安藤 隆弘の最近のブログ記事

例年に比べ高水温からのシーズンインとなった桧原湖ですが、ここへきてようやくターンオーバーが始まったようです。

この時期になってくると誰もが頭を悩ませるのが、仕掛け選択。

今回は、桧原湖をメインとした東北エリアでの安藤流「仕掛け選択術」を解説させていただきます。

まず、絶対に準備しておきたい仕掛けがこちらの3シリーズ。(勝手に3種の神器と呼んでいますw)

1つ目は、桧原湖の鉄板仕掛け、速攻ショート!

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2つ目は、ローライト時のアピール力抜群な速攻夜光留!

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そして、3つ目は、東北エリアだけでなく全国的にも大人気の速攻赤留!

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この3点は絶対にタックルボックスに入れておいてほしい仕掛けです。

(というか、桧原湖の大抵の状況であれば、この3種類の使い分けでなんとかなります。)

では、これらをどのように使い分けるのか!?

使い分けのキーとなるのは、①天候(=ローライトかハイライトか)、②魚の気持ち(アピール系が効果的か、それともナチュラル系が効果的か)の2点です。

つまり、上述した3点の仕掛けがそれぞれどの状況に対応するものなのかを整理する必要があります。

これをまとめたのが下記の表です。

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(これは上述した3点以外の仕掛けを使う際にも重要なポイントですので、みなさんのお気に入りの仕掛けについて、どの状況にマッチするのか整理してみてくださいね!)

これは、針のカラーとチモトの留めの役割を基準に分類しています。

針に着目すると、サクサスコートの素針はローライトではシルエットがぼやけるのでナチュラル系に、逆にハイライトではシルエットが目立つためアピール系に分類できます。また、ケイムラ系のハリはローライト下の微量の紫外線でも発光するのでアピール系に、逆にハイライト下ではナチュラル系に分類できます。

次に、チモトの留めに着目すると、留めがなければナチュラル系、紫外線で発光する夜光留や赤留はローライトでもしっかりと発光することからアピール系に分類できます。

ここで「あれ?」と気づいた方は鋭い方です。

そう、夜光留はアピール系と言っていながら、ハイライトではナチュラル系に分類されています。

これは、夜光留のカラーの特性によるものです。つまり、ワカサギ目線で水中から仕掛けを見上げた際に、ハイライト下における夜光留の光は太陽光と被るため、シルエットがぼやけるのです。

と、こんな感じでざっくりと仕掛けの分類をしてみましたが、じゃあ結局どの仕掛けを使えばいいのかというと・・・

とりあえず、朝のスタート時はローライトとなりますので、ローライト対応の仕掛けを使うのがおすすめですが・・・アピールとナチュラルをどうするべきかは・・・釣ってみないとわかりません。

そこで、まずは左右でタイプの異なる仕掛け(アピール系・ナチュラル系)をそれぞれ使って様子見をするのがおすすめです。

個人的にはスタート時は「速攻ショート」と「速攻夜光留」を使うことが多く、その日のワカサギがアピール系を好むのかナチュラル系を好むのかを見定めていくのがよいと考えています。

※これも日が昇りローライトからハイライト水中のコンディションが変化すると、上記表のとおり、しけの役割も変わってしまうため、注意が必要です!

と、長々と解説してしまいましたが、まずは上記の表を理解した上で、お手持ちの仕掛けを分類し、状況ごとに使い分けてみるのがよいと思います。

ちなみに、針の本数も気になるかと思いますが・・・これはアピール力を高めたいなら「針数多め・ハリス間隔狭め」、ナチュラル系で行くならば「針数少なめ・ハリス間隔広め」と理解していただくとわかりやすいと思います。

そのほかにも、今回紹介していないミドルハリス・ロングハリス系の仕掛けはワカサギの活性が高い時期には非常に有効ですし、手持ち1丁で丁寧に誘う釣りでは低活性下でもワカサギに警戒心を抱かせることなく誘うことができます!

この辺りはまたの機会にご説明させていただければ幸いです。

皆さんも、3種の神器を使いこなして、釣果を伸ばしてみてはいかがでしょうか!?


桧原湖は解禁から好釣果が続いていますが、本業(サラリーマン)の方で、どうしても取っておきたい資格があり、その勉強のために、釣りはお預け状態の安藤です・・・。

とはいえ、勉強ばかりしていても心が疲れてしまうため、夜な夜なワカサギ道具をいじっていた時に、ふとヘラクッションとタックルバッグを運搬時に一体化できないかと思いまして、色々と試してみました。

見つかった現時点でのベストなセッティングがこちら。

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え?タックルバックの上に乗せただけじゃないかって!?

いやいや、違うんです。

実はこんな感じで、VS タックルバッグS(A)の上蓋部分(黄色丸箇所)に、VS Dリング(A)をに逆付けしています。

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そして、ヘラクッションの耳の部分には、100円ショップなどで売っているキーリングを装着し、キーリングとDリングをベルトで縛っています。

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ちなみにベルトは、ベリピタ尻手ベルト(A)を使っています。

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ちょっと安定感を欠いてはしまいますが、このようにカラビナで固定することもできます。

※ただし、カラビナのサイズ感が合わないと、かなりぐらつきますので、しっかりと縛れるベルトの方がオススメです。

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このようにタックルバッグにヘラクッションを固定すると、手持ちの荷物も減りますので、車への積み下ろしや、屋形への送迎時も非常に楽です。

また、ヘラクッションをつけたまま蓋の開閉もできるので、自宅での事前準備時などでも、手間要らずです!

