前回の記事でも紹介しました、PRESSOブランド6年ぶりのエリアトラウト専用リール、
『(14)PRESSO1025/2025H』が発売されます
エリアに求められる機能を、ハイバリュー(ここ重要!)の中にパッケージングした一台、として、
本当におすすめです。
このリール、簡単にいいますと、
ルビアスのボディに、EXISTのローターがつき、
バス用スピニング:イグニスTYPE-Rのドラグが採用されたリール、
ということになるでしょうか。
ですから、やはり、自重やギヤーの(究極の、ですが)精度、といったところでは、
EXISTには、はっきりいって勝てません
フラッグシップ機種のみが持つことを許される、道具としての風格も、やはり、及びません
でも、メーカー希望本体価格40,000円の中で、エリアに最大限シュートした機能を盛り込み、
更には、PRESSOロッドとのカラーマッチングも果たした、という点で、非常に魅力的に
仕上がっているリールだといえると思います。
特に、カルディアやルビアスをご使用頂いている方の、更なるステップアップとして、
本当にお奨めです。
また、EXISTがいいのはわかるけれど、持参する5本すべてに装着するのは、経済的に・・
という方にも、十分ご満足いただけるリールです。
で、エリアトラウトのリールに求められるリールの要素とは、なんでしょうか。
勿論様々な項目が挙がるでしょうが、
やはり、『巻き感度』と、『ドラグ性能』が最も重要なPOINTではないかと思います。
PRESSOリールは、EXISTと同じ、ZAION製のエアローターを採用したことにより、
回転の軽さ、レスポンスのよさはほぼEXISTと同等
惰性のない、ハンドルを回した分だけ過不足なく
きっちりとローターが回転してくれるといったような、ダイレクトな感覚は、
その中で発生した違和感を、明確にハンドルの重みの変化として、アングラーに伝えてくれます。
この辺は三浦スタッフに比較テストも行って頂き、はっきりとした評価の差が出ている点で、
実際お使い頂ければわかっていただけると思います。
勿論、ご存じの通り、単純な薄肉ライトなローターではなく、強度も保ちながら、この軽さを実現している点が、
独特の形状を持つ、エアローターのなせる技、なわけですが。
もうひとつ、ドラグ性能について。
今春発売させて頂いたイグニスTYPE-Rに搭載した、UTDフィネスチューンをこの機種でも採用。
魚の引きに対して速度変化しながら追従していくオートマチックな性能。
しかも、あくまで滑らかに効きつづけながらも決して「ズルズル」にはならず、
魚にプレッシャーをしっかり与えつづけられるのは、特殊グリスによるグリス膜効果ならではです。
ドラグ開発に参画した高田テスターもえらくお気に入りで、
現在、氏が使用しているEXISTは、実は全て、ドラグがUTDフィネスチューンに換装されています。
(こういった、DAIWA REAL FOUR現行機種向けのグリス付ワッシャーも、間もなく発売予定です)
ライトラインを使用し、常にドラグを出しながらやりとりすることの多い、エリアトラウトには、絶対の機能。
ラインブレイクを防止しながら、取り込みまでのスピードを上げられるといういわば二律背反を実現
してくれます。
そうそう、ドラグにこだわる世界ならでは、PRESSOはこの価格帯ながら、
はじめから、スプールは2BB仕様です。
こういったエリアに最適化した機能を盛り込んだ上で、基本スペックとして、
◆35mmショートマシンカットハンドル
◆薄肉ZAION製ハンドルノブ
◆巻糸量はPRESSOデュラブラ2.5lb-100m(1025/2025Hともに)
といったところも、抜かりなし。
メーカーカスタムとしてやれるところは、やった感があります
サイズは、1025と2025Hの2アイテム。
従来の04プレッソ(初代)/08プレッソ(二代目)をお持ちの方は、1025が比較的
フィーリングは近いと思います。
ただ、PRESSOとして初めての2000ハイスピードも、
釣りの幅を広げる上では、面白い選択かもしれませんよ。
是非、この秋はNEWPRESSOリールで、
1ランク上のエリアフィッシングをお楽しみください。
尚、UTDフィネスチューンについての詳細は、こちらをご確認ください
P/P事務局:mel