指1本でラインを送り出せるLB(レバーブレーキ)は、海中に障害物が多いフカセ釣りに適したリールのひとつ。求めやすい価格と確かな性能で大人気の「プレイソ」と「トライソ」が、この秋に生まれ変わりました。その実力とはいかに……?

 

 

軽量化と機能充実により

豪華かつ実戦的なLBに進化!

 

 フカセ釣りを始めて最初に選ぶ1台として、またステップアップを目指すための1台として、幅広い層の釣り人から絶大なる支持を集める「プレイソ」と「トライソ」。手の届きやすい価格帯と上級機種にも迫るスペックを誇るこの2アイテムが、この秋にリニューアルデビューを果たしました。

 「トーナメント」「インパルト」に次ぐLBとしてデビューした「プレイソ」と「トライソ」は、今回で5代目のモデルになります。プレイソは上級機種との橋渡しともいえるスタンダードグレード、トライソはビギナーでも扱いやすいトラブルレス性能を備えたエントリーグレードに位置しますが、モデルチェンジを重ねるたびに性能が底上げされ、NEWプレイソとトライソにも最新のテクノロジーがふんだんに盛り込まれています。

 前モデルから何が進化したのか。最も大きな変化は、ドラグ性能と大幅な軽量化にあるといえます。

 ここではLB(レバーブレーキ)として話を進めていますが、今回はプレイソ、トライソともに、レバーに加えてスプールにドラグを組み込んだLBD仕様となっています。

 LBリールの場合、魚とのやり取りでメインとなるのはあくまでもレバーです。ドラグは補助的な機構ではありますが、根際で不意に突っ込まれたときや、引きの強い大型魚を掛けたときなど、レバーでは対処できない負荷に対してわずかに効かせることによって、ハリス切れを防ぐものです。とりわけレバーの操作に不慣れな初心者ほどドラグ付きは有利といえるでしょう。

 NEWプレイソとトライソには、ATD(オートマチックドラグシステム)という新型のドラグを採用しています。ATDは設定値に忠実で、負荷に対してもたつかずに滑り、速やかに止まるという特徴があります。従来のドラグに比べ必要量だけをスムーズに送り出せるので、根ズレしやすい場所などで不要に道糸を出してバラすリスクが軽減されます。

 スプール径は前端で48mmです。これはラインの放出性とトラブルの少なさを考慮し、ダイワが導き出したベストな径。「トーナメントLBA」が発売になって以降、20年以上変わらない黄金径です。

 NEWプレイソとトライソには、レバーやボディなどに高剛性&軽量のZAION(ザイオン)を採用しており、プレイソで約30g、トライソで約50gと、耐久性を維持しつつ前モデルから大幅な軽量化がなされています。これは過去に競技モデルのみに採り入れていた軽量化手法。トライソにいたっては約330gから約15%のウエイトダウンであり、操作性がグッと高まったことは言うまでもないでしょう。

 プレイソ、トライソともにハンドル1回転で91cmラインを巻き取れるハイギアタイプと、79cm巻き取れるスタンダードギアタイプ(2500のみ)をご用意しました。

 次からは、プレイソ、トライソそれぞれの詳細をご説明しましょう。

 

 

 

美しきハイパフォーマー

NEWプレイソ!

 

 プレイソはインパルトに次ぐLBの中核的モデルです。上級機種との橋渡し的な役割を担う位置にあるため、使用感はもちろん、外観にもこだわりました。

 NEWプレイソ最大の命題である軽量化については、まずレバーやボディに軽量のZAIONを用いたのがひとつ。次に目を向けたのがスプールでした。スプールの重量はリール全体の自重だけでなく、実際にロッドへ取り付けた際の“前重り”にも関わってきます。スプールが軽いほど重心が後ろへ寄り、体感上の軽さが増すのです。

