長期予報によると今年の梅雨は、降水量、日照時間とも、地域によってまちまちの様子ですが、皆様がお住まいのエリアはいかがですか?事務局は日照時間が平年より低い確率が20%のエリアにいるせいか、どうしたんですか?と聞かれるくらい日焼けしてしまいました。

さて、そんな中、田中貴フィールドテスターから甑島の里での尾長釣行レポートを頂きました。トーナメンターの尾長釣り、興味津々ですね。ぜひご覧下さい。

みなさんこんにちは、田中です。

暑い日が続いていますね!!夏磯と言えば尾長をはじめタバメ(笛吹鯛)やシブダイ(フエダイ)といった引きの強烈な大型魚が狙えるのが魅力です。

私の釣りは競技系でクチブト狙いを主としたイメージがあると思いますが、尾長釣りも好きで初夏から秋にかけては一発大物を夢見て磯に通っています。『クチブト釣りが得意なのであれば、尾長グレも得意でしょう!!』とよく言われるのですが…そんなことはありません‼

好きですが得意ではないといったところです(笑)

クチブトグレと尾長グレでは姿形は似ていますが習性が違います。特に引きの強さや持久力は別物で、掛けてからのヤリトリは気を抜けません。また歯が鋭く刃物のようなエラブタを持っているので、主導権を与えてしまうと簡単にハリスが切られてしまいます。その為、ハリスや道糸は最低2.5号以上のものを使用しています。クチブトと同じように細糸を使えばアタリは増えますが、尾長グレに対して細糸はあまりにもリスクがありますし、せっかく尾長を狙うのであれば60㎝オーバーを獲りたいという理由から2.5号以上としています。本来であればもっと太いラインを使いたいところですが、アタリがなければ意味がないですし、細くして掛けたところでバラしてしまうのであれば、それはそれで意味がありません。

この喰わせとやり取りの部分が尾長釣りで最も難しいところで、『掛けても切られる』↔『ラインを太くすると喰いが悪い』というサイクルになってしまいます。そうなると!!大きい尾長を釣り上げるのは運次第?ということになってしまいますが、そんなことはありません。ラインの太さだけでなく状況に合ったロッドを使いロッドの特性を活かしたやり取りをすることで獲れる可能性は大幅に上がります。

私が尾長を狙うときのロッドは、ラインとのバランスを考慮してトーナメントの2号を使用します。トーナメント2号のラインナップは50と53HRの2アイテムあるので、釣り方や狙いどころなどの釣り場の状況によって使い分けています。

2号-50は山元隆史テスター監修で、力で相手をねじ伏せるようなヤリトリに適したパワータイプのロッドです。5mなので持ち重りが無く操作性に優れているので、繊細な仕掛け操作と強引なヤリトリが求められる瀬際や根回り狙いで使用しています。新たにトーナメントに採用された粘靱ブランクスのおかげで、硬いだけでなく粘りのある調子となっているため、瀬際でのギリギリの攻防であってもラインブレイクを防いでくれます。

続いて、2号‐53HRは鵜澤政則テスター監修で、柔軟なバットで曲げて獲る調子となっています。チューブラ穂先搭載で重たい仕掛けでも容易に扱える高い操作性と確実なフッキングが可能となっていて、魚を沖で浮かすパワーも持ち合わせているので、本流などの流す釣りで使用しています。また、チューブラ穂先は糸絡みが少なく感度と強度があるので、夜の尾長狙いでも使用しています。

自分の釣りスタイルとホームエリアの海況に合ったロッドを選ぶことで、今まで掛ける事が出来なかった魚を掛けられるようになり、バラシてしまっていた魚が獲れるようになるかもしれません。

ロッド選びも釣りの楽しみのひとつです(笑)…夢の大物獲ってくださいね!!

 

見事しとめた尾長は45センチオーバーとの事・・・うらやましい!

こうなれば事務局も来年は・・・甑島に遠征ですね!

皆様も是非、大型尾長にチヤレンジして下さい!

 

事務局:かつお

先日のこと名古屋の石鯛専門店、つりのだいかつ様からダイワ製品をご愛用のお客様が大物を釣りあげたとの情報を入手しました。

 

  • クエ:133.5cm、39.3kg
  • 釣り場:神津島
  • 日時:平成29年5月1日 午前8時
  • 釣り人:牧章裕様
  • 竿:幻覇王 別誂クエ H483

 

 

  • クチジロ:80cm、8.2kg
  • 釣り場:神津島
  • 日時:平成29年5月14日 午後2時
  • 釣り人:牧野恵一郎様
  • 竿:幻覇王 本式 543Q
  • リール:幻覇王 石鯛50

 

今回の磯PRESSでは、この春の新製品『幻覇王 石鯛』をご使用で、見事 80センチの超ド級クチジロを釣り上げた中部磯友会 牧野様からこの時の様子を伺う事ができましたので、レポートをお届けします!

