つい先日初釣りをしたと思ったら早くももう師走ですね。
そんな11月30日(土)~12月1日(日)にかけて、へら竿の生まれ故郷紀州和竿の里、和歌山県橋本市で開催された
『アジア ヘラブナ サミット 2019 ~ヘラブナ釣りの発展をアジアで考える~』
にダイワも参加させていただきました。
このイベントはアジアを含む新たな枠組みでヘラブナ釣りの魅力を創出し発信する場として、橋本市を主催に後援紀州製竿組合、そして国内主要メーカーとテスター、更には中国・韓国・アメリカの方々などの参加で2日間に渡り開催された初めてのイベントです。
初日は橋本市の教育文化会館大ホールで平木哲郎橋本市市長様の開会のご挨拶の後、パネルディスカッションが行われました。
テーマは3つ
1:ヘラブナ業界の伝統と歩み、そして今
2:ヘラブナ業界アジアからの視点
3:ヘラブナ業界の今後をアジアとともに考える
モデレーターの松本茂氏(立教大学教授)と浮子師石井忠相氏の進行のもと、各テーマでメーカー、海外でへらぶな業界を支える方々、そして日本のへらぶな釣りを牽引するテスター陣の間で活発な討論が繰り広げられました。
平木橋本市市長様によるご挨拶でサミットスタート
へら竿に関わるパネルディスカッション
忠相氏の進行で中国・韓国のへらぶな事情を紹介 各メーカーテスター陣による今後の取り組みについて
ダイワからは浜田優テスターが参加 松本氏による総評でパネルディスカッションは閉幕
橋本市の美味しい特産品を紹介したブース ダイワも新製品「玄むく」中心に展示
続く、夜の懇親会ではアメリカから参加されたイゴールさんのサンディエゴの池でのへらぶな釣りの紹介などもありながら、海外からの参加者は勿論、普段なかなかユックリお話しできない方々や、紀州製竿組合の竿師さん達も多数参加されて非常に盛り上がり有意義な時間が過ごせました。
懇親会ではアメリカからはるばる参加されたイゴール氏によるサンディエゴでのへらぶな釣りが紹介されました
そして2日目、
早朝より紀州製竿組合のテスト池として知られる隠れ谷池にて関係者に一般参加のへらぶな釣りファンの方々を交えて親睦釣りイベントが開催されました。
当日の隠れ谷池は早朝の冷え込みで朝方は桟橋が真っ白になる状態でしたが、日が上がってからは上着がいらない位の最高のお天気。
へらぶなは流石に急に満タン近くに人が入ったことでビックリしたのか朝方は食い渋りましたが、水温上昇と共に徐々に活性も上がり、新べら交じりでポツポツ参加者の竿を曲げてくれる状況。
メーカーテスターさんをリーダーにくじ引きで編成された10名チームの総重量で競われるミニゲームは前半の練習タイムこそ和気藹々だったものの、いざ2時間の試合がはじまると一気に無言の真剣勝負に突入!
道具の交流だけでなく、言葉や文化は違ってもそこは同じへらぶな釣りファン、中国スタイル、韓国スタイルなど各国のへらぶな釣りの交流も盛んに行われました。
お昼ごはんを桟橋で皆で食べて、橋本市の名産品を中心とした豪華商品を両手一杯にいただくなど、参加者の皆様も満足げな表情が非常に印象的でした。
朝の受付。各メーカーの新製品の貸出し 有名テスター集合で皆さん気合十分!
最高の天候の中、和竿・カーボンさまざまな竿でへらぶな釣りを楽しみました。
国境、メーカーの枠を超えた当にへらぶな釣りのためのすばらしいイベントでした!!
今回初めての試みでスタートしましたが、
次回開催の際には是非より多くのへらぶな釣りファンの皆様にお集まりいただき、日本だけでなく世界規模で日本伝統のへらぶな釣りを盛り上げていきましょう!!