さて、11月に入り関東や東北エリアの湖も続々とワカサギ釣りが解禁となっていますが、2023−24シーズンの私的解禁は、久しぶりに野尻湖からのスタートとしてみました。
11月3日に上州屋川中島店様で長野県内初のワカサギ釣り師向けの店内イベントである「ワカサギフェスタ」が開催されたことから、これに合わせて、翌日である11月4日に野尻湖の花屋ボートさんにお邪魔してきました!
この日は北信エリア(長野店、川中島店)と新潟エリア(長岡店、燕三条店)のスタッフの方とご一緒させていただくとともに、野尻湖・関東・愛知の名手の方にもご同船いただきました!
今シーズンの野尻湖は例年と比較して高水温が続いており、3日のイベント時に野尻湖帰りのアングラーから伺った情報によると、「高速回遊する群れをいかにして釣り上げるかが釣果を伸ばすポイント」とのことでしたので、タックルは以下をチョイスしてみました。
リール:クリスティアAIR
穂先:クリスティアLTD AGS 速攻335 SSSS
仕掛け:速攻ショート7本針1号
オモリ:TGシンカー DR-R7g
下針:D-max 赤留金針0.5号
その他:延長キット12cm
エサ:紅サシ、白サシ、ビッグサシ
ポイントは水深22mライン。
ボトム付近にいい感じの魚影があります。
仕掛けを落とすと、すぐにアタリがあったものの、巻き上げ中にバレてしまいます。
そして、周りは順調に釣り上げているようで、「つ抜けした!」とか「トリプルで釣れた!」とか聞こえてくる中で、私は0匹の状態が続きます・・・。
高速回遊の群れを釣るためのセッティングでは、ボトムの拾い釣りは辛いなと考え、早々に左右ともに穂先をクリスティアLTD 速攻 290 SSSにチェンジすると、小さいながらアタリが拾えるようになります。
また、周囲で釣れているワカサギのサイズが大きかったことから、枝間隔の広い仕掛けの方が有利と考え、仕掛けを速攻ショート4本1号と速攻赤留4本1号にチェンジします。
さらに、高水温の割には、「居食い」をする個体が多いようでしたので、思い切ってオモリを3gまで軽くし、この時期の野尻では誰もやっていないであろう桧原湖の食い渋り時のセッティングでチャレンジしてみます。
(この日は風も吹いておらず、また湖流もほとんどなかったため、3gでも安心して釣りができました。)
リールを1cm程度しか持ち上げないような、オモリをほとんど動かさない誘いをし、穂先の振れ幅変化でアタリを取っていくと、ポツポツではありますが、釣果が伸びていきます。
稀に景気のいい群れが入ってくるのですが、ブラックバスらしき魚影がボトムまで急降下し、ワカサギの群れを散らしてしまうような状況・・・。
そして、気がつくと、船中でもほとんど釣れない状況となってしまったので、長谷川船長が一発逆転を狙い、移動を決意!
この移動が、大当たり!
移動後はポツポツ安定的に釣れる状況となり、時折このような分厚い群れも!
そして、ラスト30分はこのような分厚い群れが5分おき位で回遊してくる状況に。
とは言っても相変わらずアタリは小さいので、オモリは4gで釣らざるを得ない状況でしたが、ビッグサシを仕掛けの1〜2箇所にノーカットでつける、誘いの間を長くすることによって、アタリの数が大きく増えたように感じました。
(水中でビッグサシがウネウネ動くことによって、ナチュラルな誘いになっていたのだと思われます!)
そして、なんとか終了間際に滑り込みで100匹到達し、納竿となりました。
最後に湖をバックに、同船した上州屋スタッフと野尻湖や関東、そして愛知から来たメンバーと記念撮影。
ちなみにこの日は野尻湖のスペシャリストである関さんが130匹で流石の竿頭でした!
今年の野尻湖は例年と異なり、素直なアタリを取ればよいというわけではなく、むしろ桧原湖のような「いるけど食わない魚」をどのように食わせるか、またどのようにアタリを出すのかを考えながら釣る必要がありそうでした。
深場での釣りがメインとなる野尻湖では、先調子の穂先でフッキング重視のセッティングを好む方が多い(実際に私も野尻で釣りをするときはそのセッティングがメインです。)ですが、現時点では、桧原湖などで重宝されている繊細なティップの胴調子の穂先で、居食いのアタリや小さいアタリを丁寧に捉えていくことが釣果を伸ばすポイントになりそうでした。
そう言った意味では、今回使ったLTD AGS 速攻 290 SSSや、クリスティア55シリーズのSSSやSSSSなどが強い味方になってくれそうです。
とはいえ、深場の釣りになることが多いので、アワセやすさを保つために、延長キット(8cm〜12cm)と兼用するのがよさそうです!
例年と傾向がガラリと異なっている野尻湖。ここで新しい引き出しを身につけることで、今後の更なる釣果アップが目指せるかもしれませんので、ぜひみなさん、チャレンジしてみてはいかがでしょうか!?
お世話になった花屋ボートさん、上州屋の皆様、そして同船した皆様、ありがとうございました〜!