 NEWプレイソには、スプールリングなどのパーツを別体化したブランキングスプールを採用。スカート部分には大きなスリットを設けて徹底的に重量を落としました。結果、自重の低減と軽快な使用感を実現しました。

 スプールのストローク幅は、ダイワLBリール共通の17mm。クイックオン/オフLBリールすべてのスプールと互換性があり、オプションのRCS ISOスプールも装着することが可能です。

 駆動部はギア受けの面積を縮小して回転時の抵抗を軽減。アルミマシンカット製のワンタッチハンドルには軽量のT型コルクノブを配し、エアローターとの相乗効果によって回転は極めて軽く、逆転レスポンスもクイックです。

 ガンメタリックとゴールドを基調としたルックスは実にゴージャス。どんなカラーのロッドにセットしても映えます。

 外部からの異物や無図をシャットアウトするマグシールドも搭載。滑らかな初期回転性能が長期間キープされます。

 

 

プレイソ2500LBD

ボディとレバーの素材には軽量&高剛性のZAIONを採用。耐久性を維持しつつ軽量化を実現しています。

スプールはスカート部分に大胆なスリットを設けて大幅に軽量化。ローターとボディの間にはマグシールド加工を施し、異物や水の浸入を防いでいます。

プレイソとトライソにはオプションのRCS ISOスプールも装着することが可能。見た目もキリッと引き締まります。

 ハンドルはアルミマシンカット製のワンタッチハンドル。軽量のT型コルクノブを装着しています。

 

 

扱いやすさにこだわった

NEWトライソ!

 

 トライソはダイワLBラインナップ中、最も求めやすい価格帯に位置するモデルです。ビギナーが最初の1台として適することも多いモデルであるため、特に扱いやすさを重視した作りとなっています。その象徴ともいえるのが、糸落ちしにくくバックラッシュなどのトラブルを軽減するファーストテーパースプールです(3000番を除く)。

 ダイワのLBに装着されているABSスプールは、ライン放出時に絡まりにくいよう逆テーパーのデザインが採り入れられていますが、トライソはリールの扱いに不慣れな方を想定して、さらにテーパーが強くセッティングしたスプールを採用しています。これにより、手元の操作がもたついても糸落ちが抑えられ、釣りそのものに集中できます。スプールサイズはもちろん他のLBと互換性があります。

 ボディやレバーの素材はプレイソと同じくZAIONを用いています。素材の変更、その他によってトライソは前モデルより50gも軽くなり、操作性が向上したのは前述のとおりです。

 トライソにはねじ込み式のマシンカットハンドルを採用しています。ハンドルだけを見ればプレイソの折り畳み式よりも4gほど軽く、プレイソのコルクノブよりも4g重いT型ノブを配しながらも正転時、逆転時とも回転は滑らか。自重の軽さやエアローターとも相まって、使用感は実に軽快です。

 ボディとローターの隙間はマグシールドで水や異物の侵入をブロック。耐久性は折り紙付きです。シルバーを基調としたデザインは精悍で、どんな色のロッドにもマッチします。

 エントリークラスのリールは、どことなく我慢しながら使っていたのは昔の話。NEWトライソは長期間にわたってメインとして愛用していただけるだけのスペックを備えています。

 

 

トライソ2500LBD

トライソのボディとレバーの素材にもZAIONを使用しています。剛性の高さはプレイソと同等です。

トライソのスプール(写真左)には糸落ちしにくいファーストテーパースプールを採用。バックラッシュなどの来トラブルが起こりにくい設計になっています。

ドラグは設定値に忠実なATD。レバーでは対処できない場面でスムーズに道糸を送れる機構です。

ハンドルはねじ込み式のマシンカットハンドルを採用。

ローターとボディの間はマグシールドで異物や水の浸入をブロック。初期回転性能が長期にわたり維持されます。

磯釣りをこよなく愛するダイワのスタッフが一丸となり、全力で作り上げた新「TORNAMENT」。釣具店の店頭で手にしていただくのも、釣り場でロッドを伸ばし、粘靱ブランクスの感触を楽しんでいただくのも、もう間もなく可能になります。

