今年もシーズンインした,標高1269mの湖。
その魚と景色の美しさから、事務局も毎年訪れるのを楽しみにしておりますが、
今回は事務局INAと共に、例年よりやや早めの初釣行となりました。
解禁時にあった雪もほぼ溶けていたという、この湖ですが、釣行前日、また5cmほどの積雪があったとのこと
初夏には緑に包まれる湖畔も、まだ少し寒々とした雰囲気ではあります。
ただ、釣行日はずいぶんと暖かく、いつも通り、湖畔を巡りながら一日釣りを愉しむことができました。
さて、今回は新戦力のロッドをトライしてみました。小林モニターの先日の記事でも紹介されておりました、
WISE STREAMのNEWモデル、710ML-3と86MH-3。
こちらの湖で言えば、710ML-3は、ミノーイングや盛期のセミパターンに最適。
86MH-3は、スプーンや、ジグ等でディープのボトムに潜む魚を狙うための独特のテーパーデザインで、
ある意味、こちらの専用モデルといってもいいかも。
3ピースであることをうまく活用し、トップ、ベリー、バットそれぞれに意味を持たせたアクション設定により、
マルチピースとは思えない、爽快な操作感と、ポータビリティを両立させました。
この湖での釣りについては、雑誌や動画等でも、よく紹介され、興味、憧れを持たれている方も多いと思います。
そして、その独特のスプーニングに対応した専用ロッドは、
今迄も、エキスパートの方々の手による、素晴らしいモデルが何種も出ておりますが、
我々が意識したのは、是非ここに来てみたい、でも何度も行くわけではない(行けない!)アングラーの皆様。
せっかくの憧れの地での釣りだから、いい加減なものは使いたくない。
でも、毎年1回行けるかどうかわからない釣行、余りコストを掛けることも。。。
といった方に対して、エントリーモデルに近い価格帯で、
自信とプライドを持って、お使い頂ける性能と外観を実現したつもりです。
行ってみたい! でもちょっと色々準備が面倒で大変だろうし、お金もかかるし・・・という敷居を、
WISE STREAMが少しだけでも、下げることができたら嬉しいです。
さて、釣行の方、雨(雪)の翌日の西風が吹く中、山側に入ってみましたが、
開始早々から、事務局INAにファーストヒット。
多分、開始後10投していなかったのではないかな。
キャッチしたのは、体高のある、筋肉質のカッコいい雄のブラウン。
事務局の710ML-3にもヒット。
意外、というかこちらに来たのは50cmほどのニジマス。岸手前のカケアガリで食らいついてきました。
鰭もほぼ綺麗になった、なかなかのファイターでした。
陽が昇り、更に山側を移動してラン&ガン。
既に陽も上がり、一般的に良い、と言われる時間帯は過ぎていました。
まあ、ラン&ガンといえば、釣りっぽいですが、
こうやって湖や山々を眺めながら歩くこと自体、なかなか楽しい。
ダイエットにもなりそうですし。
あ、鹿(わかりますか?)。
11時頃になって、運よく事務局の86MH-3に、レイクがヒット。
ボトムでずっとアクションさせながら引いてきて、引き上げた瞬間に食ってきました。
メーターオーバーも潜むというこの湖、釣れたのは50cmほどの大きさでしたが、
それでも、日本では、ここでしか釣れない魚です。
大きさに関係なく、独特の面構えや模様を、今年も見ることができたな、と、嬉しくなります。
そして、今日は我々、ついていたのでしょうね、ほどなく、INAにもレイクがヒット。
一定のリズムで巻き上げたスプーンをスライドフォールさせていたときにガツン!という
まさに教科書的な、彼にとって会心のバイトだったようです。
興奮しながらも、ちゃんと、魚に(できるだけ)負担を掛けない場所を探して、手早く写真撮影。
勿論、場所によっては難しいところもありますが、こういう心がけ、大切ですね。
その後は、残念ながら風が更に強まり、やや早めの納竿とはなりましたが、
それでも今回の釣行は、大満足なものになりました。
また可能なら、緑の季節にでも、訪問してみたいものです。
というところで、お知らせをひとつ。
私 P/P事務局mel は、今回の投稿をもちまして、ブログ『PRESSO PRESS』から卒業することとなりました。
開設から4年、細々ながらも、本ブログを続けることができましたのは、
ひとえにご愛読頂いていたトラウトアングラーの皆様のお蔭です。誠にありがとうございました。
後任は、既にこちらではおなじみの、『エリア鱒たーINAKING』 a.k.a. 事務局INA が努めます。
引き続き変わらぬご愛顧のほど、お願い申し上げます。
それでは皆様、どうぞお元気で。
いつか、どこかのフィールドで、またお会いしましょう。
P/P事務局:mel