昨年、新型コロナ感染症の影響で中止せざるをえなかった「枯法師クラシック」を、あらめて今年3月に開催することとしました。

スタッフ一同、熱い枯法師ファンの皆様とお会いできることを楽しみしています。

■開催日時

2023年3月21日(祝・火)前山の池(埼玉県狭山市)

2023年3月25日(土)    釣り堀センター菊水(和歌山県紀の川市)

■募集人数

各会場50名(ご応募多数の場合は抽選。当選は案内状をもって代えさせていただきます)

■募集期間

2023年1月19日(木)~2月19日(日)

■参加費

¥5,000(当日集金、入場料込、昼食は各自持参)

■参加資格

歴代枯法師オーナー様(初代~現行まで新旧は問いません。イベント中ご使用いただけること)

当社の新型コロナウィルス感染症対策をご承諾いただける方

*スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。

*新型コロナ感染症の状況、天候などによりやむなく延期・中止とする場合があることをご了承ください。開催に関する情報は当ブログ「へら通信」に掲載します。

■申し込み

下記URLをクリックし、申し込みフォームに必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

https://business.form-mailer.jp/fms/bf4e0af5187989

生井澤聡フィールドテスター × ダイワ設計者

【丁寧に作り込んだ"美しい弧"の効果】

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■生井澤FT:竿の曲がりの良し悪しを見るとき、わかりやすいのは、へらを掛けてから取り込むまで。アワせた直後は胴にある"曲がりの頂点"が、竿を立てながらへらを寄せてくる過程で、徐々に竿先へ移行していく。その"曲がりの頂点"の移動がスムーズで、かつどの瞬間を切り取っても、曲がりのどこにも淀みやツッパリがないこと。それが、竿でいうところの"美しい弧"ですね。

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 2023年新製品のダイワ並継へら竿が描く"美しい弧"。詳細情報は「釣りフェスティバル in Yokohama」初日の1月20日(金曜)に公開

■設計者:生井澤さんの理想を数値に落とし込んで設計している我々からすると、"美しい弧"は合理的なんです。逆に、竿の曲がりに淀みやツッパリがあると、強度と反発力のロスに繋がります。曲がりが完成されていないと、折れないように余計にカーボンを使うことになって重量増になり、反発力が足りないから、掛けた直後のへらの浮きが悪い。寄せるパワーにムラも出てしまうから、へらに横に走られたり、玉網に入れる直前に桟橋の下へ潜られたりもします。

■生井澤FT:重量増を気にせずに補強すれば"折れない竿"にはなるだろうけれど、根本的な解決にはならないんですよね。ただ強いだけの竿は、へらが暴れるし、釣り味も良くない。きれいに曲がる竿は、負荷が一点に集中しないから折れにくい。反発力の出し入れがスムーズだから、へらの引き味は楽しめるけれど、反転するような大暴れはされにくい。へらを掛けて、ぽんと浮かせたところから、玉網へまっすぐ導くことができます。

■設計者:常にきれいな弧を描ける竿にとっては、軽さと強さは矛盾しませんよね。

■生井澤FT:むしろ軽さと強さは、常に両立するべき関係ですよ。とはいえ並継へら竿の場合、何でもかんでもただ軽ければ良いわけじゃありませんけどね。理想の釣り味を出すために"あえて重くする"ような、難しい作りをすることもあるでしょう。

■設計者:そうですね。その点、23年の新製品はシンプルです。しなやかな硬式先調子で、デザインコンセプトは軽量系。全体的にシャープな使用感で、短尺ではそれが際立ち、中尺はバランスが良い。そして"実用性が高い23尺"をラインナップできました。

■生井澤FT:今回の竿は、硬さも、調子も、使用感も、ダイワの並継へら竿のなかでは極めてベーシック。ただし、設計が丁寧で「ベーシックのレベルが高い」のが現在のダイワの並継へら竿なので、ぜひ多くの方に手に取っていただきたいですね。

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Vol.02/03へ続く。

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2024年3月

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