SLP WORKSパーツで手持ちのリールをグレードアップ ②

大好評のスピンニングリール「セオリー」チューニングを行うべく訪れた、

ダイワのアフターサービスを担う「スポーツライフプラネッツ」(以後SLP)。

 

前回(①の回ですね)に引き続き、SLP WORKS チーム「たじやん」こと田島直樹さんの下、

セオリーのチューニングの模様をお送りいたします。

IMG_9787.JPG

なにやら、ドライバーを手にお出迎えです。

 

今回は、ラインローラー部チューニングを行います。

 

ラインのよれを減らすために大事なパーツであるラインローラー。

ダイワのラインローラーの技術といえば忘れてはならないのが

「ツイストバスター」

です。(詳しく知りたい方はリンクでご確認くださいね)

その「ツイストバスター」のパフォーマンスを最大限発揮するために、

ラインローラー部のカラーをボールベアリングに変更します。

 

特に、アンダー1gのルアーを多用するエリアトラウトでは、

ラインローラーの性能は大切な要素の一つ。

 

ラインのテンションが低いとラインローラーが回りにくいですからね。

このラインローラーを回りやすくし、ライントラブルを減らすことが、

今回のチューニングの目的です!

 

まずは、ラインローラー部のローラーSCを外します。

 

IMG_9743.JPG

セオリーのローラーSCは6角形のネジですので、

「SLPW HEX ドライバー」

を使用します。

 

ドライバー.jpg

(一番下がSLPW HEX ドライバーになります。

 プラスドライバー、マイナスドライバーは秋以降に発売予定です!)

 

実は、ドライバーなんてどれでも変わらない、、、と思っていましたが、

この「SLPW HEX ドライバー」サイズがぴったりなのはもちろん、

ねじ山がなめる気配は全く無く、ネジに食いつく感じです。

更に、グリップが手になじみ、とても力が入れやすい

これは、アングラー心をくすぐる!?一品ですよ!

(ネジの緩み、脱落を防止するために、ネジ止め剤を使用していますので、

外す際はサイズにあったドライバーで、力を入れて外すようにしましょう)

 

ローラーSCを外すと、ラインローラー部のパーツを取ることが出来ます。

このとき、外すと同時にパーツの脱落を防ぐために指で押さえておきましょう。

 

脱落防止.jpg

 

次に、アームレバーを倒します

そして、パーツを順番に外し、順番に並べておきましょう。

外した状態がこちら。

 

IMG_9748.JPG

 

セオリーのラインローラーは1BB仕様ですので、ボールベアリングが1つカラーが1つとなっています。

このカラーをボールベアリングに交換し、2BB仕様にします。

今回は「BBラインローラーキットMⅡ」です!

 

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交換するのは、ローラーカラー(C)ローラーカラー(D)というパーツです。

 

この2つをボールベアリングに交換しますが、今回も「メンテナンスグリス104」を塗布します。

 

ラインローラーにはオイルじゃないの?

との声も聞こえてきそうですが、①のBBスプールドラグキットの回にもお伝えしたとおり、

高回転部分以外は、グリスの塗布が基本なのです。

ラインローラーにオイルを使用すると、すぐに流れ落ちてしまい、異音の原因になるんです。

 

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大活躍の「メンテナンスグリス104」です。

 

グリスの塗布が済みましたら、ラインローラーを組んでいきます。

写真のようにボールベアリングを組み込んだものを二つ組み上げます。

一つはもともと付いていたものですね。

 

IMG_9755.JPG

少し、グリスが多かったですね。。。

 

バラバラにならないように注意しながら、ラインローラーにはめ込みます。

 

IMG_9756.JPG

 

そして、向きを間違えないように組み込めば完成です!

 

完成したラインローラー部を指で回してみると、スムーズに回転するようになった、、、気がする?

やはり、実釣で試してみないと、効果は分からないですね。

早く釣場で使いたいです!!

 

次はハンドルノブですが、、、またまた長くなりましたので、次回のお楽しみにします。

皆様も、SLP WORKSパーツグレードアップしてみてくださいね!

 

事務局:INA

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