東京でも夏日を記録する日が出始めた今日この頃、
皆様、いろいろなトラウトと戯れていることと思います。
ところで、ネイティブトラウトのルアーのカラー、
どのように選ばれていますか?
「アカキンがあればいいよ!」
「いや、ヤマメでしょ!」
と、お気に入りのカラーしか投げていない方もいらっしゃるはず!?
事務局は、山吹ヤマメばかりだったりするわけでして。。。
今回、好評をいただいております、
の、カラーに関する解説を、小林モニターに伺いました。
これを読めば、全色揃えたくなること間違いなし!?
では、小林モニター、お願いします!!
皆さんこんにちは!
ダイワネイティブトラウトモニターの小林将大です。
関東は20度を超える暖かい日が続き、
渓魚は瀬に出てきて、積極的にエサを追う季節へと移り変わってきました。
私も先日里川を訪れ、満開の桜を楽しみながら川を歩いてきました。
まだまだ、本調子ではないものの、場所によっては好反応を見せる魚がいて、
ルアーをカラーローテーションし、反応する渓魚に口を使わせていく、そんな状況でした。
日に日にルアーへの反応が良くなるこの季節ですが、
みなさん、ルアーカラーはどのように選ばれていますか?
また、カラーローテーションはどのように行っておりますか?
今回は、私のカラーセレクト時の考え方をお伝えしようと思います。
私は釣場に着いてまず行うのが、渓流の規模、魚の着き場を考え、
その川の魚が何をメインに食べているのかを予測します。
そして、予測した主に食べているであろうエサから、ルアー、カラーを選びます。
これだけ聞くとマッチザベイト、
つまり、食べているエサ(小魚)に似せたルアー、
カラーを選んで釣っていくと聞こえるかもしれませんが、
あくまでもマッチザベイトは選択肢の一つと考えています。
どういう事かと言いますと、
渓流魚がルアーに喰い付く要素は、
大きく分けて3つの要素があると考えており、
マッチザベイトのように捕食に訴えかけるだけでは喰わせられないことがあると考えているからです。
【渓流魚がルアーに喰い付くと考えられる要素】
① 小魚を食べており、エサだと認識して喰い付く 『捕食要素』
② キラキラ動くルアーに興味を持ち、つい反応してしまう 『リアクション要素』
③ エサの取りやすい場所、縄張りを争う 『威嚇要素』
つまり、明らかに小魚や昆虫などをエサにしている場合は ① 捕食要素 で喰わせようと考えます。
例えば、エサとなるアユが多い川であれば、若アユやパールアユなどのアユ系のカラーを選択します。
しかし、支流域などでアユやハヤなど小魚が少なく、
小魚が優先的に喰われている可能性が低いと予測できるときは、
① 捕食要素 へ訴えかけるよりも ② リアクション要素 や ③ 威嚇要素 を刺激する方が,
ルアーに喰い付きやすいのではないかと考えています。
そのため私はルアーのカラー選びをするとき、
ルアーに喰い付く要素は上記の①~③のどれにあてはまるか考え、釣りを組み立てています。
さぁ、ここから各カラーと、カラーセレクトの解説です、、、が、
長くなってきましたので、具体的な内容は次回とさせていただきますね。
では、次回をお楽しみに♪
狙ったローテーションで釣れると、
嬉しさ倍増ですよ♪
小林モニター、ありがとうございました。
カラー、実は奥が深そうですね。
さぁ、次回は、カラーセレクトの核心に迫っていきますよ。
お楽しみに♪
事務局:INA