〈久〉針の色について サクサスとケイムラ金針

各地の湖では11月から解禁になり

いよいよワカサギシーズン突入ですね。

さて、今回は快適ワカサギシリーズで使用している針の色について

ご説明しましょう。

現在、ラインナップしているのは

サクサスと、今シーズン登場したケイムラ金針の二種類になります。

単純に色が違うのですが、どういった特徴と目的があるのか?

僕なりにまとめてみましたのでご参考にしてください。

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まず、サクサスは

針の表面にフッ素メッキ加工を施し、滑りと刺さりの良さが抜群です。

そして、黒い色に近い感じになります。

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こちらは、新登場のケイムラ金針

金メッキを施したのちにケイムラ塗料(蛍光むらさき)を塗っています。

ケイムラは、紫外線を反射する特性があり

ある程度の深い水深でも紫外線が届いていれば反射するのでアピール度が増します。

ワカサギは光を好む習性があるのでケイムラもいけるのではないか?と

昨シーズンテストを重ねた結果、非常に良かったので採用しました。

浅場は、金メッキの反射でアピールし

深場は、ケイムラのは反射でアピールする。

二つの光をアピールをたしたのがケイムラ金針になります。

 

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そして、僕が針の色で一番こだわった点は・・・・・

『針のシルエット』

それは、光でアピールさせることと相反する要素になりますが

針にエサを付けると・・・・・・

エサのシルエット+針のシルエット となります。

口に入るほどの小さいモノを好むワカサギには

シルエットが大きくなると喰い渋りに対して弱くなる傾向があります。

できればエサだけのシルエットを強調させたいので

状況に応じて針の色を使い分けることで

シルエットを小さく見せられるのではないかと思っております。

 

◎金色の針が有効な場面

・晴天や日中などの光量が多い時

・氷上での浅場

・濁った水色の時

 

◎黒ぽい色の針が有効な場面

・朝夕などの光量が少ない時

・曇天や雨降り、降雪などの時

・氷上での深場

 

これは、僕の通っている桧原湖や野尻湖での傾向ですので

他の湖では違う傾向があるかと思いますのでご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

この二つの針の色のシルエットの違いをご説明します。

まず、日中の湖底付近をご想像ください。

湖底付近の泥や土などの褐色系・暖色系の背景を想定して並べてみました。

金色の針はシルエットが目立ちにくいのに対し、

黒っぽい色の針は、くっきり目立ってしまいます。

濁った状況でも同じようなイメージになるかと思います。

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こちらは、朝夕のローライト時や曇天など光量が少ない時など

黒っぽい背景を想定して並べてみました。

金色の針はクッキリ目立つシルエットに対し、

黒っぽい色の針はシルエットが目立ちにくくなります。

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一日を通して釣りをしていると

朝は黒系の針に食いが集中し

日中は金色の針に食いが集中して

夕方にまた黒系の針に食いが集中する

こういうことがよくあります。

ぼくは、この針の色による食いの違いは

上記の写真で説明したシルエットの違いが影響するのではないかと

思っております。

まだまだ未知な部分の多いワカサギ釣りではありますので

皆さんのフィールドではまた違った結果が出るかもしれません。

ですから、この二種類の針の色を使い分けていただいて

新しい発見やさらなる釣果アップができる可能性がまだまだあるので

チャレンジしてみてください。