大好評のスピンニングリール「セオリー」のチューニングを行うべく訪れた、
ダイワのアフターサービスを担う「スポーツライフプラネッツ」(以後SLP)。
前回(①の回ですね)に引き続き、SLP WORKS チームの「たじやん」こと田島直樹さんの下、
セオリーのチューニングの模様をお送りいたします。
なにやら、ドライバーを手にお出迎えです。
今回は、ラインローラー部のチューニングを行います。
ラインのよれを減らすために大事なパーツであるラインローラー。
ダイワのラインローラーの技術といえば忘れてはならないのが
です。(詳しく知りたい方はリンクでご確認くださいね)
その「ツイストバスター」のパフォーマンスを最大限発揮するために、
ラインローラー部のカラーをボールベアリングに変更します。
特に、アンダー1gのルアーを多用するエリアトラウトでは、
ラインローラーの性能は大切な要素の一つ。
ラインのテンションが低いとラインローラーが回りにくいですからね。
このラインローラーを回りやすくし、ライントラブルを減らすことが、
今回のチューニングの目的です!
まずは、ラインローラー部のローラーSCを外します。
セオリーのローラーSCは6角形のネジですので、
を使用します。
(一番下がSLPW HEX ドライバーになります。
プラスドライバー、マイナスドライバーは秋以降に発売予定です!)
実は、ドライバーなんてどれでも変わらない、、、と思っていましたが、
この「SLPW HEX ドライバー」、サイズがぴったりなのはもちろん、
ねじ山がなめる気配は全く無く、ネジに食いつく感じです。
更に、グリップが手になじみ、とても力が入れやすい!
これは、アングラー心をくすぐる!?一品ですよ!
(ネジの緩み、脱落を防止するために、ネジ止め剤を使用していますので、
外す際はサイズにあったドライバーで、力を入れて外すようにしましょう)
ローラーSCを外すと、ラインローラー部のパーツを取ることが出来ます。
このとき、外すと同時にパーツの脱落を防ぐために指で押さえておきましょう。
次に、アームレバーを倒します。
そして、パーツを順番に外し、順番に並べておきましょう。
外した状態がこちら。
セオリーのラインローラーは1BB仕様ですので、ボールベアリングが1つ、カラーが1つとなっています。
このカラーをボールベアリングに交換し、2BB仕様にします。
今回は「BBラインローラーキットMⅡ」です!
交換するのは、ローラーカラー(C)、ローラーカラー(D)というパーツです。
この2つをボールベアリングに交換しますが、今回も「メンテナンスグリス104」を塗布します。
ラインローラーにはオイルじゃないの?
との声も聞こえてきそうですが、①のBBスプールドラグキットの回にもお伝えしたとおり、
高回転部分以外は、グリスの塗布が基本なのです。
ラインローラーにオイルを使用すると、すぐに流れ落ちてしまい、異音の原因になるんです。
大活躍の「メンテナンスグリス104」です。
グリスの塗布が済みましたら、ラインローラーを組んでいきます。
写真のようにボールベアリングを組み込んだものを二つ組み上げます。
一つはもともと付いていたものですね。
少し、グリスが多かったですね。。。
バラバラにならないように注意しながら、ラインローラーにはめ込みます。
そして、向きを間違えないように組み込めば完成です!
完成したラインローラー部を指で回してみると、スムーズに回転するようになった、、、気がする?
やはり、実釣で試してみないと、効果は分からないですね。
早く釣場で使いたいです!!
次はハンドルノブですが、、、またまた長くなりましたので、次回のお楽しみにします。
皆様も、SLP WORKSパーツでグレードアップしてみてくださいね!
事務局:INA