Trachurus japonicus
スズキ目アジ科
アジ科の仲間には本種のマアジの他に、メアジ、オニアジ、マルアジ、アカアジ、ムロアジなどがいるが、いずれも側線の後部にゼンゴと呼ばれる硬いウロコがあるのが特徴である。アジ科の魚はこのゼンゴの数で仲間を区別できる。マアジのゼンゴは69〜72個である。食性は典型的なプランクトン食で、大きな口でプランクトンを海水とともに吸い込み、細かなサイハでこして食べている。従って、アジのタナはプランクトンの上下動に応じて激しく変動する。産卵期の夏は浅場に移動するが、普通は沖の根の上に定着していることが多い。
一般には沖の船釣りの対象魚だが、小アジは内湾や漁港の防波堤からウキ釣りやサビキ釣りで簡単に釣れる。防波堤から釣る場合、コマセのアミは必携である。コマセをまいてアジを寄せ集めて、彼らの警戒心をほぐして釣る必要がある。沖の中小アジを釣るなら、サビキ仕掛けがいい。コマセはアミのほかイワシのミンチやシラスを使う。また、大アジではビシ釣りをする。
ポイント
アジはタナを正確にとること。沖釣りなら船頭さんの指定するタナを狙わないと釣れない。基本的には海底スレスレにいることが多い。
釣り方
サビキ仕掛けの場合、どんなハリを選ぶかが重要。スキンサビキでも微妙に色が異なりそれによる差が出る。コマセを切らさないように釣ること。口が柔らかいので取り込むときはタマアミですくう。
エサ
防波堤からのウキ釣りでは餌とコマセはアミを使う。ダイワのサビキ天国シリーズもok。沖釣りのビシ釣りでは赤い食紅で染めたイカの小さな切り身を使う。
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