徐々に秋も深まり、山の上では氷点下も記録するような季節となってきました。

となると、桧原湖北部エリアも少し深めのラインで安定した釣果が期待できるのではないかと思い、早稲沢エリアのやませさんにお世話になってきました。

朝の気温はマイナス2℃。

そろそろ雪が積もりそうな感じですね~。

(と、この記事を書いているそばから、裏磐梯では大雪との情報が。。。)

IMG_8699.jpg

当日は、少し水深のある堂場エリアに設置された屋形船(通称FRP)に送迎してもらいました。

水深は12m程度と、最近調子のよかったエリアよりも4m程度深い場所です。

ボトムにはちらほらと安定した魚影があり、期待できそうです。

IMG_8700.jpg

タックルは以下をチョイス。

リール:クリスティアCRT R+(外部電源ユニット装着)

穂先:クリスティア LTD AGS 速攻310

仕掛け:速攻夜光留5本針0.5号

オモリ:TGシンカーDR-R 5g

下針:D-MAX赤留金針0.5号

エサ:赤虫

その他:延長キット8㎝

さてさて、釣り始めると・・・仕掛けを落とした瞬間にアタリが!

そして上がってきたのは・・・

IMG_8706.jpg

北部エリアではよく見かける当歳魚のワカサギさん。

どうもだんだん棚停止のデットスロー落とし込みがお好みのようで、誘っているよりも、仕掛けを落とし込んだ瞬間にアタリが集中していました。

そして、丁寧に誘ってみると・・・

IMG_8702.jpg

今年の桧原湖では定番のゲストのモロコさん。

(今期4回目の釣行ですが、毎回この子が釣れています^^;)

まだまだターンオーバーの真っ最中のようで、穂先には泥が付くような状況。

日が昇ってからは、速攻ショート7本針でエサを密集させるパターンや、先日はまった鉄板フロロで細かく誘うパターンでワカサギにアピールすことで、こんな魚影になることも!

IMG_8701.jpg

そして最終釣果は401匹と、この時期の堂場エリアにしては出来過ぎの釣果でした。

IMG_8710.jpg

当日は、同じ船内で久保田さんはワカサギの穴Vol.3の取材を受けておりました。

この内容は、12月25日発売予定のワカサギの穴 Vol.3(釣り東北社)にガッツリと掲載されるようですので、要チェックですね!

・・・ちなみに、前作に引き続き、私も拙文ながら寄稿させていただきましたので、気になる方はぜひ書店や釣具屋さん等でお買い求めください!

お世話になったやませさん、ご一緒した皆さん、ありがとうございました~!

秋も深まり平地の紅葉シーズンも終盤を迎えた群馬県・鳴沢湖に2021.11.20(土)釣行しました。

赤城大沼、榛名湖、鳴沢湖は我が家からほぼ30分圏内にあり、状況に応じて目的地を選択できる有利な環境に位置しています。

今季の鳴沢湖は好釣果が持続しており既に3回目の釣行になりました。

事務所でポイントを確認すると万遍なく釣れているようでしたので比較的好きなワンドでスタートすることにしました。

2021-11-20 06.05.52.JPG

2021-11-20 06.16.45.JPG

最初のポイントは「黒の1番ロープ」水深10㍍ほどのポイントだが魚探で見ると8㍍付近に1㍍幅くらいで厚い魚影があるのでそのロープにボートを繋ぎました。

タックル(2本竿)は

★電動リール  CRTR α と +(外部電源追加)

★可変アダプター  エアー (両方)

★穂先延長キット  12cm  (両方)

★穂先   TYPE C SS BA(BOAT) 39cm (両方)

これは前回の釣行をそのまま引き継ぎました。

ただ仕掛けはワカサギのサイズが小さいので0.5号で枝間隔の狭い5本針を2連結にしてオモリ下針も追加した11本針で臨みました。また朝方は食い気があったのでケイムラ系ロングハリス「ケイムラ留」と「誘惑色攻」を使用、また速攻系の「夜光留」も比較の為に使ってみました。

朝から10時頃までは食いが立っていたので仕掛けの差はあまり感じませんでした。10時頃にアタリが遠くなってからはやはりロングハリス系の方が有利でした。

また快晴だったこと、前日の夜から「ほぼ皆既月食」の時間を除いて満月がこうこうと一晩中照らしていたことから夜光留の効果はあまり効果はなかったのかなという推定もできました。

エサに関してはそれぞれの竿で「白サシ」と「赤虫」を使い分けしましたが圧倒的に赤虫に分がありました。アタリの出方に完全に差がでました。エサ交換の手返しはサシの方が全然楽でしたが食いの良さがはるかに有利なのですべて赤虫に変更しました。そのせいで午後1時ころに赤虫がエサ切れでやむなくサシを使わざるをえませんでした。

2021-11-20 07.19.01.JPG

2021-11-20 07.22.21.JPG

2021-11-20 07.59.46.JPG午前10時頃からアタリが遠くなりましたが、そのまま粘ってしまったので1時間ほど時間的にロスしてしまいました。この見切りの甘さは反省材料ですね。

「青の1番ロープ」へ移動してからはまた朝と同じくらいの食いが続きました。

2021-11-20 08.45.02.JPG2021-11-20 08.45.30.JPG2021-11-20 08.45.45.JPG

観賞用の活かしビク (#^.^#)

