冬の待てるグルテンの使い方

寒い日が続き、日に日に食いが渋くなってきますが、セット・段底・・・好みの釣りでへらを攻略したいのが人情というものですね。そんな厳寒期のへらを攻略するのに意外と効果的なのがグルテンの釣り。

勿論人気の新べらを狙いやすいということもありますが、長竿で皆と違う先のラインを狙えるのも魅力です。

チクッと数ミリ動くだけのアタリを取った瞬間はなんともいえず、貴重な冬の1枚の価値を高めてくれるでしょう。

特にこれから迎える厳寒期は“ジックリ待てる”グルテンが不可欠となってきます。

今回は特にへら餌本舗のグルテンの中でもグルテン量が一番多い「激グルテン」の特徴についてご紹介します。グルテンは麩エサと異なり、練ったり、後から足したりして調整できないだけに最初の製品の特徴を良く把握することが重要となってきます。

まずグルテン量多目の3種類の単純なグルテン量の関係は

となっています。

今年の春に登場した『激グルテン』は春の乗っ込みシーズンに、他のグルテンやマッシュと組み合わせることで、待って喰わせて大活躍でした。その効果はこれからの渋い時期にも頼れる武器として渋いへらを射止めてくれること間違いなしです。このエサは現時点でダイワグルテンエサの中でグルテン量No.1。ただ単純にグルテン量が多いだけだと、マッシュとグルテンが分離し易くなるのですが、特長の違う複数の良質グルテンを複数ブレンドすることにより、使い易く、しっかりハリのフトコロに残るように仕上がってます。

よく釣り場で「グルテンは袋の中で分離するので、使う前によ~く振ってから使うように」といいながら、袋を縦にシャカシャカ振っている方をお見受けしますが、特にグルテン量の多いタイプは余計に分離してしまう可能性があるので要注意。横にしてやさしく前後左右に振っていただく程度で十分です。

まずは単品をクワセに使う場合

激グルテン : 1~1.2 

の比率で計量カップ作りをすると、

・2度3度と誘いがきく

・そのままだと5分位までは待てる

これは段底や長竿の宙のウドンセットで固形に反応しにくい時に効果的です。

 

そして冬場の両グルテンの底釣りにお勧めなのは

「激グルテン」 : 「シルキーマッシュグルテン1 + 水3.2~3.5

開きながらもシッカリハリ残りするグルテンが完成します。

 

さらに両グルテンでも“寄せ”と“クワセ”を意識する時には

「激グルテン」 : 「シルキーマッシュグルテン1」 + 水3.5  ⇒ クワセタイプ

「激グルテン」 : 「シルキーマッシュグルテン3 + 水3   ⇒ 寄せタイプ

両グルテンの場合には“開くグルテン”にプラスしていく方向でブレンドし、持たせ具合を調整するのが基本的な使い方です。

 

へら餌本舗グルテンに限らず、普段お使いのグルテンに「激グルテン」を1品足していただくことで、一気に持ちがよくなりますので、是非一度いろいろな使い方を試してみてください。きっと強い味方になってくれること間違いなしです!

 

2023年9月

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