安藤 隆弘の最近のブログ記事

残暑厳しい日々が続きますが、そろそろワカサギシーズンに向けた準備がはじまりつつありますね。 2シーズンほど前から、テストしていた新たな穂先、クリスティア LTD速攻310が遂にリリースされます! D0E920E2-B2AD-4D2B-B756-1172C162104A.jpeg88F8EAE4-BCD6-4131-98B8-BE9A869490B7.jpeg 平たく言えば、胴調子30.5cm SSSのチューニングモデルなのですが...ガイドセッティングを見直し、さらにAGSガイドとHiガイドを搭載しています。 まずLTD(リミテッド)と言われる所以の、AGSガイドは巻き上げ時に負荷のかかるバットから3つに搭載することで、巻き上げ時の穂先のバタつきを抑えるとともに、滑らかな巻き上げが可能になりました! 91BCF42A-9136-44A7-ABC3-9E52AFFB91DE.jpeg またAGSガイド非搭載部分(穂先から5つ)には、新たにHiガイドを搭載し、ミチイトの負荷がガイドの下部分に対して一方向に集中させることで、当歳魚の居食いのようなわずかアタリもしっかりと穂先に出るような仕様になっています。 (実はこのHiガイド、胴調子シリーズのようなアタリを出すセクションを真下に向ける穂先にはぴったりのガイドなんです!) ※写真の右側は胴調子30.5cm SSSのガイドです。比較していただくと、Hiガイドの高さが一目瞭然ですね。 92F8154E-1C05-4BA8-BEE9-F05F4DEADEC5.jpeg さまざまなフィールドでテストしましたが...この穂先、一匹を争うトーナメントのような競技から、日々の竿頭を目指す釣行まで幅広く対応できる穂先になっています。 ぜひ、みなさん、攻めの一本として使ってみてはいかがでしょうか!?

山中湖も6月末に禁漁を迎え、ワカサギ釣りもオフシーズンに入ったアングラーが多いのではないでしょうか。

そんな中、私は長野県の木崎湖へと足を運んできました。

当日は「やまわか会」の皆さんにお誘いいただき、牡丹屋さんから出船いたしました。

朝から夏らしい青空と雲が迎えてくれ、気持ちよく出船。

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ポイントもよくわからないことから、ゆっくり走りながら魚探の映像と睨めっこ。

農具川の沖には反応があるものの、バスもついているようで、安定したポイントが見つかりません。

ということで、とりあえず

タックルだけセットして、アンカーは降ろさず流し釣りをすることに。

リール:クリスティアCRT+(外部電源装着)

穂先:クリスティア胴調子SS 30.5㎝ M

仕掛け:速攻赤留1.5号5本針、速攻ケイムラ金針マルチ1.5号5本針

オモリ:TGシンカーDR-R 8g

エサ:紅サシ、白サシ

その他:延長キット

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まずは左右ともに穂先は同じセッティングに。

高水温期のワカサギは、遊泳力が強いため、穂先全体でワカサギの泳ぎを受け止めてくれるように胴調子シリーズのMを選択しました。

前評判ではワカサギの群れは分厚くても1m程度と聞いていたため、手返しを重視するために針は5本針としました。

湖の探索をしていると、6.5~7mラインにそれなりにいい反応を発見するも・・・バスに追い回されているようで一か所に留まっているわけではなさそうでした。

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そこで、風上の群れが切れるあたりまで船を回し、そこから群れの上を通すように船を流しながら釣りをし、群れが切れたら流しなおすというオフショアジギングのような釣り方を試してみることに。

(ボートを流しながら釣りをする際には、周囲にボートがいないことを確認したうえで行ってください。また、流している最中も、周りにボートなどが近寄っていないことを確認してくださいね。)

狙い通り、分厚い群れの上を通すことができ、数を伸ばすことができました。

ただ、やはりバスの猛攻も多く、仕掛けをロストするリスクも高かったことから、別のポイントを探すことに。

牡丹屋対岸よりの7.5~8mラインを探ってみると・・・

見つけました、ハニースポット!!

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魚探を眺めていても、魚影が途切れないことから、このポイントではアンカーを下ろして釣ることに。

風上の魚影が切れるあたりまで船を動かし、投錨し、釣りを開始。

時速200ペースで快適に釣れていましたが・・・

山の天気は変わりやすいとはよく言ったもので、怪しい雲が流れてきて・・・

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突然のスコールのような大雨に・・・。

そして大雨が止んだ後は、ぱたりと群れが消えてしまいました。

そこで、またワカサギ探しの旅に。

やはり、農具川の河口付近にはバスとセットではあるもののワカサギが溜まっていたため、ひたすら流し釣りで数を伸ばすことに。

このポイントのワカサギは少し小さめで、遊泳力も弱かったことから、片方の穂先をType-K FA SSにチェンジ。

この穂先は、ティップの繊細さとバットの「タメ」がしっかり効く穂先であり、この時期の中型~小型ワカサギを相手にしたボート釣りにも最適です。

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この穂先チェンジが功を奏し、最終釣果は1230匹!

Lサイズのジップロックがパンパンで閉まらなくなるほどの重量感!

