安藤 隆弘の最近のブログ記事

12月中旬頃から、例年通り南部エリアで「連日10束超え!」「自己記録更新!」といった景気の良い釣果情報が聞こえてくるようになりました。

とはいえ、そのような釣果は長くは続かないものなのですが、今年は一味違う様子。直近の土日も好釣果が出ており、ワクワクしながらゴールドハウス目黒さんにお邪魔してきました。

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連日の好釣果の影響もあって、当日は平日にもかかわらず大賑わい!

それでも目黒さんの場合、送迎待ちは温かい室内なので、これからの寒い時期でも一安心ですね。

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さて、当日はニューポイントと呼ばれるエリアに送迎してもらいました。

屋形に入り、魚探をセットすると・・・

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ボトムの14.6mラインから7mラインまで魚影がびっちり!

これは期待できそうです。

連日好釣果が続いていたことから、小さいアタリを取るのではなく、如何に手返しをよく釣るかということを目的として、タックルは以下をチョイスしました。

リール:クリスティア AIR(+ふんばるレッグロング)

穂先:クリスティア LTD AGS 速攻 335 SSSS

仕掛け:定番ナイロン6本0.5号、速攻夜光留6本0.5号

オモリ:TGシンカー DR-R7g

エサ:白サシ、紅サシ

その他:延長キット8㎝

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早々に準備を終え、7時ごろから実釣開始。今回はいつもの速攻310ではなく、最低限のアタリだけ拾えればよいという考えのもと、バットパワーが強く、アタリからアワセ、巻き上げ、そして取り込みまでの動作を最小限のモーションでこなせる先調子タイプの速攻335で勝負を掛けることにしました。

とはいえ、どうせ朝はローライト下なのであまり釣れないだろうと思っていたのですが、予想以上に釣れません・・・。

それでも、寄せエサと喰わせエサでサイズを分けたり、ブドウ虫を使用したりなどしてなんとか、1時間で70匹程度釣り上げます。

そして、少しずつ明るくなってくると、群れが固まり始めました。

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こうなってくると、あとはひたすら釣れる棚を探しながら、ワカサギを散らさないように釣ることに徹することが重要です。

私の場合は、まずは一番上の魚影の少し上からだんだん棚停止を使用し、オモリが群れの直前で止まるようにして、徐々に群れを上に向かせるようにしています。

一番上の群れに食い気が無ければその下の群れを同じ方法で探っていき、食い気のある群れにあたったところで、徐々にワカサギを上擦らせて手返しよく釣るのが効率的です。

うまく上擦らせると、このように4~5mラインまで魚影が上がってくることもありました!

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また、時にはこのように中層に群れが固まり、6~7mラインで入れ食いになることも。

こうなってくると、時速150~200ペースで釣れてくれます!

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時折、魚影が底ベタだけになることもありましたが・・・

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エサを交換して丁寧に誘っていると、少しづつ群れが戻ってきて、こんな感じに。

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12時~13時頃の間は食い渋ってしまい、少しペースが落ちましたが、そのタイミングで仕掛けを速攻ショート7本針0.5号と速攻赤留7本針0.5号にチェンジし、ショートハリスのアタリの出やすさを活かした釣り方に変更すると、ペースが戻り、14時前には目標の10束を達成!

そして15時過ぎには1,111匹とキリのいい数字となったところで納竿としました。

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10束超の釣りといえば、「入れ食い」とか「多点掛けばかり」とか思われる方が多いかもしれませんが、この時期の目黒さんの10束超えは、多点掛けばかりではなく、1匹ずつ拾うことが求められる釣りであり、私もダブルはそこそこありましたが、それ以上は片手で数えられる程度しかありませんでした。

また、X DAYと呼ばれた、10束超え祭りが始まった当初と比べると、ワカサギも毎日のように釣り人にプレッシャーを与えられているせいなのか、アタリもシビアなものが多く、どちらかといえば氷上の「居食い」に近いアタリが多くなります。

300~500匹程度を目指すのであれば、穂先に大きく出るアタリを拾っていけば十分なのですが、10束超えを目指すとなると、やはり穂先に出ないアタリを穂先に出す工夫や、手感の釣りをマスターする必要があると思います。

(当然水深15m近くで釣るので、手返しの良さは必須です!)

