNEWリリースされた「SURFベイシア45 QD」がお奨め。軽量ボディに加えて兄貴分「SURF 45」ゆずりのマグシールド、エアローターといった仕様にもかかわらずコスパに優れ、快適な回転レスポンス&巻き上げパワーが赤サーフの実釣スタイルにベストマッチでんな。

 

 …てなことで、そんなNEW「トーナメント サーフ T」の“進化”のほどを実感してもらうには、このオッサンが何百回と熱く語るよりも実釣においての一回の使用が勝ります。

 

 定番のシロギスやカレイ・アイナメをはじめ、マダイやクロダイ、スズキ、マゴチといったBIG1狙いから磯の大型カワハギにコロダイまでの多種多様なターゲットを漏れなくカバーするNEW赤サーフを選択すれば、今夏の投げ釣りライフがグッとオモシロさを増して「やめられまへん」ってことになること請け合いでっせ。

 

文・写真/小池 勝 こいけまさる 1945年広島市生まれ DAIWAフィールドテスター 全日本サーフキャスティング連盟島根協会しまねえのみやサーフ会員。

 私の住む広島は、目の前には多種多様な生き物が暮らす豊かな瀬戸内海。北に向かって高速道路を70~80分走ればシロギス天国・山陰海岸が…。フェリー利用か、しまなみ海道を走れば釣り天国・四国。高速道路を西へ走れば九州…と、釣りをするには非常に恵まれた環境です。

 それゆえ、毎年この時期になるとどこへ行こうかとなるわけです。

 

 

 歳時記では八十八夜を過ぎればキスの旬と言われ、山陰のシロギスが気になりつつ、マダイを投げ釣りで釣る「タイ投げ」の仲間内では、「(倉橋島)須川の5番灯台に入ったか?」の合言葉どおり、広島湾でのタイ投げシーズン突入となります。

キスにマダイにと、私自身、とくににこの季節は非常に悩ましい季節なのです。

その上、多くの人から「5月18日に42~34㌢を3枚釣った人がいるが、花見ガレイはいつまで釣れるか?」「マダイはもう釣れ始めたか?」「キスは山陰、瀬戸内海ならどこらがいいですか?」などいろいろ聞かれて、頭の中がこんがらかってしまう。贅沢な悩みでしょうか。

 

まずマダイの投げ釣りですが、例年5月の初旬から中旬にかけて前出の須川5番灯台辺りに入るようなので、もう倉橋島、江田島辺りでは釣れ始めるころです。

 

 

ここで、マダイを投げで釣りたい!という方々のため、タイ投げ名人のアドバイスを、いくつかご紹介しましょう。

「タイ狙いで、みんな掛け上がりや磯まわりを狙うが、あれじゃあチヌを釣るようなもんじゃ・・・・」

「タイは潮を釣れ、チヌは磯を釣れ」

「タイは裏切らん(毎年同じ潮を狙って行けば高確率で釣れる)、カレイはそうはいかん」

「キスは引いて釣るし、カレイは時々何mか仕掛けを動かして待つが、マダイ狙いは、狙ったポイントに投げたら絶対に巻き寄せない。巻くときは仕掛けを回収してタイムシを付け替えるときだけ、、、、、」

 

↓こちらがマダイの必須エサ・タイムシ。

 
 

「1mでも遠くに投げたいから、ハリやラインを可能な限り落とすが、落としすぎるとほぞを噛むことになる、ここらが悩ましい・・・・・・」などなど。

 以上はいずれも、年間10数匹もの大ダイを釣る、複数のタイ投げ名人の言葉です。

 

 広島湾だけではなく、マダイ釣りの遊漁船の基地のある山口県大畠や、その大畠瀬戸を挟んだ周防大島辺りも最高のタイ投げ釣り場です。下の写真は大畠瀬戸の急潮。

 今年もすでに40~50㌢の良型マダイの情報も入ってきています。

 
 

 もうひとつ、旬を迎えた山陰のキスはどうでしょう。

今年も、「益田市鵜の鼻で数型とも良い釣果が出ていますよ!」とか、あちこちから好釣果が伝えられています。

5月終わりから6月いっぱいまでは、昼間でも場所を選べば大ギスに出会えますが、7月ころからは夜ギス狙いに大型の確率が高くなります。

 

 置き竿で釣る場合は、ラインはナイロンラインにして、リールのドラグはゆるゆるにして、警戒心が強い大ギスに違和感を与えないような釣り方をします。穂先ライトが揺れて、ドラグが「ジーっ!」と鳴り、竿先が引きこまれる瞬間はドキドキします。

 

 ただ、置き竿よりは引き釣りで釣ってこそ・・・・・・という方々、場所さえ当たれば真っ昼間に「グンっ!」と大ギスがロッドをひったくることがあります。ちなみに冒頭の写真は島根県大田市近藤ヶ浜で、午前11時前に釣れた29センチ。

ナイロンライン使用の遊動式で釣る場合、最初のアタリで合わさず、違和感を与えないように送り込んでやり、次の大アタリで合わせて釣るという釣り方が主流でしたが、最近のようにPEライン、固定式で釣る場合は、即合わせの方が取り込める確率が高くなります。

 
 

 とくにひと荒れしたあとや、急に雨が降り出した時など、大型・良型キスに遭遇できる可能性がうんと高くなります。さすが日本海、ひと荒れしたあとは小川の位置もこのように大きく変わります。

 ぜひ真っ白い砂浜の日本海に出かけてみてください。

 

瀬戸内でのマダイ狙いのタックルは

ロッド トーナメントサーフT 30-405W

リール トーナメントISO遠投4500(一気に引き込まれないようドラグは緩めて)

ライン サーフキャスター4色ラインR 5号

力 糸 サーフキャスターちから糸 5~12号(5号部分を切り詰めて6号くらいから結束)

 

山陰のキス狙いのタックルは

ロッド トーナメントキャスターAGS 27-405

リール トーナメントサーフ45

ライン UVFサーフセンサー+Si 0・6号

力 糸 サーフセンサーハイパーテーパーちから糸 0・6~6号

ハ リ D-MAXシロギス 投魂T-1 8号二本バリ

 

夜のキス狙いではライト趣向も的確にいけます。 

ロッド キャスティズムT 23-385・Q

リール キャスティズム 25QD

ライン サーフキャスターちから糸付4色ライン 2号

オモリ 遊動式15~20号

ハ リ D-MAXシロギス投魂T-1 8号二本バリ

 
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