文・写真/渡部裕司 1963年愛媛県松山市生まれ DAIWAフィールドテスター 
全日本サーフキャスティング連盟愛媛協会松山キャスターズ会長
 
 
 
 
 
 
それにしても、本当に寒いオフシーズンでしたね。
ここ最近は一気に暖かくなり、今シーズンの「花見ガレイ」からスタート!というキャスターの皆様も多いのではないでしょうか。
そんな中、私のホームグランドの瀬戸内海西部、中予地区では、なにやらカレイがよく釣れているのです。
また、カレイ狙いにもってこい!の待ち望んだエースが満を持して登場。
敢えて言います。
苦節12年。本当になかなか製品化が進まない投げリールでした。
 
 
シーズンインと同時に、呪縛?!から解き放たれたフラッグシップ機「トーナメントサーフ35」。
いよいよ販売店様にも並び始めました。
 
もう手にされた方も多いかと思います。
 
私もフィッシングショーを始め、多くの投げ釣りファンの皆様に今年の一押しは?!
ということで「トーナメントサーフ35」を説明させていただいたのであります。
 
 
改めて、この製品の狙いとその特徴を整理しましょう!
キーワードは3つ!
「持って軽い!」 「タフに使える!」 「手返し抜群!」
3拍子揃うのは、今の時代もはや当たり前!
最先端テクノロジーも、当然満載!ここで、35mmならではの仕上がりを深堀しておきたいと思います。
 
 
まずは「持って軽い!」秘密から。
クイックドラグ搭載で、465gは35mmストロークシリーズは過去最軽量
で、スペックしか見ない人は損しますよ!えっ!と驚かされます。まずは手に取ってみてください。
 
持つとね、本当に軽い。
465gって数字もちらつくから、尚更感じる軽量感。
フィッシングショーの時には、トーナメントサーフ45との持ち比べなんかも勧めちゃったほど。
結果は、皆さんでもやってみてくださいね!
 
 
ここまで軽く出来たのは、
①スプールの大幅軽量化
②ボディの重心・ハンドルなどのパーツ見直し
 
特にPE専用スプールは、大胆なブランキングで、思わず「かっこよか~」と博多弁になっちゃうほど(笑)
強度は維持しつつ、贅肉を削ぎ落とし機能性を重視した感じが一目でわかります。
一方で、QDスプールをよくよく見ると、ラインストッパーすらも潔く取り去る選択をしていますね。
※スプールバンドが付属されているので安心!
 
また2°テーパースプールの恩恵である大口径スプール。
トラブルが少なくなるイメージもありますが、薄く軽く作れるメリットもあったりしちゃいます。
 
置き竿と言えども、「投げては巻く」釣りなので、スプールが軽いとハンドル回転にまで恩恵があるんです。
タックルバランスって、こういうことなんだと改めて体感できる。
そんなリールが今回のトーナメントサーフ35の凄さ。
 
なにより!
カレイ釣りは竿3本が一般的ですから、持ち運びを考えてもタックルが軽い!
これが一番わかりやすく喜ばれる機能みたいなものですね。
 
 
 
 
 
 
次に「タフに使える!」
SLP WORKSでも大好評の「マグシールドボールベアリングラインローラー」が標準装備!
正直なところ、本当に不満のあった部分なので、「ここは妥協せずに搭載して欲しい!」との要望が叶い一安心したのでした。
 
同時に、昨年茉より、サーフ35シリーズもマグシールドボールベアリングカスタムも仲間入り!
パワーサーフQDでテストをしていましたので、自信を持ってお薦めします。
 
 
合わせてハンドルノブを一新したところにもご注目!
エサや石粉で汚れたり、濡れた手で握ってもグリップが利く優れもの。
皆さんメンテナンスしないハンドルキャップの内側部分も、これだと洗いやすい。
しっかり洗って、なおかつ初期性能維持が実現する「マグシールド」は、もはや言わずもがな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後に「手返し抜群!」の秘密。
ここも、スプールがキーになります。前端部の「大口径化」、ここにフォーカスしました。
大口径スプールと35mmストロークの組み合わせでは、「トルクフルに巻けるパワー」が力!
 
 
 
実はQDモデルのみ「85mmのロングハンドル」が標準装備。※PE専用は70mmハンドル
これにギア比4.1が相まって、掛け上がりのきつい釣り場や、深場からの巻上げなどはスピーディーにかつキャスターの有利な展開に持ち込めます。
昨年からテストを行っている中で、こういう体感が出来ており、まさしく「快適」そのものでした。
こういう細かな仕様差が、他のシリーズとは違う35mmならではの特徴です。
 
 
 
ここまで進化した「トーナメントサーフ35」、当然のごとく「スプール互換性」健在!
 