当日のパターンとしても、魚影の割にアタリがほとんど出ないことも多く、特にオモリが動くことを嫌っているように思えました。そのため、誘いはワカサギがエサを咥えている(=居食いしている)のを穂先で確認するために、オモリをほとんど動かさないような小さい誘いとすると、僅かに穂先の振れ幅が変化したり、規則的な動きが突然不規則になったりなどといった形でアタリが出ていました。

このパターンは、胴調子タイプの速攻310が非常に得意な釣りなのですが、水深14~15mで1匹ずつ手返しよく釣って10束を狙うとなると、先述のように一連の動作を最小限に抑えられる(=手返しがよくなる)先調子タイプかつ必要最小限のアタリは取れる繊細なティップを有する速攻335がベストマッチでした。

これが、TOPで700~800匹というような状況になると、速攻310と甲乙つけがたくなるのですが・・・笑

ゴールドハウス目黒さんは、全エリアの屋形で絶好調!

自己記録を更新したい方や釣り納め、釣り初めを真っ赤な魚探とともに迎えたい方は、ぜひゴールドハウス目黒さんに足を運んでみてはいかがでしょうか。

ご一緒した皆さん、お世話になったゴールドハウス目黒さん、ありがとうございました~!

12月17日は桧原湖北部本村エリアのやまぐっちさんへお邪魔してきました。

Twitterで知り合った方々がやまぐっち丸を貸し切りでチャーターしたということで、そこに混ぜてもらいました。

やまぐっちさんには昨シーズン末の氷上でお世話になりましたが、屋形にお邪魔するのは約4年ぶりと、かなり久しぶりであり、ワクワクがとまりませんでした。

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早朝に受付を終え、6時半の一番船で送迎してもらいました。

12月中旬になりようやく雪も増えてきて、氷上に向けたカウントダウンが始まってきた感じがしますね。

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屋形に送迎してもらい、やまぐっち丸全体を魚探掛けしてみましたが、ボトム付近にどこも安定的な回遊がある模様。今回はワカサギ初体験の方もいたため、障害物っぽい写りがたまにある席に私と小沼さんで座り、そのほかの席に皆さんに座ってもらいました。

こんな感じで、何とも言えませんが、ボトム付近に何がワカサギでない固定物が写っているような状況でしたが、その上にはしっかりとワカサギが回遊している様子だったので、何とかなるだろうと思い準備を進めました。

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本日のタックルは以下をチョイス。

リール:クリスティアAIR

穂先:クリスティア LTD AGS 速攻310 SSS

仕掛け:速攻ショート7本0.5号、速攻赤留7本0.5号

オモリ:TGシンカー DR-R6g

エサ:赤虫

下針:D-MAX赤留金針0.5号

その他:延長キット8㎝

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やまぐっち丸は椅子にテーブルスタイルなので、たたき台が無くても釣りが快適にできる仕様ですが、たたき台で可変角度を調整したいので、今回はテーブルの上にこのようにセッティングしてみました。

さて、釣りを開始すると、ボトムの障害物?の上を狙えばしっかりとワカサギが回遊してくる状況。そして、思ったよりも素直に口を使ってくれたお陰で、釣り初めから1時間で50匹と北部エリアでは上々のスタートダッシュを切れましたが、その後は激渋の時間に。

この時期の北部エリアはこの激渋の時間帯に、如何にして下針で丁寧に拾えるかが釣果を伸ばすカギとなります。

特に、12月下旬までは下針に赤虫をカットしてつけることが重要。

また下針は基本的にボトムから10㎝程度浮かせた状態とするのがオススメです。

(ワカサギは捕食時には上にあるエサに興味を示しがちなので、ボトムを回遊しているワカサギに対して、下針のエサでアピールするイメージです。)