 

 

「TORNAMENT ISO AGS」の生産はいままさに佳境

 

先日のことですが、「TORNAMENT ISO AGS」 の量産品が生産ラインから上がってきました。間もなく出荷が始まる予定ですので、まずはスタンダードモデルから店頭で皆様のお目にかかれると思います。

 

細・軽・靱の「TORNAMENT ISO AGS」 是非お手にとってご覧ください。

人によって体型は様々。厚手のミドラーを着ているときはジャストサイズだったアウターも、薄着の季節になると大きく感じてしまうことがあります。D.D.SYSTEM(ダイレクトダイヤルシステム)は、適材適所のフィット感を得られる機構。今回は、この画期的なフィッティング調節システムをご紹介します!

 

 

ダイヤルを絞め込むだけで

ベストなフィット感!

 

 昨今のフィッシングウエアは、レイヤリング(重ね着)による保温調整が主流です。寒い季節ほど厚い中着を着込むことになります。しかし、これに合わせて購入したアウターは、暖かい季節になって中に着るものが薄くなるとダブついてしまうことがあります。身体にフィットしないウエアは動きを妨げるうえ、ベストなどは屈んだ際に持ち上がって肩の部分が顔に当たったりすることも少なくありません。

 サイズ面以外でも、たとえばキャップは強風時ほど頭にフィットして飛ばされにくくあってほしいものですが、休憩時などリラックスしたいときは、やや緩めにして頭への圧迫を小さくしたいときもあります。シューズも釣りの最中はしっかりと足をホールドするものでないと危険ですが、脱ぎ履きは楽に行いたいというのが釣り人の心情です。

 サイズを微妙に調整するため、あるいは脱ぎ履きを楽に行うために、これまではベルクロなどを用いたサイズ調整機能が採用されてきました。これでも十分以上のフィット感は得られましたが、この操作をもっと簡単に、もっとスピーディーに行えないかをテーマとして開発されたのが、D.D.SYSTEMです。

 D.D.SYSTEMとは「ダイレクトダイヤルシステム」の略で、ダイヤルを操作することでウエア内部に通した極細ワイヤーのテンションを調節して、適材適所のフィット感を得られる機構です。そのメリットは次のようになります。

 1つめは、ダイヤルを押し込んで回すことで簡単に絞め込むことができ、ダイヤルを引っ張ればワンタッチで緩めることができる点です。磯の上物釣りは常時ロッドを手に持つ釣りです。ウエア周りの調節は片手で行うことになるため、操作が簡単であることに越したことはありません。

 次に、ダイワが独自に開発したD.D.SYSTEMは、調節幅が非常に広いという特徴があります。ベルクロタイプでは対応できなかった領域まで調整できるので、様々な体型にフィットします。

 D.D.SYSTEMは、2016年秋から一部製品に導入を開始しました。現在はフローティングベスト、ウインタースーツ、キャップ、フィッシングシューズの、それぞれ1アイテムにD.D.SYSTEMを採用しています。次からは製品個々についてご説明しましょう。

 

D.D.SYSTEMはダイヤルを操作することでウエア内部に通した極細ワイヤーのテンションを調節して、適材適所のフィット感を得られる機構です。

 

 

D.D.SYSTEM(ダイレクトダイヤルシステム)の基本的な操作法

 

【緩め方】 ダイヤルをカチッと音がするまで手前に引き、裾回りを広げてください。

【締め方】 1.ダイヤルを押し込みロックします。 2.ダイヤルを時計回りに回すことで裾周りのアジャスターが締まります。

 

 

体型やレイヤリングに合わせて

適切なフィット感をセレクト!