突然ですが、キャスティズム35シリーズを覚えていますか?実はこのスプールも搭載可能です。
私の場合は、PEはキャスティズムQDスプールに巻いて替スプールとして有効活用しています。
状況変化に対応する意味でも、互換性は大事な要素のひとつと胸を張って言い切れます!
スプールは財産
最新機種に至るまで継続しているのはキャスターの皆様を一番に考えて作られているんですね。
 
 
 
 
これから、投げ釣りシーズンへ向けて!
カレイ、アイナメ、シロギス、クロダイ、マダイと、追い求める魚種が豊富で体が一つでは足りませんね!
新たな相棒とともに私も愉しんで参ります!!
今年も「ジャパンフィッシングショー2018」をはじめ、
各展示会場では多くのお客様にご来場いただくことができました。
この場を借りて、御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
 
 
今年の新製品は、キャスターの皆様の期待に応えられたラインナップでしたでしょうか?
 
ある意味、期待通り!
まさか?!のシリーズ復活といったサプライズもあり!
と盛りだくさんの新製品でお迎えすることができたつもりです。
 
 
どうしたら皆様に楽しんでいただけるか?ということを常に考えて、
事務局も毎年キャスターの皆様のリアクションを楽しみにしております。
 
 
さて、ある程度のお披露目が終わったところで、イベントのお知らせです。
 
すでに10年以上継続しております「DAIWA投げ試投会」ですが、
2018年も実施することとなりました!
 
 
新製品である注目のNEWロッド、NEWリールを試せる機会ということもあり、毎年多くのキャスターの皆様にお集まりいただいております。
 
製品体感はもちろん、キストーナメント・投げ釣りシーズンインを控えた情報交換の場として、ワイワイと賑やかな雰囲気が、ダイワ投げ試投会の特徴です。
購入の際の判断基準にもなります。是非この機会をフル活用していただければと思います。
 
 
ここでチェックしておくべきなのが、「新製品だけを体感する場」ではない点です。
現在発売している製品は、基本用意させていただいております。
ココが大事。
 
ダイワ試投会の特徴は以下のとおり!
新製品が体感できる!
②当然、販売中の製品までチェック可能!お手持ちのロッドと比較しやすい環境
③普段使用しない号数・長さともに試投可能!
参加賞ゲット!今年も「投魂タオル」をご用意しました!カラーはお楽しみに♪
 ※悪天候により中止となった場合、投魂タオルの配布はございません。あらかじめご了承ください。
 
 
それでは、各会場のご案内となります。
 
3/24(土):神奈川会場 酒匂海岸
3/25(日):静岡会場  福田海岸
3/31(土):茨城会場  大竹海岸
4/1 (日):大磯会場  大磯海岸
 ※今年は平塚会場の開催はございません。ご注意ください。
 
詳細の場所などは、ダイワホームページにて、3/5(月)10時(予定)に正式発表されます。
必ずチェックしていただきますよう、よろしくお願いいたします。
 
各会場、ぜひ奮ってご参加のほどお待ちしております。
 

 

文・写真/川口 友輝朗 かわぐち ゆきお 1989年埼玉県生まれ DAIWAフィールドモニター 
日本サーフキャスティング連盟所属マスターズサーフ所属。
 
 
 
 
今年も「ジャパンフィッシングショー2018」がパシフィコ横浜にて盛大に開催されました。
ダイワは、「DAIWA60years」という記念すべき節目であり、今年は60thエディションモデルの展示や大注目の18EXISTを筆頭に新製品で超大盛況!
その中を何とかかきわけて、投げブースに到着するところからスタートです(笑)
 
今年のダイワ投げブースは、注目のNEWロッド、NEWリールがお披露目ということで大賑わい!
 
その中でも!本当に待ちくたびれたほどに発売を楽しみにしていた「スカイキャスター」が最先端ダイワテクノロジーを搭載してフルモデルチェンジを果たしました。
 
 
まずはロッド編!
この青!そして手頃な価格帯!何より使いやすく誰にでも親しみやすい我らがスカイキャスター!
せっかくなので、レビューさせていただきます☆
 
特徴は3点!
①元竿節長設計採用!
 
 
 
②AGS搭載!しかも元ガイドにはシルバーに輝くCリング仕様!
 
 
 
 
③「HVFナノプラス」で更にブラッシュアップ!ダイワカーボンテクノロジーの粋を集結!
 
