久保田 稔の最近のブログ記事

2018~2019ワカサギシーズンも始まり、各地から釣果情報が寄せられるように

なりました。クリスティアシリーズも続々と新製品がリリースされて

そろそろ準備が始まった方も多いかとおもいます。

 

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さて、今シーズンは新しい穂先「32.5 HG TYPE K」がリリースになりました。

このモデルは、わたくし久保田 稔 監修で、こだわりとわがままを形にしてみました。

 

そして、最大のコンセプトは・・・・・?

「水中の情報をリアルに穂先に伝える」ということ。

つまり、大きいアタリは大きく表現し、小さいアタリは小さく表現する。

細かいアタリは細かく表現し、走り出したらグンと引っ張って表現する。

 

当たり前なことなのですが、意外にもこのテーマを追求した穂先が無く

実際に水中で起きている事と、穂先で表れているアタリが全然違うのが

自分の考えの中では疑問になってました。

 

水中のリアルな状況を穂先で表現できれば・・・・・・

エサを食ったのか?

エサを吐いたのか?

仕掛けに触ったのか?

今、針が半掛かり状態?

活性が高い?低い?

ワカサギの泳ぐ速度が速い?遅い?

止まって食っている?居食い?

 

といことも判断できる材料になるだろうと思ってました。

 

今まで、それらの状況の判断はアングラーの熟練した経験や洞察力が必要でした。

僕は、穂先の動きでもっと状況を判りやすくし釣り人側の手助けができれば

もっと釣果アップにつな繋がるのではないか?と思いHG TYPE Kの製作に取り掛りました。

 

まず、この穂先は東北・信州野尻湖・山中湖方面でのドーム屋形船・氷上テント

などでの電動二丁スタイルを前提としています。

つまり、リール(竿)を台の上に置いてアタリを目で取るスタイルです。

露天や手持ちスタイルには向いていません。それだけ穂先が敏感に出来ています。

水中のリアルな情報を得るには、かなり繊細な柔らかさと長さが必要になります。

そして、最も重要なのは・・・・

竿の反復の速度を速くすること!

短くて反発力のある素材であれば問題ないのですが、

極限までしなやかに加工することを考慮するとグラスファイバーでの製作が

前提となります。この低反発なグラスファイバーのポテンシャルを引きだすために

必用なことは・・・・・

「極限まで軽量化をすること!」

特に、穂先の先端部分~中間部分までは徹底的に軽量化することで

反復の速度(復元する速さ)が増すことができます。

イメージしてもらいますと・・・・・

重い穂先→ ぼよ~ん・ぼよ~ん ズン・ズン

軽い穂先→ シャカ・シャカ シャキ・シャキ

みたいな感じです(笑)

 

例えば・・・・・

ワカサギが首を振って外そうとした時、

重い穂先→ ズンズン!(2回)反復の速度が遅い

軽い穂先→ ツンツンツンツンツン!(5回)反復の速度が速い

というイメージです。

◎軽くするための工夫

 

・ブランクを5㎜から4㎜に変更。

グラス素材そのものの質量を減らすことでかなり軽くなります。元部分の硬さが

しっかり残ることが大事で、これ以上細くするとボヨンボヨンしてしまいます。

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・ガイドスレッドを最低限の幅まで細くする。

従来モデルのガイドスレッドよりも若干ですが巻き数を減らしております。

ブランクの幅が狭くなっているので使用している糸の長さも減っています。

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・塗装を超極薄で仕上げる

軽量化のために最も重要なことは、塗装による塗料を極力減らすことです。

意外なことですが塗料の重みが竿のポテンシャルにかなり影響します。

ハンドメイドのルアーを作っているかたならお分かりでしょうが、

トラウトミノークラスに何回も塗装すると数グラム重量が増してしまうくらい

かなりの重さがプラスされます。それだけ影響してしまうのが塗料なのです。

ですが、極薄な塗装膜で仕上げることで竿の強度とわずかな張りもプラスしますので

有効的な効果を狙った形がこの方法です。

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次回は、HG32.5SSS TYPE Kの徹底解説をいたしますので

お楽しみにしてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月1日

野尻湖黒鰻会の皆様とシーズンラストの釣行です。

参加者29名、くじ引きで2グループに分かれて

釣り開始です。僕は野尻湖マリーナさん1号艇

 

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お隣は、関さん親子と塚野さん。

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水深は30~37mと深め、食いはしぶ~~~い状況。

産卵を終えた個体が多く、口を使わない感じです。

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残念ながら、目標の100匹は越えられませんでしたが

楽しいラストの釣行となりました。

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今シーズンもクリスティアタックルで楽しいワカサギ釣りが出来ました。

