みなさんこんにちは!関東エリアでは、続々と釣果情報があがってきていますが
東北エリアのワカサギ釣りファンの皆様は準備は進んでいますでしょうか?
解禁までの間は、僕のウンチクで我慢してくださいね。
ということで、前回の穂先に続きよく聞かれる「仕掛けの選び方って?どれを選べばいいの?」
そうなんです。これだけ色々と発売されているワカサギ仕掛け、
選ぶ基準や理論など10人いれば10通りの答えが帰ってくる世界なのです。
まずは、この仕掛けというもを部分的説明していきながら、どの状況に合うのか?選択するのか?
僕なりの方法をご説明していきます。
僕がワカサギ釣りで一番重要視しているのが、この「仕掛け」です。竿先を選ぶよりも先に悩む
ことでもあります。
その「仕掛け」のなかでも重要な部分が「エダスの間隔」、つまり、針と針の間隔の長さ(広さ)
です。釣果を大きく左右するといっても大げさではない!と思ってます。
仕掛けの良し悪しでの釣果の差は、だれでも体感できるくらいハッキリと差が出ます。
◎ダイワ・クリスティア快適ワカサギSS仕掛け 設計図
だいたい市販の仕掛けで採用されているエダス間隔は8cm~20cm以上で、等間隔もあれば
変則間隔もありと様々です。クリスティア快適ワカサギSSでも等間隔・変則間隔の両方が
ラインナップされていますが10cm~18cmで構成されていて、主に12cmと15cmを多用して
います。
では、間隔の長さのでどのような効果(結果)があるのか?
エダス間隔狭い(短い) → 長所 魚を呼び寄せる力が強い
短所 避けられてしまう
エダス間隔広い(長い) → 長所 避けにくくなる
短所 魚を呼び寄せる力が弱い
仕掛けのエサは、誘いをすることで連動して同時に動きます。
上下に誘いをいれれば、エサは同時に上下に動くことになります。
これは、遠くからやってくるワカサギにはアピールできますが・・・・・・
逆に、近くに来たときは連動して動くことで、大きな物体にでも見えるのでしょうか?
エサ同士の間隔が狭いと仕掛けを避けられてしまいます。
よく、隣は入れ食い!自分はさっぱり?なんて場面ありませんでしょうか?
実は、水中の中ではこのような現象が起きているのではないかと思います。
つまり、その時のワカサギの状態に合ったエダス間隔にすればよく釣れるということになります。
僕が、エダス間隔の長さを選択している基準は・・・・・・・・
魚群の密度に合わせる!
つまり・・・・・
魚群の密度が濃い(狭い) → エダス間隔の狭い(短い)
魚群の密度が薄い(広い) → エダス間隔の広い(長い)
さらに説明すると・・・・・・
魚が小さい → 視野が狭い+テリトリー範囲が狭い = 魚群の密度が濃い(狭い)
魚が大きい → 視野が広い+テリトリー範囲が広い = 魚群の密度が薄い(広い)
というのを基本にしています。
しか~~~し!もっと魚群の密度に密接した要素があります!それは・・・・・・
外敵!
つまり、ワカサギを食べる魚(フィッシュイーター)の有無が、魚群の密度を濃くしたり
薄くしたり、魚群の規模を大きくしたり、小さくしたりしているのだと思われます。
代表的なワカサギを食べる魚は・・・・・・
ブラックバス・スモールマウスバス・イワナ・ヤマメ・サクラマス・ウグイ・ニゴイ など
特に、バスやトラウトはワカサギの魚群を取り囲みながら一緒に回遊しています。
時々群れからはぐれたワカサギに襲い掛かりながらお腹を満たしているようです。
僕は桧原湖へ春~秋まではバスフィッシング、秋~冬はワカサギ釣りと年中湖上に
浮いていますが、毎年ワカサギ釣りをしていてよく釣れる仕掛けの傾向が変わったり
同じ桧原湖でもエリアによってよく釣れる仕掛けが違っていたりと、いつも疑問に思って
いました。ですが、「外敵」の要素で当てはめていくことでつじつまが合うようになりました。
外敵の多い水深 浅場~12・13mあたり → 魚群の密度が濃い(狭い)
外敵の少ない水深 15m~深場 → 魚群の密度が薄い(広い)
水深が浅くても外敵が少なければ → 魚群の密度が薄い(広い)
更に食性の強い外敵(トラウト類) → 魚群の密度が濃い(狭い)
といった傾向があるようです。
まずは、皆さんも釣行の際は魚探の画像をよく観察してみてください。
◎参考魚探画像
赤丸で囲っているのがバスの映像、ワカサギの群れを追いかけています。
200khz(左)のワカサギの密度はやや濃くなっている状態です。
※左200khz 指向角20° 右83khz 指向角120°
こちらの魚探画像は、氷上の浅場です。水温が低い(3度台)ので外敵の活性が低い
のですが、魚のサイズが小さいため魚群は濃い状態です。
話を戻しますと・・・・・
仕掛けのエダス間隔 桧原湖の場合
5~10cm 狭い
10~15cm やや広め
15cm以上 広め
という感じで分類してみると状態が探りやすくなるかと思います。
屋形・ドームシーズンでは、12cm~18cm位のエダス間隔(メイン15cm)
氷上シーズンでは、10cm~15cm位のエダス間隔(メイン12cm)
これを基準にして色々探ってみると良いでしょう。
その際、左右の仕掛けを別々(広い・狭い)にして状況を見極めてから、良い方の仕掛けへ
シフトするのも一手でしょう。
1cmでも違うとガラッと変化することもありますので、みなさんも色々試してみてください。