2020年10月アーカイブ
赤城大沼よりは多少標高の低い榛名湖、今週はそろそろ紅葉の見ごろではないかと思い、10月24日(土)に紅葉狩りに行ってきました。もちろん主目的は「ワカサギ釣り」でしたが。
山に上る途中の見晴台では良い天気にめぐまれ綺麗な景色が拝めました。
午前6時頃現着、ボート受付を済ませてから湖畔で写真を撮りました。
7時スタート、最初から決めていた「ゆうすげ前」まで延々とボートを漕ぎ続けます。
ゆうすげ前ではどこもこんな魚影、赤城での数的不満を今日は解消できるかな、と思うのはむりじゃぁないと思いますよね。
ところがどっこい仕掛けを下ろしても殆どアタリがでません。
魚が小さいことは事前に分かっていたので針は0.5号の「誘惑ショートピッチ10本針」や「誘惑色攻6本針」を選択、オモリ下針用に「ケイムラ金針に赤留」の糸付き針を追加しました。
エサも白サシの極小カット、赤虫、ハイパー紅雪のグリーンや白、と色々試してみました。しかしこの魚影にもかかわらず、ごくたまにしかアタリがでません。結局11時ころまでに僅か30匹ほどの小型ワカサギしか釣れませんでした。
一番小さいのは42mmでした。
6㌘の「ワカサギシンカーR」とほぼ同じくらいのサイズもいました。
ポイント移動を兼ねて風景写真を撮りに行きました。
そういえば桟橋でボート店のロマンス亭のご主人が「ひともっこ沖」で型の良いのがでているよ、と言っていたのを思い出してひともっこ沖を探ってみました。しかしはっきりした魚影のあるところは無かったのですが、水深9㍍ほどのところで時々小さな魚影がでるところがあったのでそこで竿を出してみることにしました。
普段はそんな魚影のポイントでアンカーを下ろすことはないのですが、事前の情報があったのでダメもとでそこでやってみることにしました。
ところが予想に反してアタリがでて、しかも釣れるのはいままでのマイクロワカサギと違って他の湖だったら「標準サイズ」のワカサギが釣れてきました。
このひともっこ沖のポイントではマイクロワカサギと中型ワカサギがほぼ同数くらいの割合になりましたが中でも飛びぬけて大きいのが1匹だけ釣れました。サイズは13.3㌢あり多分3年魚くらいでしょう。
帰着が午後4時までだったので3時過ぎに納竿しました。
最終釣果は233匹、午前中はどうなることかと心配したのですがなんとか数をまとめることができました。
ちなみにエサは赤虫が一番良かったようです。
なお釣果写真は「ロマンス亭釣果表」10月24日ワカサギ釣果4、に載せていただきました。
タックルは
電動リール:CRT α
CRT + (外部電源追加)
穂先 : TYPE C PA 37cm SSS 2本とも
仕掛け、オモリは文中記載
帰宅前にちょっとにわか雨があったので帰りの見晴台を通る頃ちょうど虹が見えましたのでいいタイミングで駐車場へ車を入れて紅葉と虹のコラボを撮影しました。
さらに下って伊香保温泉の露天風呂近くで写真を撮りましたが、ここはまだちょっと早いようでした。
さて、今シーズンのNEWモデル穂先
HG TYPE K 32.5FAを徹底解説いたしましょう。
FAとは?ファーストアクションの意味で
昨年までのHG TYPE K穂先は胴調子がメインでしたが
今回のモデルは僕が考える理想の先調子を形にしてみました。
それは、先調子の操作性の良さと胴調子のバラシの少なさの融合で
先調子から胴調子へスムーズに可変するアクションです。
8:2→7:3→6:4へとオモリの負荷が加わると曲りの頂点が手前に移行していきます。
2年前、届いたばかりのプロトタイプを使用して出場したNBC野尻湖ワカサギチャプター
第二戦、第三戦で優勝に導いてくれた穂先を完全に再現したモデルになってます。
ラインナップはライトなSSSとセミライトなSS
そのスムーズな曲りを実現した秘密は?
一本のソリッドグラスを削りだしているので曲りが綺麗なこと!
何種類かの素材を繋げたタイプの穂先では曲りが歪になってしまいやすくなるので
あえてこだわり続けている製法です。
写真はSSとSSSにオモリを下げて曲りを見やすくしてあります。
誘い、アタリは先調子感覚、合わせではやや先調子で乗せやすく
巻き上げでは胴調子でバラしにくくなります。
またソフトなティップは、小型ワカサギの小さいアタリも見やすく
深場ではSS、ミディアムレンジから浅場ならSSSがベストマッチします。
使い心地の良いオモリ負荷は
SSSは3g~6g
SSは5g~8g
そしてこの穂先の特徴は?連掛け率が高いこと!
その理由は、穂先が曲がった後の復元が速いことで向うアワセになりやすくなります。
ただ柔らかい穂先では、曲りの復元が遅くなるので二匹三匹と魚が掛かると穂先方向への
テンションが緩くなり上あごに掛かった魚が外れやすくなります。水深が深くなればその傾向は
顕著に現れます。
しかし、TYPE K FAのように復元が速い穂先では、複数のワカサギが掛かっても穂先のラインテンションが
一定に保つことができるので上あごに掛かった魚も外れにくくなり多点掛けの率が上がってきます。
また、合わせが多少遅れ気味でも、しっかりと間が取れるので空振りが少なくなるのも特徴です。
この図で注目して頂きたいのは、
針に掛かったワカサギが暴れてオモリを持ち上げる状態になると
オモリの重さで下方向へ引っ張られてしまう現象が起きやすくなります。
その時に、復元力の無い穂先では下あごばかり掛かってしまうので
上あごに掛けた魚がバレやすくなり釣果が落ちる傾向になります。
復元力が有る穂先ならば、上あごと下あごに掛かる比率の差が少なくなるので
釣果が上向きになります。
竿の復元の速さを再現するには?
①穂先の先端部分を軽くすること
②ベントカーブのゾーンを狭くすること
③竿に適度な張りを持たせること
これらの条件を満たすために出来上がったのがFAシリーズになります。
ただ、胴調子系の穂先に比べてアタリの出方が小さくなってしまいますが
アタリ最低限分かれば良いと思う中級者~上級者の方ならステップアップになる
最強の武器になると思います。また、合わせのポイントが前方になるのでアワセの
タイミングが早くなるので釣りのペースが格段に上がります。
1,000匹オーバーを狙いたい方にはお勧めできる穂先だと思います。
◎TYPE K FAシリーズにお勧めの仕掛けは?
●野尻湖でのチョイス
速攻ショート4本マルチ
速攻下針付き4+1マルチ
速攻赤留4本マルチ
速攻ケイムラ金針5本キープ
●桧原湖ドーム屋形シーズンでのチョイス
速攻下針付き5+1マルチ
速攻ショート7本マルチ
速攻金針ケイムラ7本キープ
速攻金針ケイムラ7本マルチ
●秋の浮いたワカサギを狙うためのチョイス
山中湖、木崎湖、中禅寺湖、秋元湖など
速攻下針付き6+1本マルチ
速攻赤留6本マルチ
速攻ケイムラ金針6本キープ
速攻ケイムラ金針6本マルチ
●ショートバイト対策のチョイス
エダスが長めの仕掛けがお勧めです
定番ナイロン5本、6本、7本マルチ
誘惑色攻めマルチ 各種
誘惑渋攻めマルチ 各種
誘惑段差マルチ 各種
動画をワカサギ最前線にてアップしておりますのでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=BCt1uOYH3UU&feature=youtu.be