これだけでもワクワクしてくる仕様!
なおかつ買い足すには嬉しい絶妙な価格帯☆
 
当然、「X45」や「3DX」、今回ダイワブースでかなり力の入っていた「V-JOINT」はド定番なので、もちろん搭載♪
AGSは、言わずもがな。投擲感覚が上手くなったような印象すらも感じるかも?
ブレの収束が早まる感覚がいよいよスカイキャスターでも体感できるのは、嬉しいメリットです。
 
 
ここで皆様は疑問に感じるはず!、
・従来のスカイキャスターらしさはなくなったの?
・あの調子が良いのに!投げ易い!そんなスカイキャスターが理想だ!
そんな声が聞こえてきたようなきてないような。。。
もちろん、大きく進化しながらも、スカイキャスターらしさをサラっと紹介。
 
 
①従来から引き継いだ「ハイテーパー調子」採用
②元竿節長設計になった分、若干硬めのイメージ(既にトーナメントプロキャスターでもそういう声出ていました)
③HVFナノプラスで強度に振りつつ、全体の調子を整えるために穂先はホントに気持ちマイルドに調整
 
このハイテーパー設計は、元竿節長設計との相乗効果で、投擲時のスイングスピードを向上狙っています。
実際の投擲感覚は2018投魂カタログにて高橋テスターの記事にて詳しく掲載されてますので要チェックです。
また、従来と同じ号数比較だと、元竿節長の分、硬く感じる可能性がありますので、実際振ってもらわないとダメですね!
そこで試投会が活きてくるんですよね☆
 
ここでは既に確定済みの2会場をご紹介!
3/24(土):神奈川会場の酒匂海岸
3/25(日):静岡会場の福田海岸
 
こちらで最新タックルを体感していただくことで、購入の際の判断基準にもなります。
大勢集まるので、ある意味懇親会な雰囲気も、ダイワ試投会の良いところ。
是非参加してみてくださいね!
 
 
 
さあ、熱が入り過ぎました。笑
 
続いて、キャスティズムの振り出しもモデルチェンジ。 気になるのはラインナップ☆
面白そうな番手が追加されています。
 
 
ショートレングスでライトな18号!こういう、いかにも遊べそうなロッド、いいですね。
 
 
特徴は3点!
①「HVFナノプラス」で更に振り感向上!
②ダイワ独自のスケルトンネーム部!新たなカーボン調デザインでイメージ変わりました!
③ティップ部の調子を見直し、全体のバランス調整を施しているているようです!
 
キャスティズムファン必見の新製品!こちらも試投会でご覧になって、釣り場のイメージを膨らませて欲しいです♪
 
 
 
 
 
 
 
続いてリール編!
今年の力の入りようにはビックリするのでは?というほど新製品が続々でます!
 
事前情報が全くなかった、サプライズ新製品!
 
 
12年振りのモデルチェンジとなった「トーナメントサーフ35」がデビュー。
これは待ち望んでいたキャスターの方は多いはず!
 
 
 
特徴を3点!
①35mmダイワ史上最軽量「410g」と脅威の軽量化を施したトーナメントマシン!
②PE専用と割り切った設計で極限の軽さを追求した専用設計スプール搭載と持った時点で真価を感じます。
③なにより35mm最速マシン!ハンドル1回転で87cm。中・近距離戦でのトラブルレスでなおかつ手返し重視セッティングはさすがトーナメントといった所以。
 
35mmストロークのタフさは既に投げ業界では実証済み!
ボディには高剛性で評価の高いZAIONで武装、またサーフリールの象徴でもある、大胆なデザインのオープンフェーススプールは釣り場でも目を惹くことでしょう。
 
 
安心したのは、ちゃんとクイックドラグモデルも用意されている点。
ラインナップに加えておいてもらえていてよかった!
こちらも、手に取った第一印象は「とにかく軽い!」
QDドラグ仕様で465gは・・・・・ため息がでちゃう軽さです。
 
 
皆さん気になるハンドルセッティングも一度整理しておきます
・08/15PEモデルは70mm。
・QDモデルは85mm。
折りたたみ式アルミマシンカットハンドルの肉抜デザインは、惚れ惚れしちゃいますね。
また目新しいハンドルノブにも注目!新型のハイグリップTシェイプラージノブを採用し、新感覚!
 