ただし、メーカー推奨の使用方法ではないので、その点はご承知おきくださいませ^^;

さて、11月に入り関東や東北エリアの湖も続々とワカサギ釣りが解禁となっていますが、2023−24シーズンの私的解禁は、久しぶりに野尻湖からのスタートとしてみました。

11月3日に上州屋川中島店様で長野県内初のワカサギ釣り師向けの店内イベントである「ワカサギフェスタ」が開催されたことから、これに合わせて、翌日である11月4日に野尻湖の花屋ボートさんにお邪魔してきました!

この日は北信エリア(長野店、川中島店)と新潟エリア(長岡店、燕三条店)のスタッフの方とご一緒させていただくとともに、野尻湖・関東・愛知の名手の方にもご同船いただきました!

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今シーズンの野尻湖は例年と比較して高水温が続いており、3日のイベント時に野尻湖帰りのアングラーから伺った情報によると、「高速回遊する群れをいかにして釣り上げるかが釣果を伸ばすポイント」とのことでしたので、タックルは以下をチョイスしてみました。

リール:クリスティアAIR

穂先:クリスティアLTD AGS 速攻335 SSSS

仕掛け:速攻ショート7本針1号

オモリ:TGシンカー DR-R7g

下針:D-max 赤留金針0.5号

その他:延長キット12cm

エサ:紅サシ、白サシ、ビッグサシ

ポイントは水深22mライン。

ボトム付近にいい感じの魚影があります。

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仕掛けを落とすと、すぐにアタリがあったものの、巻き上げ中にバレてしまいます。

そして、周りは順調に釣り上げているようで、「つ抜けした!」とか「トリプルで釣れた!」とか聞こえてくる中で、私は0匹の状態が続きます・・・。

高速回遊の群れを釣るためのセッティングでは、ボトムの拾い釣りは辛いなと考え、早々に左右ともに穂先をクリスティアLTD 速攻 290 SSSにチェンジすると、小さいながらアタリが拾えるようになります。 

また、周囲で釣れているワカサギのサイズが大きかったことから、枝間隔の広い仕掛けの方が有利と考え、仕掛けを速攻ショート4本1号と速攻赤留4本1号にチェンジします。

さらに、高水温の割には、「居食い」をする個体が多いようでしたので、思い切ってオモリを3gまで軽くし、この時期の野尻では誰もやっていないであろう桧原湖の食い渋り時のセッティングでチャレンジしてみます。

(この日は風も吹いておらず、また湖流もほとんどなかったため、3gでも安心して釣りができました。)

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リールを1cm程度しか持ち上げないような、オモリをほとんど動かさない誘いをし、穂先の振れ幅変化でアタリを取っていくと、ポツポツではありますが、釣果が伸びていきます。

稀に景気のいい群れが入ってくるのですが、ブラックバスらしき魚影がボトムまで急降下し、ワカサギの群れを散らしてしまうような状況・・・。

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そして、気がつくと、船中でもほとんど釣れない状況となってしまったので、長谷川船長が一発逆転を狙い、移動を決意!

この移動が、大当たり!

移動後はポツポツ安定的に釣れる状況となり、時折このような分厚い群れも!

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そして、ラスト30分はこのような分厚い群れが5分おき位で回遊してくる状況に。

とは言っても相変わらずアタリは小さいので、オモリは4gで釣らざるを得ない状況でしたが、ビッグサシを仕掛けの1〜2箇所にノーカットでつける、誘いの間を長くすることによって、アタリの数が大きく増えたように感じました。

(水中でビッグサシがウネウネ動くことによって、ナチュラルな誘いになっていたのだと思われます!)

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そして、なんとか終了間際に滑り込みで100匹到達し、納竿となりました。

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最後に湖をバックに、同船した上州屋スタッフと野尻湖や関東、そして愛知から来たメンバーと記念撮影。

ちなみにこの日は野尻湖のスペシャリストである関さんが130匹で流石の竿頭でした!

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今年の野尻湖は例年と異なり、素直なアタリを取ればよいというわけではなく、むしろ桧原湖のような「いるけど食わない魚」をどのように食わせるか、またどのようにアタリを出すのかを考えながら釣る必要がありそうでした。

深場での釣りがメインとなる野尻湖では、先調子の穂先でフッキング重視のセッティングを好む方が多い(実際に私も野尻で釣りをするときはそのセッティングがメインです。)ですが、現時点では、桧原湖などで重宝されている繊細なティップの胴調子の穂先で、居食いのアタリや小さいアタリを丁寧に捉えていくことが釣果を伸ばすポイントになりそうでした。

そう言った意味では、今回使ったLTD AGS 速攻 290 SSSや、クリスティア55シリーズのSSSやSSSSなどが強い味方になってくれそうです。

とはいえ、深場の釣りになることが多いので、アワセやすさを保つために、延長キット(8cm〜12cm)と兼用するのがよさそうです!

例年と傾向がガラリと異なっている野尻湖。ここで新しい引き出しを身につけることで、今後の更なる釣果アップが目指せるかもしれませんので、ぜひみなさん、チャレンジしてみてはいかがでしょうか!?

お世話になった花屋ボートさん、上州屋の皆様、そして同船した皆様、ありがとうございました〜!

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