実践的フィッシング 釣魚図鑑
DAIWA
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イシダイ
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Oplegnathus fasciatus
スズキ目イシダイ科
方言: サンバソウ、コウロウ
 本州中部以南の黒潮が流れる磯に生息。全長は80cmを越え、10kg級になると言われている。頭から尾にかけて7本の黒い横ジマがある。このシマは成魚になると体全体が黒ずんで明確でなくなることが多い。イシダイの歯は大変強く、サザエなどをかみ砕く力をもっている。エサは丈夫な歯でエビや貝類を食べている。
 磯にいる魚としては抜群の力持ちで、ハリに掛けても釣り上げるのが大変である。イシダイを手にするのには長い時間と執念を要する難しい釣り魚である。1尾のイシダイを手にするのに百万円くらいはかけないと釣れない、とまことしやかに言われているほどである。しかし、激しい引きに魅せられたイシダイマンは多く、幻に終わることを覚悟しながらも挑戦している。めったにアタリはないのだが、もしアタリがあったら十分に送り込んでから、大きく力一杯アワセる。イシダイのアタリは三段引きといって、最初はコツンとくるが、このとき十分送り込み、3回目に竿先が海中に引き込まれるほどになった時強くアワセる。
ポイント
足下から急激に深くなって潮がよく当たる磯で、海底に溝が走る所。
釣り方
アタリがあっても早合わせは禁物。遅いと思われるくらいゆっくりと送り込み、その後大合わせ。
エサ
サザエが一般的だが、九州では赤貝。