久保田 稔の最近のブログ記事
さて、今シーズンのNEWモデル穂先
HG TYPE K 32.5FAを徹底解説いたしましょう。
FAとは?ファーストアクションの意味で
昨年までのHG TYPE K穂先は胴調子がメインでしたが
今回のモデルは僕が考える理想の先調子を形にしてみました。
それは、先調子の操作性の良さと胴調子のバラシの少なさの融合で
先調子から胴調子へスムーズに可変するアクションです。
8:2→7:3→6:4へとオモリの負荷が加わると曲りの頂点が手前に移行していきます。
2年前、届いたばかりのプロトタイプを使用して出場したNBC野尻湖ワカサギチャプター
第二戦、第三戦で優勝に導いてくれた穂先を完全に再現したモデルになってます。
ラインナップはライトなSSSとセミライトなSS
そのスムーズな曲りを実現した秘密は?
一本のソリッドグラスを削りだしているので曲りが綺麗なこと!
何種類かの素材を繋げたタイプの穂先では曲りが歪になってしまいやすくなるので
あえてこだわり続けている製法です。
写真はSSとSSSにオモリを下げて曲りを見やすくしてあります。
誘い、アタリは先調子感覚、合わせではやや先調子で乗せやすく
巻き上げでは胴調子でバラしにくくなります。
またソフトなティップは、小型ワカサギの小さいアタリも見やすく
深場ではSS、ミディアムレンジから浅場ならSSSがベストマッチします。
使い心地の良いオモリ負荷は
SSSは3g~6g
SSは5g~8g
そしてこの穂先の特徴は?連掛け率が高いこと!
その理由は、穂先が曲がった後の復元が速いことで向うアワセになりやすくなります。
ただ柔らかい穂先では、曲りの復元が遅くなるので二匹三匹と魚が掛かると穂先方向への
テンションが緩くなり上あごに掛かった魚が外れやすくなります。水深が深くなればその傾向は
顕著に現れます。
しかし、TYPE K FAのように復元が速い穂先では、複数のワカサギが掛かっても穂先のラインテンションが
一定に保つことができるので上あごに掛かった魚も外れにくくなり多点掛けの率が上がってきます。
また、合わせが多少遅れ気味でも、しっかりと間が取れるので空振りが少なくなるのも特徴です。
この図で注目して頂きたいのは、
針に掛かったワカサギが暴れてオモリを持ち上げる状態になると
オモリの重さで下方向へ引っ張られてしまう現象が起きやすくなります。
その時に、復元力の無い穂先では下あごばかり掛かってしまうので
上あごに掛けた魚がバレやすくなり釣果が落ちる傾向になります。
復元力が有る穂先ならば、上あごと下あごに掛かる比率の差が少なくなるので
釣果が上向きになります。
竿の復元の速さを再現するには?
①穂先の先端部分を軽くすること
②ベントカーブのゾーンを狭くすること
③竿に適度な張りを持たせること
これらの条件を満たすために出来上がったのがFAシリーズになります。
ただ、胴調子系の穂先に比べてアタリの出方が小さくなってしまいますが
アタリ最低限分かれば良いと思う中級者~上級者の方ならステップアップになる
最強の武器になると思います。また、合わせのポイントが前方になるのでアワセの
タイミングが早くなるので釣りのペースが格段に上がります。
1,000匹オーバーを狙いたい方にはお勧めできる穂先だと思います。
◎TYPE K FAシリーズにお勧めの仕掛けは?
●野尻湖でのチョイス
速攻ショート4本マルチ
速攻下針付き4+1マルチ
速攻赤留4本マルチ
速攻ケイムラ金針5本キープ
●桧原湖ドーム屋形シーズンでのチョイス
速攻下針付き5+1マルチ
速攻ショート7本マルチ
速攻金針ケイムラ7本キープ
速攻金針ケイムラ7本マルチ
●秋の浮いたワカサギを狙うためのチョイス
山中湖、木崎湖、中禅寺湖、秋元湖など
速攻下針付き6+1本マルチ
速攻赤留6本マルチ
速攻ケイムラ金針6本キープ
速攻ケイムラ金針6本マルチ
●ショートバイト対策のチョイス
エダスが長めの仕掛けがお勧めです
定番ナイロン5本、6本、7本マルチ
誘惑色攻めマルチ 各種
誘惑渋攻めマルチ 各種
誘惑段差マルチ 各種
動画をワカサギ最前線にてアップしておりますのでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=BCt1uOYH3UU&feature=youtu.be
2月23日~24日
かねてから計画していた岩手県の岩洞湖へ
実は、岩洞湖での氷上釣りは初めて!
安藤君も初めての湖にワクワク状態(笑)
なので、ガイドに小川口さん、旭さんにお願い致しました。
集合場所は岩洞湖レストハウス
朝5時には駐車場がいっぱい!!!
さすが!東北を代表するワカサギ釣りエリアだけあって
この釣りに対する熱の高さがうかがえます。
お声掛けありがとうございます!
エリアの名称はわかりませんが、
地形的にダム湖のメインチャネル付近だろう予測
風が強かったので、各自の一人用テントで対応します。
水深は約18m
魚は底から1~2m浮いています。
スタートは、胴調子SS 26.5SSS+穂先延長キットにオモリDR6g
桧原湖スタイルでのぞみましたが?
仕掛けが落ちると浮いた魚が散ってしまう状況?
これはイカン!と、オモリをDR3gへ変更
6gよりはスローに落ちるので
着底直後の「落ちパク」状態に!
仕掛けは「速攻KK(ケイムラ金針)7本マルチ」が
良かった感じです。
岩洞湖といえば
BIGなピンクワカサギが有名ですが
5~6㎝クラスの小型ワカサギも多く混じるので
この両方のサイズを選ばずに釣ることが
この湖のキモであり難しさだと感じました。
手持ちの穂先をひと通り使ってみた感じでは
胴調子SS 30.5SSがピッタリな感じでした。
大きい居食いのワカサギからピリピリしたアタリの小型まで
しっかり出して乗せられる。
そして、岩洞湖の有名ゲストさんのモロコ様
ブドウ虫をガッツリ食ってました(笑)
午後2時過ぎ
ちょうど100匹釣ったところで一日目を終了!
安藤君は120匹超え
この日、湖上でお会いした皆様!
二日目
岩洞湖活性化センターで宿泊したのち
すぐ近くのエリアへ
帰りのことも気になるので
タイムリミットはお昼までになります。
前日も思っていましたが、テントの数がものすごく多い!
密集度は桧原湖並みにあります。
穴探しで魚探の持ち運びの際に便利なのは
ダイワ・ボトルホルダー
ここに振動子を入れて移動します。
この日は大きいテントで3人で入りました。
昨日調子の良かった穂先
胴調子SS 30.5SSでスタート!
ところが・・・・・
数匹釣った後でピタリとアタリが止まりました。
岩洞湖!一筋縄ではいかないようです。
二日目の釣果は・・・・・
9匹でした。
お昼で釣りは終了したので
盛岡市内まで下りて
名物じゃじゃ麺を堪能!
美味しいものは
遠出した時の楽しみのひとつですね~♪
岩洞湖、そして岩手の皆様
ありがとうございました~~~!
また行きますので宜しくお願い致しま~~~す!