2022-23シーズンも各地で禁漁となっていくなか、4月第1週の日曜日で禁漁となる長野県北部の野尻湖へ2Daysツアーに行ってきました。

このツアーは「メーカーの垣根を超えて、各地の名手やその名手らとの交流を通じてステップアップしたいという向上心のあるメンバーで、交流会をしたい」という思いのもと、私とバリバスのテスターである澤口さんを主体に、2022年3月から始めたものです。

第3回目となる今回は、岩洞湖、花山湖、桧原湖、山中湖、河口湖、野尻湖など東日本各地のフィールドでワカサギ釣りを楽しむ20名を超える参加者となりました。

(ちなみに、「ワカサギの裏」というツアー名は、釣り東北社さんの大人気のワカサギムック本「ワカサギの穴」シリーズで紹介されている多くのアングラーが参加している「非公式」のツアーであり、本には書けないような裏話などもなされているという意味で付けられていますw)

ツアー初日の4月1日(土)は、釜鳴屋さんにお世話になりました!B271BE74-2295-4ABD-B1C1-ACF0E6901BC9.jpeg

今年は3年ぶりにナウマンゾウの発掘調査が行われていたということで、湖はかなりの大減水。

普段よりも桟橋の長さが延長されており、船底も湖底ギリギリのようです。

8時の定刻に出船し、すぐにポイントに到着。

水深は23m程度とのこと!

この時期の野尻湖は、抱卵個体が多く混じるため、アタリが小さいもしくはほとんど出ないことも多々あるため、今回は「手感の釣り」に特化したタックルを選定しました。

リール:クリスティアAIR

穂先:クリスティアLTD AGS 速攻335 SSSS

仕掛け:定番ナイロン7本針0.5号

オモリ:TGシンカー DR-R6g

下針:D-max 赤留金針

その他:延長キット12cm

エサ:紅サシ、白サシ

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ポイントに到着し、魚探を確認すると、ボトムメインで徘徊がある状況。

これが桧原湖であれば、魚影の少し上に下針(エサ)がくるように棚を調整するのですが、放卵個体の多いこの時期の野尻湖では、むしろ一旦フカセてから仕掛けをゆっくり動かしてあげたほうが食いが良かったりします。

当日も、このパターンでゆっくり動かした瞬間に手元でアタリを感じることが多くありました。

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時折、このような群れが入ったりすることもあるのですが、穂先でアタリを出そうとすると、やはりなかなかアタリが出にくい状況は続きます。

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しかし、午後になると展開は一転。

桧原湖で多用する小さい誘いに好反応を示しはじめたことから、仕掛けを速攻下針付4+1本(3cmハリス)に変更します。

これが功を奏したのか、1匹ずつではありますが、安定して釣れ続け、15時の納竿時刻で253匹まで数を伸ばすことができました。

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そして、嬉しいことに澤口さんと同数で竿頭までいただくことができました!

今シーズン途中から釜鳴屋さんでは、竿頭の方にはオリジナルステッカーが贈呈されるとのことで、私もいただいてしまいました^^

AD6B7FF9-BD05-48DC-B85E-612B782E1EA7.jpeg岸に戻り、最後に参加者の皆さんで記念写真を撮って、初日は終了となりました。

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2日目の4月2日(日)は花屋ボートさんへ。

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この日もポイントは前日と同じ23〜24mライン。

そこでタックルは前日のスタート時と同じものをチョイスしました。

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朝の2時間は安定的に魚影があり、時速50匹ペース!

やはりこの日も、穂先でアタリを取るというよりも、仕掛けを動かしつつその動きの中で手感でアタリをとる方が効果的でした。

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が、しかし・・・その後はペースダウン・・・。

10時〜12時の2時間はほとんど群れが入らない状況で、12時の段階で100匹でしたが、午後になると一転し、また安定的な魚影が入ってきます。

そこで片方の仕掛けを定番ナイロン7本針から誘惑ロングケイムラ留5本0.5号にチェンジし、より効率的に多点がけを狙います。

これがハマったのか、ダブルやトリプルも増え、15時の納竿時には265匹と前日を上回る釣果で野尻湖のシーズンラストを締めくくることができました!

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この日は花屋ボートさんに24名乗船したほか、杉久保ハウスさんにも4名乗船し、総勢28人という大所帯となりました!

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花屋ボートさんの湖岸では、産卵を意識した?ワカサギが大挙しており、多くの魚影を目視することができました!