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渋い時間が続きましたが、今年の本村エリアはいつもと一味違い、突如として分厚い群れが、安定的に入ってくる状況で、気が抜けません。

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しかし、10時過ぎから風が強くなり、回遊も少なく渋い状況となりましたが、11時半ごろにお昼のお弁当が配達されるあたりには状況が一変。

多点で釣れるほどの食い気ではありませんが、しっかりと誘えば安定的に釣れる状況になります。

時折、ボトムから1m程度まで分厚い群れが入ることもありました。

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でも、ちょうど届いた熱々のお弁当の魔力には勝てず・・・笑

今回は煮込みかつ丼を注文してみましたが、カツも分厚く、食べ応え十分な逸品でした!

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食事を終えてからも、ボトム中心に安定した回遊がありましたが、貸し切りのやまぐっち丸は14時に送迎となることから、後ろ髪を引かれながらも13時半ごろに納竿しました。

それでも釣果は285匹と、今シーズンの本村エリアの好調さを体感する釣果となりました!

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ちなみに、当日はそこまで屋形が揺れなかったため、速攻310で一日通しましたが、強風時などで屋形が揺れ動くような状況下では、先調子タイプの速攻335 SSSSもオススメですよ~!

最後に、ご一緒した皆さんと記念撮影。

今回は東京、埼玉、そして福島とさまざまなエリアから集まり、ワカサギ釣りを楽しみました。

初体験のお子様でも楽しく釣れるのがワカサギ釣りの良さでもありますよね~!

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ご一緒した皆さん、お世話になったやまぐっちさん、ありがとうございました~!

12月4日は3年ぶりに開催された第3回MJカップ(上州屋さん&ゴールドハウス目黒さん主催のワカサギ釣りトーナメント)に出場してきました。

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この大会、2018年の第1回大会、そして2019年の第2回大会と、連続で2位になっている相性のよい大会で、今回こそは優勝を!と前日のプラクティスからゴールドハウス目黒さんにお邪魔して万全の準備で大会に臨みました。

今回の大会はなんと参加者は50人!

地元福島エリアの名手だけでなく関東や北東北エリアの名手たちも参加していました。

6時に受付が始まり、予選のグループ&席決めのくじ引きを引くと・・・Cグループ!

どのグループを引こうとも、厳しいグループであることは変わりありません^^;

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予選は30分×4クールで各クール上位から10P、9P、8P・・・と付与され、4クール終了時点で各グループ上位3名と、各グループ上位3名を除く参加者全員の中で最多引数を釣り上げた選手が準決勝に進出するレギュレーションです。

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私は前日のプラクティスでボトムに継続的に回遊があったことから、タックルは以下をチョイス。

リール:クリスティアAIR

穂先:クリスティア LTD AGS 速攻310 SSS

仕掛け:速攻ショート7本針0.5号(改)・・・オモリ上のスナップを結びなおし、一番下の針とスナップの間隔を5㎝にしています。

オモリ:TGシンカー DR-R6g

下針:D-max 赤留金針0.5号

エサ:赤虫(1/3~ハーフカット)

その他:延長キット8㎝

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予選第1クール・・・Cー2と角から2番目。ここは何とか8P以上を獲得したいところです。

渋った状況下になった場合に、各クールスタートと同時にどれだけ早くボトムに仕掛けを投入できるかが重要になると読んでいたため、前日の釣行前にスプールに微量のオイルを注入し、更にラインやガイドもコーティングしていたことが功を奏し、投入直後に左右同時ヒット!

5分で6匹といいペースで釣れましたが・・・そこからは無の時間。

魚探にも魚が写らず、アタリも全くなし・・・。第1クールは6匹で終えます。

ただ、この状況はみんな同じだったようで、何とか9Pゲット!

そして第2クールはC-7。第1クールでトップ釣果が出た席の隣なので、ここは9P以上獲得したいという思いでした。

ここでもスタート直後にポツポツ釣れるも、後半は苦しい展開。それでも底ベタに少しづつ回遊があり、11匹釣り上げ、9Pゲット!

