カゴ釣り用遠投スピニングの王道、35mmストロークの新生プロカーゴ!プロカーゴ遠投

乗っ込み真鯛の最終戦にイサキ、そして回遊魚。カゴ釣りがおもしろい季節になってきました。フルキャストでカゴを遠投する爽快感とビッグな釣果。今月は、カゴ釣りファンにうれしいNEW遠投スピニングのご紹介です!

 

 

 

 

 

 

大物対応カゴ釣り用スピニング

「プロカーゴ遠投」誕生!

 

 

 カゴ釣り。それは、どんなに遠いポイントでも、またどんなに深いタナでもコマセと付けエサを完全に同調させることができる合理的な釣法です。黒鯛(チヌ)やメジナ(グレ)はフカセ釣りの人気のほうが圧倒的に高いのですが、特に深ダナを攻めることが多い真鯛やイサキ狙い、遠くのポイントを攻める回遊魚釣りにおいては、カゴ釣りのポテンシャルが遺憾なく発揮される釣りといえるでしょう。

 アジなどのライトなカゴ釣りではスピニングタックルが主流ですが、6号以上の太い道糸を使う大物狙いになると、両軸タックルとスピニングタックルに、愛用者がハッキリと二分されるようです。それも前者は伊豆半島を含む関東エリア、後者は関西以西エリアと趣向が分かれる傾向があるように思います。一発カゴやジェットカゴといった重量のあるカゴが多用される関東に対し、近畿や四国、九州では軽い網カゴがよく使われていることから、軽い仕掛けをキャストしやすいスピニングタックルが好まれるのでしょうか。

 そんなスピニングファン待望ともいえる35mmストロークの遠投リール「プロカーゴ遠投」が発売されました。プロカーゴは、カゴ釣り用遠投スピニングの中核機種としてダイワの歴史に名を刻んできた名機。新生プロカーゴには、どのような新機構が盛り込まれているのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

大物とガチンコ勝負できるパワーと剛性。

「プロカーゴ遠投」のタフネススペック。

 

 

 「プロカーゴ遠投」で最も重きを置いているのはパワーと剛性、そして遠投性能です。大型の真鯛や回遊魚狙いを見据え、仕様も細部までこだわりました。「プロカーゴ遠投」に投入されている代表的なテクノロジーと仕様は以下のとおりです。

 

●メタルボディ

 軽さと操作性が重視される小型リールのボディ素材は、高剛性樹脂・ZAION(ザイオン)が主流になりつつありますが、「プロカーゴ遠投」では高負荷が掛かるギアをガッチリと保持するため、あえてタフで歪みの小さいメタルボディを採用しています。3号以上の重いロッドにセットした際、メタルの適度な重量が持ち重りの軽減にも貢献します。

 

マグシールド

 ボディとローター間などの隙間を磁性オイルでシーリングし、海水や異物の侵入をブロックするダイワ独自の機構です。コマセの汁などで汚れやすいカゴ用リールにあっては効果絶大で、酷使に耐え、長きに渡って初期回転性能を維持します。

 

エアローター

 せっかくパワーのあるメカを搭載していても、重くレスポンスの悪いローターでは巻き上げパワーが大きくスポイルされてしまいます。軽量のエアローターはハンドルからの入力パワーをロスなく巻き上げパワーに変換し、また回転時のブレも最小限に抑えます。

 

UTD(アルティメット トーナメント ドラグ)

 効き始めの食いつきを抑え、絞め込んでも安定した滑りを実現した高性能ドラグです。ターゲットは多少太いハリスでも簡単に切っていく大型魚。カゴ釣り用リールだからこそムラなく滑るドラグが必要だといえます。

 

 このほか、高精度の「デジギアⅡ」「エアベール」「クロスラップ」など、ダイワのテクノロジーをふんだんに盛り込んでいます。

 

 