これだけ多くのワカサギが接岸しているということは、来期の野尻湖も非常に楽しみですね。

F58AEE9A-26A3-4C97-8175-BEED1816CE41.jpegお世話になった、釜鳴屋さん、花屋ボートさん、杉久保ハウスさん、また、参加者の皆さんありがとうございました!

来シーズンもワカサギの裏ツアーを開催予定ですので、よろしくお願いいたします!

関東では桜も満開で春一色となっている中、桧原湖は解氷が進み、ついに屋形の営業が再開になったとのことで、普段からお世話になっている早稲沢エリアのやませさんにお邪魔してきました。

春なら・・・間違いなく浅場一択!!!と思い、誰も入ろうとしない、7mラインのFRP船に送迎してもらいました。

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FRP船は私一人だったので、全ての釣り座を魚探掛けしたものの、どこもパッとしません。

その中でもボトムにちらほら映る釣り座があったため、そこで釣りを始めますが・・・30分で2匹。

これはまずい・・・と思い、やませさんにお願いして、お引越しをさせていただきました。

再解禁した月曜日に300匹超の釣果が出ている連結船(9mライン)への移動を勧められましたが、「7mラインの濁りが徐々に深場に落ちていくのでは?」「そうするととにかく水が濁っていない深場にワカサギが集まっているかも?」と思い、14mラインに設置されている鉄板船に入らせてもらいました。

鉄板船に着くなり、魚探をセットすると・・・ビンゴ!!

9mから下に満遍なく魚影があります。

(ということは、9m以浅は濁りが入っているのでは?と思ったのですが、のちに連結船の状況を聞いて納得。やはり、9mラインの連結船は前日と比較して厳しい状況となってしまったようでした。)

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仕掛けを投入すれば、周りの魚も集まってきて入れ食いになるのでは!?と考え、タックルは以下をチョイスしました。

リール:クリスティアAIR

穂先:クリスティアLTD速攻335 SSSS

仕掛け:速攻ショート7本 0.5号、速攻赤留7本0.5号

オモリ:TGシンカーDR-R 4g

下針:D-Max赤留金針0.5号

エサ:紅サシ、白サシ、アカムシ

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効率よく釣るなら、一番上の群れを狙うべし!と思い、まずは10mでオモリを止め、9〜10mの反応を狙います。

すると、安定して釣れ始め、どんどん魚影が濃くなります!

(結局この日は群れが抜けたタイミング以外はひたすら10mラインの宙層の釣りとなりました。)

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が、ワカサギのサイズが大きく、なかなか多点では釣れないため、少しタックルセッティングを変更しました。

仕掛け:速攻ショート→定番ナイロン7本0.5号

(ハリスを長くして、多点掛けを増やすため)

オモリ:TGシンカーDR-R4g→TG H...シルバーのハリス留タイプの棒状のものです)

(オモリを重くして手返しをよくするとともに、仕掛けをピンと張ることで、多点掛け率を上げるため)

これが功を奏し、ダブル・トリプルの回数が格段に増加!

そして群れもどんどん分厚くなっていきます。

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時折、5mラインに入ってくるヤマメに邪魔をされ、手前マツリといったトラブルもありながらも、

7時15分から12時15分までの5時間で800匹と、夢の10束が目前に!

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徐々に魚影も薄くなりましたが、13時45分で10束達成し、最終釣果は1,154匹!

桧原湖屋形自己記録も更新となる、終わりよければすべてよし!な釣りとなりました。

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片付け時点でも、この魚影・・・。

31日までと残り短い期間ですが、自己記録を更新するなら今がチャンスかもしれません!

33039705-FA4C-4121-9676-9B334DB53C16.jpegこの景色も今日でしばらくは見納め。

11月から3月までの5ヶ月間、楽しませてもらいました。

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やませのオーナー、小椋清一さん。

シーズン中は毎日のようにエリア内の魚探掛けを行い、屋形の位置を常に調整してくれています。

今シーズンも大変お世話になりました!

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そして、この日、2年ぶりにお会いできたリッキーさん!

せっかくなので、途中から鉄板船にお越しいただき、一緒に釣りを楽しませていただきました!

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5ヶ月間あった桧原湖シーズンも残りわずか、ラストスパートを楽しんでみてはいかがでしょうか!?

そしてシーズン終了後は、電動リールのメンテナンスをお忘れなく!

SLPでは、今年もクリスティアのオーバーホールキャンペーンを実施中ですので、お近くの釣具屋さん経由でぜひメンテナンスに出してみてくださいね〜!