 

皆様、こんにちは!中部磯友会の牧野です。

5月14日、冷水塊の影響と言われる不振から釣況の上向きつつある伊豆の離島に行って来ました。

 

狙うは神津島のクチジロ

 

4月下旬に15度台だった水温が18.5度になると、5.7キロのクチジロが上がり、釣行の前週には、9.1キロの釣果も伝わってきました。釣行を前に期待は膨らみます。

 

ゴールデンウィークあけ、さらには低気圧の影響によるうねりの残る予報でしたが、恩馳群礁の魅力にとりつかれた熱き磯釣りファンの方々は多く、我々の他に上物師も含め船長から渡礁の声が掛かるのを今か今かと待っていました。

 

私が今回使用したロッドは『幻覇王 別誂』の本式543・Q

特徴は

  • 食い込み重視の置き竿用モデル
  • 違和感なく食い込ませ、魚を走らせる
  • 私の師事する佐藤氏愛用モデルで竹竿の様なしなやかさを持つ

 

私が石鯛釣りにおいて全幅の信頼を寄せるロッドです。

 

この日、恩馳周りはうねりの影響で渡礁出来るのは大根と長根のみ。我々は上物師が渡礁を見合わせた長根に5人で降りました。

 

リールは『幻覇王 石鯛』の50

 

『幻覇王 石鯛』の前はトーナメント石鯛Zを使用していました。新しい『幻覇王 石鯛』は、ドラグの微調整が効き、滑り出しが滑らかなところが特徴だと思います。まさに大型クチジロを狙うのに理想のドラグに近づいたと言えます。

 

その日午後二時頃、ヤドカリ餌を付けた仕掛けに、アタリが出ました。普段から中部磯友会の佐藤会長に遅合わせを徹底的に教え込まれている私は、置き竿の状態で竿が舞い込み、さらにドラグが出てから合わせた時は、これまで手にした魚とは別格の獲物であることを予感しました。

 

途中、横っ走りに7、8メートル道糸を出されましたが、ATDは終始滑らかに動作し、ドラグに手をつけることなく普段通りの設定のままやりとり出来ました。やがて海の中から青白く、大きい魚がブワっと浮いてきて、とてつもない大物だと実感しました。クチジロの最後の抵抗で、足元の根際に思い切り突っ込まれヒヤヒヤしましたが、竿の性能にも助けられ魚を浮かす事ができました。取り込みのために磯際に出た仲間の山口さんが、デカイ、デカイ!と興奮した様子で何度も叫んでいます。

 

磯へずりあげ獲物が横たえられた時は、あまりの大きさに思わず『ヤッター』と叫びました。自己記録を大幅に更新出来た事が何よりも嬉しく、満足の1尾となりました。
 

当日の仕掛け等は中部磯友会のホームページに掲載しておりますので、是非ご覧ください。

 

牧野様、ありがとうございました!事務局も、レポートと写真に刺激を受けて、石鯛入門を決めました。牧野様のような大物と出会えることを祈りながら、、、、。

 

それではここで、石鯛リールの新製品、『幻覇王 石鯛』を改めてご紹介いたします。パワフルで高精度な巻き上げ感を誇るマシンカットボディに加え、マグシールド、ATDといったトーナメント磯LBDをはじめとする磯用リールでも既にお馴染みのテクノロジーが遂に搭載されました。特にNEWコンセプトドラグ『ATD(オートマチックドラグシステム)』の機能がご注目、ご評価いただいているポイントかと思います。その特徴は、

 

①従来よりもドラグの滑り出し、立ち上がりがスムーズ

②必要以上に糸が出ることなく、魚が走っても加速がつきづらい

③独特の粘りがあり、魚に対して適度にプレッシャーをかけられる

 

体感的には、魚の引きに追従しながらも主導権は取られず、圧力をかけられる安心感のあるドラグです。

 

しかし、何故『オートマチック』という名称なのか?

 

従来ドラグは、伸されるか!?というときに『ジッ』となる程度に設定することが多かったと思います。釣り人主導のうちは、素早く巻き上げなければ、磯で魚は根に突っ込もうとするわけですから当然の事です。ところが、その設定で魚とやり取りをすると、魚が走った時にドラグが作動すると止まらない場合があり、釣り人は慌ててドラグを締めて対応せざるを得なかったのです。

 

ところが今度のATDはその必要はありません。ロッドにラインを通した状態で調整すると、ちゃんと巻き上げられるし、魚とのやり取りも心配なし。ドラグの再調整が必要ない、だから『オートマチック』なのです。

 

ドラグを使ったやり取りを余り行わない石鯛釣りでもメリットはあります。太仕掛けが標準となっているこの釣りでは、ドラグをまったく効かさず、巻き上げることもしばしば。でも従来は、太仕掛けと言えども石鯛用のパワフルな竿とのバランスで、ナイロン20号以上の道糸でもあっけなく切られることも。

 

ところが、このATDは粘りがありますから、ドラグが作動するような設定でもラインが巻ける。結果、ラインブレイクを防止しながら魚とやり取りができる。夢のトロフィーサイズを追い求める、離島の遠征釣行等でも非常に有効なのです。

 

事務局:かつお

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