 
 
ここに畳み掛けるように35mmフラッグシップ機として、まさしく「インスタ映え」間違いなしのRCSサーフ35スプールが登場!
こちらはガンメタを基調にゴールドをあしらったデザイン。
 
 
 
アイテムは08PEとQD用の2種類。
自分仕様にカスタムするのも一つの愉しみですし、こういう遊び心が投げ釣りには大切です。
 
 
 
続いて25mmシリーズが大変身を遂げて、なんと4シリーズ追加と増強中!
25mmってどうなの?と侮るなかれ。ライトタックルが注目される中、タイムリーなアイテムですよ。
 
・グランドサーフ25
・パワーサーフSSQD
・ショアキャストSS
・プロカーゴSS遠投
 
何がすごいって、それぞれスペック見て驚きました。。。。
グランドサーフ25は驚愕の380g。
 
また巻き取り長さも94センチと、実は投げリール最速機がこんなところに。。。。
やり過ぎ、とも感じますが、オープンフェイススプール仕様へと進化!!注目ポイント間違いなし!
しかもしかも、ハイグリップTシェイプノブまで搭載。
これ、手返し重視の大会だと最強だったりして。。
 
 
パワーサーフも25mmで初登場!
こちらはパワーノブ仕様で確実な巻上げが期待できます。
こちらも負けじと435gと軽すぎる。。。。合わせて選べるギア比でフィールドに応じた使い分けが魅力ですね。
電車釣行を行うスタイルでは特にお薦めです。
 
この2機種。実は大変身を遂げているのが、そう、糸落ち防止機構なんです!
どうしても、スプールスカートが短い分、メインシャフト部分へ糸落ちトラブルが発生しがちなサーフリール。
誰しもが経験する不満点を、少しでも復帰しやすい新設計を採用しています。
 
これ、画期的ですよ!
 
糸が落ちた際、スプールに巻きつける構造になっているので、今までのようにスプールを外さずに、しかもクローズベールの状態で解除できる優れもの。
万一のライントラブルでもこれなら大幅にタイムロスが減らせますね。特に夜使う場合は簡単な機構に越したことはありません。
詳しくはWEBへ笑。カタログにも記載してあるので、あぁーなるほど!と合点いきます。
 
 
ATD仕様のプロカーゴSS遠投というシリーズも展開されますが、実はコイツがダークホースと睨んでいます。
これはこれで面白い釣りが期待できそうな予感。
 
ATD搭載と、小型青物など掛かった際、安心してやりとりができますよね。
こういう使い分けができるのも魅力的。しかも!スプールとノブさえ移設すれば、
この3シリーズは互換性があるのも嬉しいところ!
 
 
 
さて、ここまで紹介してきましたが、まさかの価格帯に新シリーズが追加となります!
ショアキャストSSシリーズ☆
エントリーモデルにしては出来すぎな外観。
上位機種を脅かす機能満載なにくいヤツ。
コレ、出しちゃって本当にいいのか心配になる実力者。
 
 
これだけ25mmストロークシリーズが充実すると、ちょっと良いかも?って思いませんか☆
意外と大活躍しちゃうので、お薦めです!
 
 
さて、熱も冷め切らぬままに最後の製品をご紹介。
 
SLPWORKSから、ナイロンライン専用のコンペティションスプールが突如デビューとなりました。
こちらもサプライズですね。
実はこのスプール、同じくDAIWAフィールドモニターの吉野海洋君と一緒にフィールドテストを行わせていただきました。
これが本当に過酷で。こんなに大変なテストを一緒に体験したからこそ、渾身のスプールということがわかります。
 
早朝から日が暮れるまで投げ続け、試作スプールの飛距離を一つずつ測定。
何度もデータを取りフィードバックして、最終的に幾つかのテストスプールまでに絞りその後、更に投げ続け。。。
 
夏場と言うこともあり、体力との兼ね合いも考えつつ、キャスティングを続けましたが、
その時の開発陣のストイックさ、吉野モニターの魔神たるド迫力のキャスティングに圧倒されつつも感化され、ここまでやるから確かな物が出来るんだなと確信しました。
 
既にこのスプールを使用してデビューWINを飾ったメモリアルな情報も飛び込んできました。
開発に携われた者としても、本当に嬉しい限り。
 
合わせて、スプールにレーザー彫刻ができるサービスも実施予定ですので、オンリーワンスプールとして申し込みしてみてはいかがでしょうか?
 
 
最後に用品関連グッズの紹介です!
 
昨年、投魂物語に書かせて頂いた、15リッターのサーフ仕様クーラーも今年はしっかりとお披露目されておりました。
 
 
 
新しいリフトアップオープンシステム機構の投入口はかなり満足いく仕上がりとなっております。
 
また保冷力がわかりやすく表示されていて、「キープ43」という投げクーラー最高の保冷力を有していますので(真空一面モデル)夏場の活躍間違いなし!です。
 
 
投げ用PEもちゃっかりリニューアル。
UVFやEvo Silicone加工を標準装備し、センターマーカーが入りました。これで正確なアタリの場所の把握がしやすくなります。
小さなところですがこういう釣り人目線のリビジョンアップは嬉しいところですね!
 
今年も新製品に見て触れて大変満足したフィッシングショーとなりました。
大阪フィッシングショーでも盛り上がること間違いなし!磯投ブースへGO!
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