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そして、釣りが終了してからは

野尻湖漁協さんの孵化施設を見学。

日本国内でトップクラスのワカサギ孵化の研究と

設備が整っており桧原湖漁協さんの孵化事業の

お手本となっております。

自然産卵では気象や水温、水質などの条件に左右されるため

孵化率は約50%と意外に低いのですが

このシステムであれば、孵化率98%と安定した稚魚放流が可能に

なります。そして、卵や稚魚が外敵にも襲われる心配もないので

確実性が高いのが特徴です。

 

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汲み上げたきれいな水を空気と撹拌させて酸素を十分に蓄えます。

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湖に仕掛けた定置網から親魚を捕獲してこの水槽に入れます。

そして、フタをして暗くして産卵をうながし、

底に溜まった受精卵を採取します。

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水槽の底から流れ出た水と一緒に受精卵が出てきますので

網に貯めておきます。この状態では卵に粘着性があるので

陶土を溶かした水で洗浄してパラパラの状態にします。

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円筒形の孵化器に受精卵を入れて、酸素たっぷりの水で

撹拌させながら孵化を待ちます。常に卵に水流を当てないと

孵化率が低くなります。

そして、日ごとの水温の累積が100℃を越えるといよいよ孵化です。

 

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孵化した稚魚は、水槽の中で泳ぎ回っています。

 

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何日か水槽の中を泳ぎ回っています。

これで体長が約2~3㎜程度。

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そして、ワカサギの稚魚は水槽上部の排水パイプから水と一緒に

湖へ通じる水路を通って本湖に旅立ちます。

 

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見学の後は、黒鰻会の会長から

野尻湖漁協さんへ寄付金の贈呈。

これからのワカサギ釣りのために役立てていただきたい

との願いを込めております。

 

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今シーズンも楽しいワカサギ釣りができました。

組合長様と黒鰻会メンバーの記念撮影!

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今シーズンもたくさんの皆様とお会いできましたことに

感謝しております。

ありがとうございました。

ワカサギ釣りのシーズンは終了となりましたが

新製品の情報等はお送りいたしますので

お楽しみにしてくださいませ~~~~!

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3月25日

 

いよいよ氷上ワカサギ釣りも終盤を迎えました。

裏磐梯エリアのラスト釣行は、このところ好調の小野川湖

庄助キャンプ場ドームへ。

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同行したメンバーは、

矢野倉さん、田辺さん、じゅんいちリンカーン君、

安藤君、大出さん、角田さん

このところ300~400匹台が釣れているそうなので

期待大で向かいますが、この日は満員とのこと。

みなさん、ラストということでどっと予約が入ったみたいです。

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ぼくは、昔の記憶を思い出し

『小野川湖の氷上はフカセ釣りが良かったような・・・・』

と、底から2~3m浮いた魚群に2ヒロのリーダーを結んで

仕掛け上部にガン玉を付けて『ロングリーダーフカセ釣り』から開始!

 

周りのみんなさんは・・・・・?

オモリ3g前後の脈釣りで底から2m上げて棚を合わせているようです。

 

時間の経過とともに、確実に脈釣りの方が釣れていて

僕のフカセ釣りは・・・・・ぜんぜん当たりません。

スタートダッシュ失敗(笑)

 

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ということで、脈釣りに変更して仕切り直しです。

タックルは、野尻湖と同じ34SSS先調子+穂先延長キット

水深約16mで、屋形のスリットなので結構釣りやすいセットです。

 

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この日の竿頭の角田さん。ダントツの232匹!

じゅんいちリンカーン君も190匹

矢野倉さんも200匹オーバー!

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朝一の場所の選択に失敗した田辺さん(笑)

寝坊した安藤君(笑)

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そして、花粉症でお悩みの大出さん(泣)

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脈釣りに替えてからいいペースになりまして

残念ながら、角田さんには追いつけませんでしたが

195匹で終了となりました。

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午後にはドームの周りの氷は溶けてました。

もう春ですね~cherryblossom

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今年活躍した手繰りのチャンピオン!

矢野倉&じゅんいちリンカーン

また来年も期待してますよ~~~

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帰りは、猪苗代にある台湾料理店で

今シーズンの反省会

菊地さんと平井さんも駆けつけて

たのしいラスト釣行となりました。

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☆タックルデータ☆

リール CRPTⅡα

    CRPTⅡ+ 外部電源仕様

穂先  34SSS先調子&穂先延長アダプター

仕掛け KK速攻6本マルチ 1号

オモリ TGシンカーR 4g

エサ  赤サシ・白サシ

 

 

 

 

 

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