RCSサーフスプール45用TAPER 2°で広がるスプール選択

文・写真/川口 友輝朗 かわぐち ゆきお 1989年埼玉県生まれ

ダイワフィールドモニター 日本サーフキャスティング連盟所属 マスターズサーフ所属

 

今年遂に発売となった2度テーパースプール、RCSサーフスプール45用TAPER 2°
ドラグなしモデルのラインナップは次の2つ


①15PE (ラインキャパ PE1.5号 250m PE2号 200m)
②06PE (ラインキャパ PE0.6号 250m PE0.8号 200m)

 

という設定となっております。

一足早く釣りフェスティバルやフィッシングショーでお目見えとなり、今シーズンから使おうと購入された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 


ダイワの45ミリストロークモデルは長らくスプールの互換性が保たれているのが大きな特徴。過去のスプールなども含めれば様々なシチュエーションに合わせてスプールのセレクトが可能です。
 

歴代のトーナメントサーフ45には6°テーパーや7.5°テーパーのスプールが純正装備されています。

6°テーパーは遠投性に優れ、7.5°(ナナハン)スプールは6°の上をいく遠投性能を持っております。7.5°スプールはエッジ形状にもこだわり、これもこの高い遠投性を実現する重要な要素となっています。
 

これに対して2°テーパーは圧倒的な巻き取り量とトラブルレスで手返しを向上させることができるというメリットがあります。

このようにスプールそれぞれには個性があり、巻く糸のシステムで更に用途の幅は広がっていきます。


僕の場合、大会でも普段の釣りでもスプールは常時16個、最大で18個持ち込んで釣りをしています。実釣では気象条件や潮の流れ、海底の地形、漂流物の有無等によってスプールをセレクトしていくため、これだけ多くのスプールが必要になるのです。

 

こう聞くと、じゃあどのようにしてスプールを選んでいるのか、という疑問が湧いてきますよね?

この疑問にお答えすべく、僕のスプールの使い分けについて紹介していきます。

 

手持ちのスプールを次のようなタイプ分け・条件分けにより分類し、使い道を整理して考えています。

「万能型」、「遠投仕様」、「根がかりリスクのある場所」、「漂流物やゴミが多い場合」。

それぞれの分類について説明していきます。

 


【万能型】

遠投のみでなく中距離、近距離も投げ分け、広く探りたい。こんな時にはライントラブルの発生率を最も低くできる2°テーパースプールをセレクトします。まさに今年発売の
RCSサーフスプール45用TAPER 2°がこれですね。


また、安定して使えるということに加え、テーパー角の大きいスプールと比べるとハンドル一巻きあたりの巻き取り量も多くなるので手返し効率も向上します。
08トーナメントサーフZ45以降、2°テーパースプールの販売がなかったので、今年リリースされた2°テーパースプールのリリースは嬉しいかぎりです。

万能型の使用スプールは

RCS サーフスプール45用TAPER 2°0.6号用
08トーナメントサーフZ45 2°テーパースプール 0.8号用
となります。

ラインシステムは
メインライン サーフセンサーNEO+si 0.6号 250m+中間リーダーPE0.8号 25m+力糸
または
メインライン サーフセンサー8レイド0.5号 250m+中間リーダーPE0.6号 25m+力糸


中間リーダーはメインラインの摩耗軽減の為に組んでいます。 ノットはメインラインと中間リーダーはノーネームノット。 メインラインと中間リーダーで号数の差が大きくなってしまう場合はFGノットで組むこともあります。
中間リーダーから力糸はFGノットで組んでいます。

 


【遠投仕様】

遠投して遠くの魚を狙いたい場合、テーパー角の大きいスプールが有利とされています。この遠投仕様のスプールとして、ナナハンスプールや6°テーパーのシャロースプールタイプを多く準備しておき、それぞれに細番手のPEを巻いておくことが多いです。これが最も多く使うスプール分類の一つになっています

 

また、その遠投性能だけでなく、細糸のアドバンテージを活かしたいときにもこのスプールを使います。

細糸は水中での抵抗が小さく、水切れが良いという特性があります。この特性を活かし、潮の流れが速い状況で、仕掛けがうまく落ち着かない場合、細糸を使えば仕掛けを安定させることができます。また、仕掛けを潮流に乗せて流す際、流し過ぎないようにする場合にも有効です。


遠投仕様で使用するスプールは

16トーナメントサーフ純正スプール(7.5°テーパー)
RCS トーナメントサーフ45用7.5°0.5号用スプール
19トーナメントサーフ45HG 純正スプール(7.5°テーパー)
19トーナメントサーフ45 06PE(6°テーパー、LCスプール)

ラインシステムは
メインライン サーフセンサー8ブレイド 0.4号or0.5号250m+中間リーダー モアザンセンサー12ブレイド0.6号 25m+力糸


【根掛かりのリスクがある場所】

根掛かりが予想される場所では、高切れのリスクがあるので、少し太目のラインを使用します。
このため、遠投狙いの場合6°テーパーのスプールで0.8号や1号のラインが巻ける物をセレクトしたり、

中距離や近距離を主に攻せめるのであれば、2°テーパーのスプールで1号や1.5号を巻ける物をセレクト。


場所によっては、かなり根のキツイ場所もあるので、そのような場所では1.5号以上の高強度ラインも用意しています。

根掛かり対策 遠投用で使用するスプール
 19トーナメントサーフ45 06PE(LCスプール)
 08トーナメントサーフZ45 純正スプール

ラインシステムは
メインライン サーフセンサー8ブレイド 0.8号or1号 200m+中間リーダーPE1号 25m+力糸

根掛かり対策 中近距離用で使用するスプール

RCS サーフスプール45用TAPER 2°1.5号用
08トーナメントサーフZ45 2°テーパースプール 0.8号用

 ラインシステムは
メインライン 
サーフセンサー8ブレイド 0.8号or1号 200m+中間リーダーPE1号 25m+力糸

根掛かりがキツイ場合に使用するスプール

RCS サーフスプール45用TAPER 2°1.5号用
トーナメントサーフベーシア45  1.5号用

ラインシステムは
メインライン 
サーフセンサー8ブレイド  1.5号or2号200m+力糸
 


【漂流物やゴミが多い場合】

悪天候等で漂流物や底荒れしている場合、道糸にゴミが付着し釣り辛い状況となることもあります。
最悪の場合、ゴミの負荷に耐えきれず高切れしてしまうことも。
漂流物やゴミが比較的少なければ、細糸で付着を軽減できる場合もありますが、一定程度以上にゴミが有れば太糸を使う事が多いです。またゴミの濃度、漂流物の多さ等で号数のバリエーションを用意してます。ゴミが多くなるにつれ、号数を上げていきます。


ゴミが多い時に使用するスプール


RCS サーフスプール45用TAPER 2° 1.5号用スプール
RCSサーフスプール 45COMPETITIONスプール
トーナメントサーフZ45
T PE逆テーパースプール


ラインシステムは
メインライン 
 サーフセンサー8ブレイド   1.5号or2号or3号200m+力糸

このようにスプールを分類し手持ちのスプールを使い分けています。

ダイワの投げリールの互換性を最大限活かしてベストの釣りができるようにセッティングしています。

今年の新製品RCS サーフスプール45用TAPER 2°が加わったことでさらにパワーアップ。

自粛ムードの中ですが、釣りが自由にできるときに備えて万全の準備をしておきましょう。

2020年9月

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