2018年3月アーカイブ

去る3月4日(日)日本で最大のへらぶな釣り団体である、日本へら鮒釣研究会(以下日研)様の総会が開催されました。

この日は関東だけでなく全国各地から役員さんや関係者の皆様が多数参加されるということで、各メーカーの特設ブースも設置され、ダイワでは新製品で話題の「月光 柔」をはじめ、野釣り中心の日研様の活動には欠かせない「GINKAKU」シリーズの展示も行いました。中でも注目度が高かったのが“今話題の自動膨張のフローティングベスト”。

日研様ではいち早く船での大会ではフローティングベストの着用が義務付けられていますが、法改正もあって釣具業界では今話題の商品でもあります。

この日はより安全な釣りを楽しんでいただくために、膨張させた展示品にての落水時の浮くまでの状況説明や、カートリッジ・ボンベの構造や価格など、熱心な質問にお答えさせていただきました。

また、表彰では日研役員としても活躍中の岡崎一誠フィールドテスターが団体ベストファイブ戦2位の表彰を受けました。

喰い渋ぶると、どうしても使うハリスは長くなりがちですね。

最近はクオリティーも高い便利な糸付きバリも各種販売されていますが、まだまだ多くの方が自分でハリスを巻いてハリスケースに収納されているようです。

「夜な夜な手で巻くのが楽しみ…」と、いう方もいらっしゃると思いますが、細くて長いハリスを巻こうと思うと案外面倒だったり、失敗などでロスが多いものです。

そして最大の敵が自身の視力という方も…。

そんなへら師に好評なのが、ダイワの「速攻 針結び器」

慣れると手放せなくなるこのアイテムですが、イマイチ使い方が分からない…という問い合わせが多いので今回は基本的な「速攻 針結び器」の使い方をご紹介します。

これで、面倒なハリス結びともオサラバ!

小まめなハリス交換も億劫でなくなるので、結果的に釣果アップ間違い無し!

【速攻針結び器の使い方】 *糸は見えやすいように黄色の「スペクトロンXPへら 道糸」を使用

1:好みのハリをセットしてください。写真中央の“HOOK SET”のレバーを前にスライドさせて、ハリの耳部分をグッと押し込んで樹脂の溝に入れ、ハリ先を上に向けてください。“HOOK SET”レバーを放すとハリが固定されます。

2:糸の先を金属部分に引っ掛けてください。その際、糸を奥までシッカリ入れて固定するのと、金属から先糸(写真の指で持っている糸)の間を5cmほど出しておいてください。

3:スプール側の糸を張りながら上部の溝を通して裏側に出してください。この際、写真上のオレンジのレバーが下がっていることを確認してください。

4:裏側の糸をオレンジのレバーに引っ掛けながら表側に回して、上に折り返し、中央の溝に入れて、またまっすぐ下にテンションを掛けてください。

5:セットアップできた状態。下側の糸を指でずっと張っておくのがコツです。

6:上のオレンジのスイッチを人差し指で手前に引くと、ハリの軸に糸を巻きつけだします。自分の好きな巻き数で指を離すと止まります。

7:レバーを上部にスライドさせます。この際、下側の糸を緩めないように注意してください。

8:レバーを上部で止まるまで上げてください。

9:オレンジのレバーの糸を外ずし、下の糸をゆっくり引いてください。

10:ある程度糸が締まるまで下の糸を引いてください。(締め切らないのがコツ!)

11:下の糸を溝に沿って持ち上げながら、写真上の“HOOK SET”のレバーを前にスライドさせて、ハリを外してください。

12:チモトの糸が耳の内側にくるように結び目をチモトまで上げてください。

13:上、下の糸をしっかり引いて、糸を締めこんでください。あとは下側の余分な糸をカットして出来上がりです!

 

慣れてくると、手だけで巻くよりも数段早くそして綺麗にハリを結ぶことができます。

また、手で巻くよりもチモト部の巻き数を簡単に増やすことで、微妙ですがエサ持ちが少し良化します。

あとは、お手持ちのハリスケースにハリを引っ掛けて必要な分だけスプールから糸を出してカットすれば、無駄なく収納することが可能です。

あまりにも簡単に出来るので、ハリスケースを持たずに釣り場で必要な分だけ結んで使われる方もいるほどです。

ハリのサイズと長さが釣果を大きく左右するこの時期、是非この機会に“速攻 針結び器”の使い方をマスターして釣果アップを狙ってください!!

 

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