去る2012年11月3日(土)文化の日に3回目の開催となる「枯法師クラシック2012」が埼玉県加須市の三国池で開催されました。
当日は北風が吹くもののまさに秋晴れというにふさわしい快晴。
風裏の陽だまりとなる三国池の釣り座は日中は半袖一枚で過ごせるほどの最高の釣り日和の中、47名の枯法師フリークの皆さんがその独特の釣り味を味わいながら一日楽しくへらぶな釣りを楽しみました。
「枯法師クラシック」は大会の形式をとっているとはいえ、そこは大型から小型までへらぶなと楽しく遊ぶ「枯法師」のコンセプトに沿ったルール設定で同じ竿を持つへら師同士和気あいあいとした独特の雰囲気で競技が行われました。
当日の大会スケジュールは
6:30~7:00 受付で参加賞と釣座抽選
7:00~7:15 開会式
7:15~7:40 新製品のエサを使ったエサ教室。
8:00~11:00 競技第1ラウンド(最長寸)
11:00~12:00 昼食。ボリューム満点のあたたかい定食
12:00~14:30 競技第2ラウンド(最短寸)
15:00~ 表彰式・閉会式
競技第1ラウンド
時間内に大きいへらぶなを釣った方が勝ち、という分かりやすいルールの第1ラウンドは大会直前に放流された新べらをいかに手にするか?がカギと考えられた。
大物狙いとあって、長竿の底釣りでグルテンを使用する選手が目立った。
ここ数日の冷え込みの影響か朝一の喰いだしが遅い中、開始30分を過ぎるころからポツポツと竿を絞りだす。
時間内に検量は一人3回までとあって、単純に釣るだけでなく、どの魚を検量するかの駆け引きも勝負を左右する。
途中、2枚早掛けタイムも並行して開催され、リーチの選手が続出すると、早いアタリに手を出してスレを取ってガッカリする選手、連チャンで一気に逆転する選手など大いに盛り上がりました。
競技第2ラウンド
午後からは一転、最も小さいへらぶなを釣った方が勝ち、という「枯法師クラシック」ならではの最短寸競技。
新製品の「玄むく」や大人気の「龍聖」「HERA X」も希望者に貸し出されました。
小べら狙いのアプローチも午前中の釣りのままゆっくりと釣りを楽しむ選手、短竿浅ダナウドンセットに切り替えて数の中から小型を選ぼうとする選手などその楽しみ方も様々です。
午後からは少し風が強くなったものの、水温が上がった影響か大型も動き出し最短寸なのに最大40cmオーバーのへらぶなが釣れて苦笑いの選手。ジャミか、小べらか分からない謎のカラツンに悩まされる選手がいる中、午前中以上にどこで検量するかが難しい展開の中、水質の良い三国池ならではの自然繁殖した綺麗な20cm台のへらぶなが釣りあげられていきました。
こちらも途中2回の早掛けが行われ、上位から各5名が早い者順で好きな景品を手にされました。
表彰式では最長寸、最短寸の部のそれぞれの表彰の後、お楽しみジャンケン大会なども行われ、終始笑い声の絶えない和やかな雰囲気の中、通常の大会では見られないような選手の笑顔が印象に残る秋の一日となりました。
この大会は来年秋にも開催される予定です。
今回都合が合わず参加できなかった枯法師オーナーの皆様も是非来年のご参加をお待ちしています。
最長寸の部
1位:笹井 知道 選手(36.6cm)
2位:鈴木 則之 選手(35.0cm)
3位:関口 敦 選手 (34.5cm)
原口 定行 選手(34.5cm)
吉川 正弘 選手(34.5cm)
最短寸の部
1位:金井 浩一 選手(24.2cm)
2位:小日向 敬 選手(24.7cm)
3位:中野 将喜 選手(25.1cm)