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夏のワカサギというと、空バリで釣るというイメージが強いかもしれませんが・・・

個人的にはエサは必ず持参したほうがいいと感じました。

今回も最初は空バリで釣りましたが、片方の仕掛けにエサをつけて落とすと、明らかにエサ付きの仕掛けにアタリが集中していました。

そんな中でも、金針赤留はエサが外れても問題なくアタリが出ていたので、この時期の木崎湖攻略の強い味方になりそうでした。

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家に帰って、一部を塩焼きにして食べましたが・・・

焼いている最中からワカサギの脂が染み出るほどのジューシーさ!これはたまりませんね。

これからの時期、更にワカサギの活性は上がっていくと思いますので、シーズンオフにしてしまったみなさん・・・一度騙されたと思って夏ワカサギにチャレンジしてみてはいかがですか!?

牡丹屋さんではボートのレンタルだけでなく、エレキやバッテリーのレンタルもあるため、気軽にボートワカサギに挑戦できますよ~!

あ、夏とはいえ、突然の雨に見舞われることもありますので、雨具はお忘れなく。

また熱中症対策として水分は多めに持参するようにしてくださいね。

お世話になりました牡丹屋さん、ご一緒させていただいた「やまわか会」の皆さん、ありがとうございました~!

みなさん、お久しぶりです。

先週は「やまわか会」の皆様にお誘いいただきまして、土日ともにつちやボートさんにお世話になりました。

当日は天気も良く、朝から富士山がきれいに見える天気・・・

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ということは・・・ワカサギの活性は・・・??

などと、考えながらも、久しぶりの山中湖にワクワクしながら観翠丸に乗船し、左舷後方部に着席しました。

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例年のこの時期ですと、産卵を終えた個体の荒食い(=春爆)が始まっているのですが、どうも今期の山中湖は例年と違うようで、魚影はあるものの、ポツポツとしか釣れていないとのことでした。

ポイントについて、魚探を入れてみると・・・

確かにボトム付近にそれなりの魚影があります。

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今期の山中湖のワカサギは4~6㎝がアベレージサイズと聞いていたため、最近の釣れ方も加味して、桧原湖の激渋期を意識した以下のセッティングにしてみました。

リール:クリスティアCRT+(外部電源装着)

穂先:クリスティアHG TYPE K 32.5 SSS(胴調子モデル)+延長キット

仕掛け:速攻ショート7本0.5号、速攻ショート5本針0.5号

オモリ:TGシンカーゴールド 5g

下針:D-MAX赤留金針0.5号

エサ:ベニサシ、白サシ、赤虫

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釣りを開始しますが、噂通り、魚影の割にはなかなか口を使わず、苦労しました・・・。

そこで、誘いのパターンも桧原湖の食い渋り時期を意識した、オモリを動かさないような細かな誘いにしてみると、少しずつではありますが、穂先にわずかなアタリが出るようになってきました。

また、この日は終日太陽が照っていたため、9時ごろから仕掛けを金針系(速攻赤留金針5本針0.5号と速攻KKマルチ7本0.5号)にチェンジし、針のシルエットをぼかしてワカサギの警戒心を和らげる作戦にしてみました。

この戦略が功を奏し、一時はトップとトリプルスコア以上をつけられていましたが、何とか食らいつくことができました。

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そして、二日目。この日も天気はよく、朝は放射冷却でかなり冷え込みました。

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前日は左舷に座ったため、今回は右舷の胴の間へ。

前日の状況では、右舷は朝からワカサギの回遊が多く、食い気も多少はいいようでしたので、少し期待して以下のタックルにしました。

リール:クリスティアCRT+(外部電源)

穂先:クリスティア胴調子SS 30.5㎝SSS+延長キット

仕掛け:速攻ショート7本針0.5号、速攻赤留金針7本針0.5号

オモリ:TGシンカーゴールド5g

下針:D-MAX赤留金針0.5号

エサ:ベニサシ、白サシ、赤虫

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朝一の魚影は、前日とさほど変わらず、釣れ方もほとんど同じでしたが、昨日のオモリをあまり動かさない誘いに徹すると、徐々に魚影も濃くなり、アタリも増えていきました。

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いい時にはこのような魚影も!!

(今期から導入したHONDEXのPS-610Cは、4㎝クラスの当歳魚もしっかりと1匹ずつ魚探に映して、強い武器になっています!)

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二日目は、前日の経験が生かせて、412匹と大満足の釣果を出すことができました~!

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ところで、例年、この時期の山中湖であれば、大き目の誘いが有効でしたが、今年は少し違うようでした。おそらく、ワカサギのサイズが小さいため、オモリが大きく動くことに対して警戒してしまうためだと考えられます。

また、釣れている魚は産卵後の個体が多いものの、体力が回復しきっていないようで、アタリは厳寒期の食い渋り時とほとんど変わりありませんでした。

これは、ワカサギのサイズが小さい分、体力の回復に時間がかかっているためと思われますので、もう少し水温が上がればいつもの春爆が期待できるのではないでしょうか!?

みなさんも、これからが春本番の山中湖に出かけてみてはいかがですか。

ちなみに、今年のワカサギはサイズは小さめですが、骨も気にならないためとても食べやすかったです。

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