 

 ウエア関連からは、フローティングベストとウインタースーツの2アイテムです。両者ともウエスト周りにD.D.SYSTEMを採用しており、竿を持ったまま片手で締め付け具合を調整することができます。

 D.D.SYSTEMのアジャスター(内蔵ワイヤー)は支持部を2カ所に分散しているため可動幅が大きく、締め込み時における生地の偏りが小さく、ベルクロよりはるかに広い調整が可能となっています。

 

●TOURNAMENT バリアテックサイバーフロート DF-3206

 左右のウエスト部分にダイヤルを配置し、腰周りを調節することが可能です。レイヤリングによって変化する着衣の厚みや、様々な体型に対応します。

 磯釣りにおけるフローティングベストは、タックルボックスともいえるもの。ウキやガン玉ケースといった重量物をポケットに入れると「前ダレ」と呼ばれる現象が起きます。またしゃがむなどしてベストの裾が膝に押されると、顔までベストが持ち上がってしまうことがあります。こんなときもD.D.SYSTEMは便利。ベストをしっかり身体にフィットさせることにより、前ダレや持ち上がりを軽減してくれます。

 

「TOURNAMENT バリアテックサイバーフロート DF-3206」は両サイドにダイヤルを配置。片手で簡単にウエスト周りの締め具合を調節できます。

 

 

●ゴアテックスプロダクト2WAYウインタースーツ DW-1006

 パンツの左右ウエスト部分にD.D.SYSTEMを配置。サイドファスナーとの併用で、幅広いウエストサイズの調整が可能になっています。従来のベルクロタイプではやや窮屈に感じていた方でも、磯での動きを妨げません。

 

ゴアテックスプロダクト2WAYウインタースーツ DW-1006

「ゴアテックスプロダクト2WAYウインタースーツ DW-1006」はパンツのウエスト部分に配置したダイヤルで胴囲を調節。サイドファスナーとの併用で、様々な体型に対応します。

 

 

ダイヤルを緩めると

瞬時にリラックスモード!

 

 次にご紹介するのは、キャップとシューズです。

 

●TOURNAMENT 撥水キャップ DC-1706

 右の側面にダイヤルを配置し、右手1本で締め具合を調整できます。

 キャップにおけるD.D.SYSTEMのメリットは、まず頭の形に合わせてピッタリとフィットさせられる点にあります。調整幅が非常に広いため、フリーサイズでもキングサイズレベルまで頭囲を広げることが可能です。

 また、状況に合わせて締め具合を調整できるのもD.D.SYSTEMの利点です。強風時などはやや強めに絞め込むことで風に飛ばされる心配をせずに済み、釣りそのものに集中できます。その一方、無風時や休憩時など、頭への圧迫感を抑えてリラックスしたいときは緩めにしておくことも可能です。

 

「TOURNAMENT 撥水キャップ DC-1706」は右側面にダイヤルを配置。急に突風に襲われても片手で頭囲を締め込むことが可能です。

 

 

●TOURNAMENT フィッシングシューズ TM-2800BL

 タン(ベロ)の部分にダイヤルを配置し、ワイヤー靴紐の締め具合を調整する仕組みになっています。日本人特有の甲高の足でもベストなフィット感を得られ、ベルクロベルトとの併用でホールド感も良好です。

 通常の靴紐では締め込み具合を調整するのは実に面倒で、脱ぎ履きにも時間が掛かります。その点D.D.SYSTEMはワンタッチで緩めることができるのが魅力です。

 

「TOURNAMENT フィッシングシューズ TM-2800BL」はタン(ベロ)にダイヤルが配されます。靴紐代わりのワイヤーで踏め具合を調節する構造になっています。

 

 

D.D.SYSTEM(ダイレクトダイヤルシステム)の操作方法

 

【緩め方】 1.ダイヤルを引いてロックを解除します。

2.ベロを開いて脱ぎ履きしてください。

※ダイヤルを持ってベロを開くと破損しますのでおやめください。

【締め方】 ダイヤルを押し込んでロックしてから、時計回りに回してフィット感を調整ください。

 

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