東北エリアでも各地で氷上解禁の声が聞こえてくる中、私のホームグラウンドでもある桧原湖もようやく全面結氷し、1月下旬ごろから部分解禁となりました。
そして、毎年メインで釣りを楽しんでいる北部の早稲沢エリアも2月4日に解禁となるということで、今シーズンは解禁日に行ってきました!
昨シーズンは解禁翌日に釣行でドームテントを使用しましたが、ポイントを外したものの、移動が億劫になりそのまま同じポイントで粘ってしまったという苦い思い出から、今回はカタツムリテントでエントリーすることとしました。
6時になり、皆さん一斉に氷上にエントリーし、思い思いのポイントへと向かいます。
(※桧原湖は午前6時までは釣り人は氷上へ立ち入り禁止ですので、早く着いたからといって、氷上へは降りないようにしてくださいね。また、早朝は低温のため氷上は歩きやすいですが、気温の上昇とともに、ズブズブになりがちなので、スノーシューやカンジキは必ず御持参ください!)
私もまずは例年のセオリー通りのポイントを探ってみますが・・・何箇所か探しても、魚影はほとんどない状況・・・。(そして、氷も雪氷で30cm程度しかない状態・・・。)
今シーズンの桧原湖解禁当初から、やませの小椋さんも仰っていましたが、どうも今年はワカサギの回遊ルートや居着き場所が例年とは違うようです。
結局いろんなポイントを仲間内で手分けして探索し、何箇所か魚影のよいポイント(とは言っても、底から50cm〜1m程度に魚影があるだけですが・・・)を見つけ、私は水深7mラインのポイントに釣り座を構えることにしました。
準備をしていると、ボトムだけでなく中層にもいい感じの魚影が入り、期待してしまいます。
当日のタックルは以下をチョイス。
リール:クリスティアAIR
穂先:クリスティアLTD AGS 速攻310 SSS
仕掛け:速攻ショート5本針0.5号、速攻夜光留5本針0.5号
オモリ:ワカサギシンカーR 3g(夜光カラー)
下針:Dーmax 下針 赤留金針0.5号
餌:本ラビット
釣り始めてからも、安定的に魚影が入り、時速60〜70ペースで釣れますが、トイレ休憩から戻ってくると、もぬけの殻状態に・・・。
餌を取り替え、必死に誘うと、ボトムメインに魚影が入るようにはなりますが、ペースはガタ落ち。
それでも、時折このような魚影にもなるため、なかなか移動の決断ができず・・・。
周りの状況を伺いに行っても、どこも同じような状況とのことで、ポイント移動は見合わせ。
浅場で時速120匹釣れたという明るい話題もありましたが、やはり朝だけとのこと・・・。
その後も、このようなボトムに張り付いたようなワカサギを下針で丁寧に釣る状況が続きます。
これはこれで桧原湖北部らしい釣りなので楽しいのですが、氷上解禁日とは思えないような状況です。
天気も良くなってきたので、気分転換にカタツムリテントを開けて、露天で楽しんでみました。
こんな景色を眺めながら釣りが楽しめるのも氷上ワカサギ釣りの魅力ですね!
ボトムには相変わらず回遊があるのですが、徐々に食い気が悪くなっていきました。
もしかしたら、オモリを嫌っているのかも?と思い、下針を5cmから10cmに変更し、オモリをボトムから20cm程度上げるともに、オモリを動かさないような細かい誘いを5〜10回程度連続して入れてみると・・・これが大当たり!
誘いを止めた直後に食ってくるか、もしくは誘っていない方の仕掛けに食ってくる状況となりました。
これで、魚影は変わらないものの、朝よりもペースが上がります!
(上の魚探画像の水色の反応はオモリ、ボトムの反応がワカサギです。)
そして、15時半前に400匹に到達したところで納竿。
例年の解禁日と比較すると決して満足できるような釣果ではありませんでしたが、当日の状況を考えると、及第点ではないでしょうか。
この日はとにかくマメなエサ交換が大事でした。
特にアタリは下針(+仕掛けの一番下)に集中するため、2匹釣るごとに1回は餌を交換するくらいの気持ちが重要です!
また、仕掛けの上部はあまりヒットはありませんでしたが、寄せる効果はあるはずなので、餌を少し大きめにカットしたり、シルエットが目立つ餌を使うことも重要かもしれません。
ちなみに、今年の早稲沢エリアは水深7m以深の広範囲にワカサギが回遊しているようで、例年と違ってポイントの重要性というよりも、どれだけ早くポイント選択ができるか、そしてワカサギの食い気が落ちた際に、次の一手としてどれだけの手法を用意できるかが肝になりそうでした。
次の一手となりうる手法を増やすためには、実釣での経験も大事ですが、名手たちのテクニックを参考にすることも近道です。
釣り東北さんの出版しているワカサギの穴シリーズでは東北エリアの名手たちが多種多様なテクニックを記載していますので、Vol.1から最新のVol.4まで要チェックですよ〜!
(Vol.2以降は私も寄稿させていただいています^^;)
ご一緒した皆さん、ありがとうございました〜!