 大径ギアが組み込まれたボディは屈強なメタル製。大物が相手のタフなファイトでもたわみのないパワフルな巻き上げが可能です。

 軽量で初動レスポンスがよいエアローターを搭載。ボディ上部をマグシールドで塞ぎ、海水や異物の侵入を防ぎます。

 ドラグは滑り出しのスムーズなUTD(アルティメットトーナメント ドラグ)。対象魚が大型であるカゴ釣りだからこそ質のよいドラグが不可欠です。

 ベールは軽くて変形に強い中空構造のエアベールを採用。軽いうえに強い負荷が掛かった状態で巻き上げても変形しにくいのが特徴です。

 ラインストッパーはナイロンの太糸でもしっかり止まる新タイプ。

 

 

 

25mmストロークと35mmストローク

それぞれの特性と使い分け。

 

 

 さて、「プロカーゴ遠投」の兄弟機種として、昨年「プロカーゴSS遠投」がデビューしています。SSとは“ショートストローク”の略で、「プロカーゴSS遠投」はそのネーミングのまま25mmストローク仕様のコンパクトな遠投リールです。25mmの「プロカーゴSS遠投」と今年発売になった「プロカーゴ遠投」、それぞれが活躍するシチュエーションとはどんなものかをご説明しましょう。

 遠投系リールの「ストローク」とは、巻き上げる際にスプールが前後する幅のことです。ストロークが短いほど軽くコンパクトになり、ストロークが長いほどスプールは長くなりますが、溝の深さが同じならラインを多くストックできます。また、ロングスプールにはライン放出時の抵抗が小さいというメリットもあります。

 大型の真鯛や回遊魚狙いでは道糸もそれなりの太さのものを使いますが、太いラインをたっぷりストックできるキャパシティを持たせつつ、スムーズなライン放出性能を確保するという意味ではロングスプールが有利。したがって「プロカーゴ遠投」の35mmストロークは、いわば大物用カゴ釣りリールの王道ともいえます。

 ボディサイズが大きくなるため重量面では25mmストロークに一歩譲りますが、そのぶん大径のギアを仕込めるので巻き上げパワーの面では確実に軍配が上がります。

 そのボディサイズから組み合わせるロッドは3号以上がベストマッチです。4500〜5000番は潮の速い場所でのイサキや大型真鯛、イナダ(ハマチ)などの中小型回遊魚狙いに、5500〜6000番はワラサ(メジロ)やブリ、ヒラマサ、カンパチ、シマアジといった大型回遊魚狙いに最適。ライトな泳がせ釣りにも向いています。

 一方の「プロカーゴSS遠投」はボディ素材にZAION(ザイオン)を用いた軽量&コンパクトなカゴ用スピニングです。その軽さが生きるのはアジなどのライトなカゴ釣りをはじめ、イサキ、中小型回遊魚狙いなどで浅ダナを手返しよく攻めたいときや、極端に潮が速くない場所での真鯛狙いなどが挙げられます。

 2〜3号の遠投系ロッドと組み合わせたときの機動力は目を見張るものがあり、カゴ釣り以外でもアオリイカの泳がせ釣りやヤリイカのウキ釣り、スズキの流し釣りなどでも活躍します。

 「プロカーゴ遠投」の登場によりカゴタックルの選択肢がさらに充実しただけでなく、優れたドラグ性能によってカゴ釣り以外での活躍の場もグッと広がりました。「プロカーゴ遠投」と3号前後の遠投系ロッドが1本あれば、クオリティの高いカゴ釣りプラスαで、様々な釣りを楽しんでいただけるはずです。

 

 

 左が25mmストロークの「プロカーゴSS遠投」、右が35mmストロークの「プロカーゴ遠投」。用途に応じてシステマティックに使い分けるのもマル。

 遠投カゴ釣りでは視認性が高い「アローライナーEVA」がおすすめです。

 狙いのタナでマキエをしっかり効かせたいときは「ジェットカゴ遠投Ⅱ」が便利です。 

2017年7月

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