2021年8月アーカイブ

文・写真/渡部裕司 1963年愛媛県松山市生まれ DAIWAフィールドテスター 

全日本サーフキャスティング連盟愛媛協会 松山キャスターズ会長 

私の釣行パターンは、真夏の現在は9月まで高知方面でコロダイ・タマミなど夏の夜釣り、近場ではキスの数釣り、10月から1月中旬までは、狙えるターゲットが多く、瀬戸内海ではマダイ・クロダイ・落ちギス・カワハギ・カレイなど、宇和海ではアマダイ・イトヨリ・カワハギ・コロダイなどを狙います。

その後3月中旬までは、一番ターゲットが少ない時期なので宇和海でカワハギ、瀬戸内海のしまなみで越冬ギスを狙います。

暖かくなり始める3月中旬から5月中旬までは松山市周辺で花見ガレイ、しまなみエリアでシロギス、宇和海エリアでアマダイ・イトヨリ・カワハギ・クロダイ・マダイを狙い、その後7月末まで、松山市沖、島しょ部からしまなみエリアで、シロギスを中心にクロダイ・マダイを狙い、年間を通してこのような感じで投げ釣りを楽しんでいます。

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今年の4月からの状況はと言うと、花見ガレイ・イトヨリ・アマダイ・シロギスが不調、マダイ・クロダイは例年並み、カワハギ絶好調!こんな感じだった気がします。特にシロギスは、6月前半は水温が低めなのか藻が多く、海底も切れた藻などで汚れていた気がします。シロギスの産卵モードなのか、釣りにくい状況でした。6月の下旬になると藻が切れて釣りやすくなりましたが、産卵期の大型は不発、10㎝~15㎝の小型が多く、数は釣れますが型は出ない感じでした。

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対照的にカワハギは、特に瀬戸内海エリアでは、4月ぐらいからカレイ狙いにバンバン当たってくる感じで、23㎝~28㎝と型も良く、数も狙えば2桁位は釣れる状況でした。更にキスの引き釣りにも25㎝以上の大型が浅場で当たってくる状況で、ある意味異常な感じです。

先日、近くの興居島(ごごしま)に出かけたのですが、やはりキスは釣れますが小さくアベレージが13㎝というところでした。カワハギは少し水深のある実績場で竿を出してみたら、ナ・ナ・何と32㎝の大物が釣れてきました。

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この時期の肝は少なそうですが丸々肥えた納得のサイズが釣れ、猛暑の中2時間程度の釣りでしたが十分楽しめました。

写真⑥⑥ .JPG

タックルは今年2月に発売のトーナメントサーフT25-425・R、リールはパワーサーフSS4000QDのライトタックル、ラインはUVFサーフセンサーNEO+Si1.2号、力糸PE38m4ヒロ)、シロギスの仕掛けは片テンビン23号、針は投魂T-163本~5本針、カワハギは遊動L天秤23号、針は丸セイゴ102本針、エサは青虫、このようなタックルで楽しんでいます。

このトーナメントサーフT25号はライトタックルとして、私自身も本当にお気に入りの1本として重宝しています。今回紹介した手持ちの引き釣り(島しょ部のシロギス、カワハギ釣り)はもちろん、夜釣りで置き竿の大ギス狙い、河口でのキチヌ釣り、柔らかいエサのボケ(スナモグリ)や塩イワシ、生きアジなどを使ったノマセ釣りなど、小さなシロギスから大きなヒラメ、マゴチ狙いにも活躍してくれています。ターゲットの多い投げ釣りではこのラインナップは必需品で過去のシリーズでも人気が高く1日中振っていても体に優しく、釣り味も最高です。これから投げ釣りの好シーズンになりますが、大活躍してくれると思います。皆さんも是非使ってみてください。

最後に、これまでと同様、感染対策を十分に実施した上での釣行を心がけましょう。

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