実践的フィッシング 釣魚図鑑
DAIWA
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ヘラブナ
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Carassius carassius
コイ目コイ科
方言: ゲンゴロウブナ、ヘラ
 琵琶湖にいたゲンゴロウブナを改良して作られた人工的な魚。マブナが動物質の雑食性なのに対してヘラブナは植物質の物を食べる。このため、餌は各種の専用練り餌を使う。また、マブナが底生性が強いのに対し、ヘラブナは中層にもいて、マブナより回遊性も強い。従ってヘラブナ釣りではタナの捉え方、また、野池ではポイントの選択も重要な要素である。
 餌の調整、タナとりの微妙さ、アタリのタイミング、取り込みなどすべて微妙なテクニックを要求される日本独特のゲームフィッシュである。釣り場は池や湖のほか、各地に専用の釣り掘りが作られているため、比較的手軽に楽しむことができる。しかし、技術の差によって釣果の差が歴然と出る釣りであり、奥はたいへん深い。仕掛けは専用のヘラ竿にヘラウキを使う仕掛け。ハリは2本で、アゴのないスレバリにする。竿の長さ、タナなど釣り場によっては細かい決まりがあるから注意。
ポイント
管理釣り場ではとくにポイントの差が出るわけではないが、微妙なタナの違いが釣果を左右する。
釣り方
タナ調整とともに餌の選択が大切。固さ、バラケ具合などを適切にする。
エサ
専用のヘラ餌でいい。ダイワからは、発酵ホワイト、発酵いも、いもにんにく、グルテンなど7種が発売されている。