先日ここで紹介したバス用スピニング『IGNIS TYPE-R』が販売店様の店頭に並び始めています
このスピニング、新開発のドラグ『UTDフィネスチューン』が一番のセールスポイント。
かつ、このドラグはバスのみならず、エリアフィッシングでもテストを行い、
高田テスターからも絶賛頂いたことは先日の記事で書かせて頂いた通りです。
では、この『UTDフィネスチューン』、どこがどういいのでしょうか
まずはドラグが作動するまでのラインテンションの変化を示した、このグラフをご覧ください。
青い線が従来のUTD、赤い線が新開発のUTDフィネスチューンです。
従来、良いドラグとは、設定したテンションで、正確に、かつスムーズに作動するものでした。
ドラグ=ラインブレイク防止装置。
ロッドの粘りで魚の引きを耐えて、耐えられなくなった時に、ラインを滑り出させ、糸切れを防止する機構。
UTDの青い線をご覧ください。一気に立ち上がったラインテンションが、ドラグ設定値で安定する
=ドラグが狙ったテンションで忠実に作動しているということですね。
ラインブレイク防止装置としてのドラグでは、勿論これで必要十分。
ただ、最近は、ロッドのパワーに対し、極端なライトラインを使用したり、
敢えて、ドラグを緩めに設定することで、魚にラインを引き出させ、
そこでプレッシャーを与えて弱らせる、といった釣りが増えてきました。
そこで要求されるドラグ性能は、正確な作動よりも、魚の引きに追従しながら常に効きつづけること。
そのニーズに応えるべく開発されたのがこの『UTDフィネスチューン』です。
もう一度同じグラフをご覧ください。
UTDフィネスチューンの赤い線をご覧ください。
UTDのように、一気にドラグ設定値までテンションが高まるのではなく、なだらかな曲線を描いています。
これはつまり、ドラグ設定値より低いテンションから、少しづつドラグが作動している、ということ。
設定値でいきなり100%作動するのではなく、そのやや下から、少しづつ出始める。
だから、アングラーからしてみれば、効き始めがとても滑らか、に感じることになります。
そして、滑らかに効き始めるドラグは、止まる時も滑らかです。
従来のように設定値よりラインテンションが下がったらすぐさま停止するのではなく、
効き始める時と同様、徐々に粘りながら、止まっていく。
実釣では、魚の引きは常に変化します。滑らかに効き始め、滑らかに停止するUTDフィネスチューンは、
魚の引きに合わせて変化し、常に追従しながら効きつづけることになるわけです。
エリアフィッシングでは、ドラグを出しながらやり取りをすることが主流となっていますね。
一定に巻きつづけ、魚の引きの変化にはドラグで対応するようなエリアフィッシングのスタイルには、
プレッシャーを与えつつ滑らかに追従していくUTDフィネスチューンのドラグ性能が非常にマッチすることが
おわかりいただけるのではないかと思います。
このUTDフィネスチューン、現時点では、『IGNIS TYPE-R』の他に、
4月発売予定の『RCSエアスプールⅡ』のうち、2004と2506に搭載予定です。
特に、スプール交換で更なるドラグ性能の向上が得られる『RCSエアスプールⅡ』は、
エリアフィッシングに超お勧め。
2004は、10セルテート以降発売のREAL FOURスピニングの1003/2004に取り付け可能です。
カラーもゴールドとレッドがあり、高いカスタム感を味わえるスプールでもあります。
これから、春にかけて、ひと盛り上がりあるエリアフィッシング。
よろしければ是非、『UTDフィネスチューン』の優れた性能をお試しください<(_ _)>
尚、IGNIS TYPE-Rについての詳細はこちらをご確認ください。
又、RCSエアスプールⅡについての詳細はこちらです。
P/P事務局:mel