2021-11-20 09.27.41.JPG

2021-11-20 09.30.08-1.JPG

2021-11-20 09.50.40.JPG

5~6㌢の当歳魚がアベレージサイズ、前回まで10㌢クラスの越年魚が5~10%ほど混じりましたが、この日は越年魚は僅か2匹だけでした。

2021-11-20 15.25.27.JPG

結果は432匹でしたが重量感はあまりありません。まあ飽きない程度には釣れたので良しとしましょう。検量帳では500代の人がいたみたいですのでこの釣果では2番か3番だったのでしょう。

2021-11-20 15.41.53.JPG

今シーズンは当歳魚が多く、北部エリアでは例年よりも好釣果で推移していますね。

そんな中、13日は北部早稲沢エリアのやませさんにお世話になってきました。

前日から雨が降り続いたことで流入河川からの水の流れによって、浅場の活性が上がると考え、8mラインに設置された鉄板ドームに入ることにしました。

今回のタックルは以下を選択。

リール:クリスティアCRT R+(外部電源ユニット装着)

穂先:クリスティア LTD AGS 速攻310

仕掛け:速攻夜光留5本 0.5号、鉄板フロロ5本 0.5号

オモリ:TGシンカー DR-R 4g

下針:D-MAX赤留金針0.5号

エサ:赤虫、ブドウ虫

その他:延長キット8㎝

20211113hibara1.jpgのサムネイル画像

魚探をセットすると、朝はやはりあまり映らないようで、釣り座から少し離れたところにちょっとだけ反応があります。

このワカサギが実にクセ者で警戒心が強く、オモリが動くと全くアタリを出さなくなる状態でしたが、とあるパターンで入れ食いとなることも!(これについては、ブログ後半部分で記載します!)

そんな時はシルエットの小さいTGシンカー DR-Rを使い、リールをわずかに持ち上げるような誘いが効果的でしたよ~!

20211113hibara2.jpg

9時過ぎ頃から少し光が差し始め、ワカサギの活性も徐々に上がるも・・・やはり、オモリの動きを嫌っているよう。

そんな状況では、だんだん棚停止が効果を発揮!

Po1の最も遅いモードで、落ちパク状態になりました。

(だんだん棚停止の搭載されていないリールの場合は、棚の1m手前ぐらいから指でサミングしながらスローで落とすことでも対応できます。)

落ちてくるエサめがけて、ボトムからワカサギが上がってきていますね。

20211113hibara3.jpg

時にはこんな群れも入りましたが・・・イワナに追い掛け回されているようで、群れの先頭に仕掛けが合えば連れてくるものの、後が続かず、そのまま過ぎ去っていきました。

20211113hibara5.jpg

それでも、ボトム付近には安定してワカサギの回遊があったため、ポツポツと釣れ続き・・・

20211113hibara6.jpg

最終釣果は納得の556匹!

この日は暗い朝は夜光留、その後は速攻ショートの組み合わせが効果的でしたが・・・

実は、右側は鉄板フロロをほぼ一日通して使っていました。

20211113hibara8.jpg

さてさて、11月~12月前半にかけては桧原湖は全域でフォールターンオーバー真っ盛りとなり、釣果が伸びず苦戦しているアングラーも多いのではないでしょうか。

ターンオーバー時の食い渋り要因としては、①水の濁りでワカサギの活性が下がる、②水が濁っていてワカサギからエサが見えていない、ということが挙げられます。

その対策としては、①匂いの強いエサ(赤虫、ブドウ虫など)を使うこと、②夜光留、ケイムラ留などの紫外線発光でアピール力の強い仕掛けを使うこと、が主でした。

(①の効果を高める意味では、ハリス間隔の狭い速攻7本針シリーズを用いるのがベストです。)

20211113hibara10.jpg

20211113hibara11.jpg

ただ、ターンオーバー対策として、今回の釣行でもう一つ発見がありました。

それは、波動で食わせるという視点。これはワカサギの捕食活動に着目したものです。

つまり、ワカサギの捕食活動は、①嗅覚、②視覚、③側線(魚が水圧や水流変化を感じ取る器官)の3要素から成り立っています。

前述のターンオーバー攻略は①嗅覚、②視覚の観点からのものですが、今回の釣行では③側線という観点から試してみました。

平たく言えば、仕掛けについたエサを、ワカサギのメインベイトであるプランクトン系の動きに似せるということです。

これが簡単にできるのが、鉄板フロロシリーズの仕掛けだったのです。

20211113hibara12.jpg

20211113hibara13.jpg

この仕掛け、フロロカーボンを使用した仕掛けの中では、3.5㎝という比較的短めのハリスとなっているため、水中ではハリスが幹糸に向かって垂れることなく、水中で「やじろべえ」のように斜めに垂れた状態となります。

これがかなりの好都合なんです。

ハリスに張りがあるおかげで、水中で一定ラインにエサを保つことができるため、リールを0.5㎝~1㎝くらい持ち上げるような小さな誘いを繰り返すことで、エサがプランクトン系と同じような波動を出すことができると考えています。(そのため、エサは白サシなどのサシ系を極小カットすることが重要です。)

実際に当日は、このパターンでダブル・トリプルといった入れ食いパターンになることも多く、朝のアタリが出にくい状況でも安定した釣果を上げることができていました。

おそらくこの釣り方は、ターンオーバー期にはもちろんのこと、氷上で釣り座にプランクトンが沢山見えるような状況下でも効果があるのではないか?と思われます。

現時点では不確定要素も多く、状況によっては全く効果がないものかもしれませんが、今後のターンオーバー攻略の糸口になるものかもしれません。

ぜひ、みなさんも試してみてはいかがでしょうか!?

39  40  41  42  43  44  45  46  47  48  49