「待ちに待った最高の相棒!RCSサーフスプール 45COMPETITION

文・写真/吉野 海洋 よしの かいよう 1991年生まれ DAIWAフィールドモニター
JSCF、NSCF所属。石川鱚酔会会員。
 
 
 
SLP WORKSより発売となった「RCSサーフスプール 45COMPETITION」!
発売から約4ヶ月が経ち、購入いただいた周りの皆様からも嬉しい評価をいただいており、嬉しい限りです!「コンペティション」と聞けば、真っ先に思い浮かぶのが「サンダウナーコンペティション」シリーズですね。今回はそのコンペティションという名前を冠した「スポーツキャスティング」に特化したスプールのお話です。
 
 
 
■製品の特徴
①なんといっても抜群の飛距離!45mmストローク専用設計!
②トラブル撲滅!投擲時のライントラブルを軽減する新形状スプールエッジ
遠投に必要な巻糸量を誇るラインキャパ!ナイロン2号-280m仕様!
 
これだけで、競技者の皆様には魅力が伝わるのではないでしょうか!スポーツキャスティング専用のモノづくり、そう簡単には作ってくれません。そんなダイワのチャレンジ、試してみないわけにはいかないでしょう!!
投げた人にしか語れない【何か】がこのスプールには存在します。だから投げていて楽しい。そんなカスタムスプールです。
 
 
■製品開発秘話
1センチでも遠くへ飛ばした者だけが栄冠を手にできる。飛距離を競うスポーツとしては馴染みがあまりない方も多いかもしれません。
この競技においてリールに関しては「スプールが大事」といっても過言ではありません。投擲回数はたったの5投。こだわる方は、1投毎にスプールを替えて挑むほど、1投に掛ける思いは特別。この競技に参加される選手に贈る、絶対的な信頼のおけるモノつくりに全面的に携わらせていただけました。
 
 
この製品、企画当初から「何をすれば飛距離が伸びるのか?」といったところからスタート。製品という形になるまでは本当に大変でした。丸2年もの時間を費やしたのには、拘れば拘るほど成果の見える「結果」が出てきたから。ある程度の方向性を決めないと、無数に出来上がるサンプル。。。
 
 
 
 
妥協はしない!と決め込んで、1投1投実際に投げて飛距離測定を行いました。自分も新たに勉強になったことが沢山!
振り返ると、このスプールの試作テストに参加したのは極寒の真冬でした。担当者と寒さを忘れるまで兎に角投げ込みました。既存スプールの調査、エッジチューンといった改造スプールなど、試作スプールと同時にデータ収集を行いました。
 
 
 
実際に投げれば投げるほど答えや新たな発見、失敗やキャスト時のラインが擦れる音などに違いが出ます。結果的に悩みどころが増えすぎて困ったことも。そんな中でも、性能以上にキャストフィールに拘って仕上げたいという意見は最後まで曲げませんでした。強いブレない意思が必要だと気付かされた瞬間でもありました。
 
 
 
 
 
パッと見で確かめても分かり難いわずかな形状でも違いが表れ、時にはトラブルが多発します。5回しか投げられないキャスティングトーナメントではトラブルは禁物!トラブルレス&飛距離に重点を置き、新しく作られるテストサンプルを評価し続けました。
製品開発は、すぐに答えが帰ってこないので難しいです。むしろダメな結果が先に見えてくる。そこに拘って、開発・設計陣が考察し、検討し、改善していくことで、完成形に近づく。こうして多くの投擲テストとダイワの最新技術を盛り込んで誕生したのが「RCSサーフスプール 45COMPETITION」。当然、自信作。
 
 
 
また、SLP WORKSでは、スプール天面部にレザー刻印キャンペーン(有料)も実施されています。名前やクラブ名も入れることもできますので、合わせて応募してくださいね。
 
 
 
 
 
 
 
■最高の相棒と世界大会へ参戦!
今年の5月にベルギーで開催されたキャスティング世界大会にこの自信作を持ち込んだのは言うまでもありません。結果が求められるため緊張感が、吉と出るか凶と出るか。責任が重く圧し掛かる重厚を跳ね返す気持ちで望みました。
初めての世界戦に参戦し気付いたことは、ベイトリールを使う選手が圧倒的に多いこと。遠くへ飛ばす理屈はスピニングリールに比べて糸の抵抗が少なく、有利ということ。私は普段からスピニングリールを使う種目に出ているため、当然スピニングリールでチャレンジ!
 
 
 
テストの時からずっと投げていたからなのか?身体が慣れていたこともあり、自信を持ちながら安心して投擲を終えることができました。
 
 
 
大会は2日間行われ、その間一度もライントラブルを起こすことなく投げきることができました。当時の状況やコンディションも良く、運よく上位に入賞!
この結果から、海外選手の方々もスピニングリールの可能性を感じてくれたとともに、RCSサーフスプール 45COMPETITIONの実力にも驚きを見せてくれ、名実ともに実績の出た、本当に嬉しい大会となりました。
 
 
 
 
■2018年の抱負
今年の10月末に日本最高峰のキャスティングトーナメント、40thトップキャスターズが静岡県は天竜川特設会場で行われます。ベルギーで行われたキャスティング世界大会で獲た自信を最高の相棒とともに優勝を飾りたいと強く思い、今まさにトレーニングの真っ最中。新たな記録を打ち出すべく、期待していただきたいです。
 
 
 
 
■対応力のあるスプールってことで補足
最後に、少し矛盾しているかもしれませんが、実は投げ釣りのトーナメントでも導入しています。太いPEラインを使わざる得えないコンディションの時って、ありますよね?そんな悪条件でも飛距離が欲しい時に大活躍。ナイロン専用とはあるものの、対応力があるのも魅力の一つ。PE1.5-200mのラインキャパ。一つは忍ばせておくと心強いですよ。

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