この時点で、グループ暫定首位に立ちます。

そして第3クール。ここで上位に入れば予選通過はほぼ確実な状況でしたが、座席はC-10。屋形では角席ですが、会場である京が森全体でみると、胴の間の席。

背中側からの回遊がない限りは間違いなく群れの残りを釣ることになるため、誘いも極限まで小さくし、食わせの間を5秒ほど空けるようにして、ワカサギの警戒心を和らげる作戦に。

やはり厳しい釣りとなり、釣果は6匹・・・。

ただ厳しいのはCグループ全体でも同様で、トップタイの釣果で10Pゲット!

これで予選通過をほぼ確実としました。

最後の第4クールは準決勝に向けて誘いのパターンや別の仕掛けを試しながら、16匹。

グループ3位で8Pを獲得し、合計36PでCグループをトップ通過できました!

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準決勝は、8名グループの上位2名のみが決勝に進出できるという狭き門。15分2クールの総引数で順位が決まります。各組の予選を勝ち抜けた猛者たちに対して、自分の釣りがどれだけ通用するのか、腕の見せ所でした。

第1クールはI席で一番角の席でした。ここでどれだけ数を伸ばせるかで、決勝進出の可否が決まると言っても過言ではないような席だったのですが、開始5分後に、水中を漂う高切れしたPEラインが右手仕掛けのすべての針に絡むというトラブル・・・。

何とか復旧するもここで大幅なタイムロス。

それでも、17匹を釣り上げ、第2クールへ。

第2クールは胴の間の席でしたが、第1クールで11匹釣れている席だったので期待して臨みます。

ここでは、想像以上に厳しい釣りとなりましたが、何とか9匹を釣り、合計26匹で2位となり決勝進出!

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決勝も15分2クールの総引数で順位が決まります。

第1クールは準備した速攻ショート(改)がハマり、下針とオモリ上の針にアタリが集中!

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下針とオモリ上の針のダブルもあり、順調に釣果を伸ばします。

(こんな写真を撮ってもらっている場合ではなかったと知るのは、もう少し後のことでした・・・笑)

途中、左手の仕掛けの上3本の針が絡まってしまいましたが、釣果に影響がないと考え、そのまま釣りを続行。

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体感的には、20匹以上釣れたかな?という状況で第1クールを終えます。

そして、泣いても笑っても最後のクール。

前のクールで仕掛けが絡まっていたため、仕掛けをチェンジ。速攻ショート(改)をその場で作ろうとも思いましたが、時間の関係で、速攻ショート7本針0.5号にしました。

・・・いま振り返るとこれが運命の分かれ道。

絡まった仕掛けをほどくなり、速攻ショート(改)をその場で作るなりするべきでした。

第2クールは、仕掛け投入後からアタリがほとんどないばかりか、ワカサギの回遊すらほとんどない状況。試しに速攻ショートの竿を少し上げる、速攻ショート(改)だけで釣りをすると、僅かながらワカサギの回遊が・・・!

でも時すでに遅し。さすがにこの状況で仕掛けをいじる勇気はありませんでした。

体感的には恐らくツ抜けもしていない感じ・・・。

やってしまいました。。。

第2クールが終わり、スタッフに検量してもらうと、30匹。

周りはもっと連れているだろうし、これは断トツ最下位では・・・と落ち込みましたが、ここまで残れたことに胸を張ろうと自分に言い聞かせていました。

そして結果発表・・・

案の定、私は4位でした。

が・・・、実は全員僅差。優勝者から4位までが3匹差という大接戦!

これは色々と悔やまれますが、次回の大会こそは優勝を勝ち取りたいところです。

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上位入賞のみなさん、おめでとうございました!

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この大会、景品も豪華なんです。

4位の私にも、こんな豪華な景品が!

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大会を主催された上州屋さん、会場を提供してくださったゴールドハウス目黒さん、そして参加者の皆さん、ありがとうございました~!

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