詳細は下記URLをご参照ください!

https://slpplus.jp/news/crystia2023

3月に入り、私の住んでいる横浜も一気に暖かくなってきました。

ホームフィールドの桧原湖も、日中は二桁気温に突入する日が増えてきて、氷上終了の足音が聞こえてきている中、来シーズン発売の釣り東北社さんの「ワカサギの穴 vol.5」の取材で、桧原湖の早稲沢エリアに行ってきました。

いつも立ち寄るセブンイレブン裏磐梯店も、ワカサギシーズン終了が近いこともあり、どこか寂しげな朝でした。107F276D-70E0-45E1-9296-0C3D46082D48.jpeg

5時40分ごろに早稲沢キャンプ場の駐車場に到着しましたが、駐車場の雪もだいぶ溶けており、エントリー口までは地面が露出していました。

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駐車場で釣り東北社の伊藤社長と待ち合わせをしていると、平日にもかかわらず、多くの知り合いが!

皆さん、氷上ラストスパートを楽しみにいらしているとのことでした。

今回は駐車場で色々と準備することもあったため、私たちは定刻の6時を過ぎてから氷上に降りました。

(桧原湖では「氷上に上がれる時間は6時」からと定められています。早く着いたからといって、6時前に氷上に上がることは絶対にしないようにしてくださいね。)

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皆さん口を揃えて、「今年は浅場はダメ。やるなら深場(7〜10m)。」とおっしゃっているのですが、天邪鬼な私は、「3月だし、産卵を意識した個体が浅場に差してきているだろう」と思い、例年好調なポイントを探ってみました。

すると、5mラインで好反応が!

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浮いた反応もあったため、3〜4m ラインも探索してみましたが、どこを探しても魚影は皆無。

そのため、魚影の濃かった5mラインに戻りましたが、魚影がボトムから20cm程度浮いた反応主体となっており、もう少しボトムに魚影のあるポイントを探してみたのですが・・・どこにも見つからず、妥協して元のポイントでテントを広げたところ・・・

テントの影を嫌ったのか、魚探が真っ白に・・・。

エサを入れればワカサギが戻ってくるかも!?と淡い期待も持っていたのですが、取材でやらかしすぎは・・・ということで、釣果が安定している深場エリアを探索することにしました。

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深場エリアに行くと、川田さんに石原さん、国分さんにそのご友人、そして上州屋のA氏が!

A氏からのお導きもあり、ボトムに安定して魚影のある場所にテントを設営することができました。

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テントの設営を終え、10時半ごろにようやく釣り開始。

本日の釣り座はこんな感じでセットしました。

リール:クリスティアAIR

穂先:クリスティアLTD AGS 速攻310 SSS

仕掛け:速攻夜光留5本針0.5号(食い渋ってからは速攻ショート7本針0.5号に変更)、速攻赤留7本0.5号

オモリ:TGシンカー DR-R 3g

下針:D-max 赤留0.5号

エサ:本ラビット(カット)

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釣り開始後は活性が高く、仕掛けを投入するとすぐにアタるような状況!

テンポよく数が伸びていきます。

時にはトリプルも!

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お昼頃からはアタリが小さくなり、早稲沢らしい下針の釣りが続きましたが、その分、攻略のためのテクニックもご説明することができました。

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そして最終釣果は14時半終了で310匹と、実質4時間ちょっとで、かつロケをやりながらの釣果としては大満足の結果でした!

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魚影はこのように終始ボトムに安定した回遊がある状況でした。

それにしても3月のこの時期に早稲沢の8mラインで釣りをすることになるとは・・・。

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今年はサイズが大きいので深場に魚影が集中しているのかな?とも思いましたが、当日釣れた魚は、確かに例年よりは大きい(アベレージ5〜6cm程度)ですが、4cmクラスの早稲沢サイズも多く混じりましたので、真相はわからずじまいでした。

やはり、夏の豪雨による土砂流入で地形変化があったんですかね・・・?

最後に、伊藤社長にお願いして、磐梯山を背景に釣果と共に記念撮影していただきました。

この景色も今シーズンは見納めかと思うと寂しい限りです。

D462B181-A68E-4A1B-B039-232C24EDA0D0.jpeg今回のロケの様子は、来シーズン発売予定のワカサギの穴 Vol.5に掲載予定です。

まだまだ先にはなりますが、発売日等が決まりましたら、告知させていただきますね。

お世話になったやませさん、ご一緒した皆さん、そして私のやりたいことに付き合ってくださった釣り東北社の伊藤社長、ありがとうございました〜!

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