DAIWA
IKA-METAL Begin
「掛ける楽しさ」を始めよう

日本海において、イカ釣りのメッカと言えば若狭湾。夜、煌々と灯りを灯しイカ釣り船がひしめくフィールドは人工衛星から「地球上で一番目立つ明るさ」と言われるほどの輝きを放つ、いわば世界屈指のエリア。そんな若狭湾を中心に既に10年以上も前からイカをジギングで釣るアプローチは存在していた。

ターゲットは10kgを超えるソデイカから、スルメイカ、マイカ、白イカ、地方名豊かなケンサキ系まで様々なイカ類。漁師は古くから鉛スッテという漁具を駆使し、手釣りでそれらのイカを漁獲していた。

さらに中オモリ+エギングでイカ類を釣る釣り方も、広く日本海エリアでは楽しまれていた。そんな中、先鋭的なアングラーはベイジギングタックルを用い、ルアーに鉛スッテやイカジグを用いてイカのメタルゲームを楽しんでいた。そこに起こったのが11(イレブン)ラッシュと呼ばれるケンサキ系イカの大爆釣。2011年の夏から初冬にかけて起こったこの現象により、イカのライトバーチカルゲームへの注目は急速に高まった。

豊富なイカ資源を船釣りで釣る。電動リール+胴調子のロッドに5個〜10個以上の浮きスッテを用いた胴付き仕掛けで釣るのがオーソドックスなスタイル。美味しいイカをたくさん釣りたい…クーラー満タンは当たり前。時には漁を思わせるほどの釣果が出る数釣り文化だ。もちろんそれも楽しい。

しかし我々はもっと釣り自体を楽しみたい。中オモリを用いると、どうしてもダイレクト感が損なわれ、バスフィッシングでいうところのヘビーキャロライナリグ同様、「釣った」より「釣れた」になりがちである。繊細なティップを持つライトなロッドと極細PEラインを使用し、中オモリを使わずにメタル系のルアーを駆使して一杯一杯のイカのアタリを取り、掛ける…そんな新しいスタイルのライトバーチカルゲームを楽しもうではないか。数釣りを絶対の目標にするのではなく、一杯一杯を楽しく、美味しく、それがコンセプト。

同じリグで全国様々なイカが釣れるのも魅力。使うルアーを鉛スッテに限定せず、イカジグ等バーチカル系やスライドアクション系ルアーも使って状況に応じたルアーローテーションも楽しみたい。ルアー単独もしくはプラスワン(枝・・・スッテやエギ)までで楽しむスタイルとすることで、船釣りとは異なるルアーテイスト満載の釣りになってくる。そんなメタルルアーを使った新しいイカのゲームを「イカメタルゲーム」と呼び提案したい。

ライトなタックルでルアーをダイレクトに操れば、今までわからなかったアタリが多かったことに気付く。ルアーを動かし、繊細なアタリを捉え、掛ける。口だけではなく腕を持っているイカとの駆け引きは状況に合わせた様々なテクニックを駆使することで釣果が変わる。魚以上に繊細な駆け引きを要する場合も多々あるのだ。

釣りそのものは夜釣りが主体となる。灯りを灯してイカを浮かせて釣るのがメインスタイルだ。灯りに寄せられたイカは浅い棚で釣れるので手返しも早く、時に電動リールを使用した多連仕掛けの船釣り師にも負けない釣果を叩き出すこともある。

掛けてからもただ重いだけなんてとんでもない。強烈なジェット噴射で深い水中から抵抗するイカとスリリングなやりとりが楽しめる。今までの電動リールで楽しんでいた釣りとまったく違う世界がそこにある。

ダイワは、この新しいゲームにいち早く着目し、より一層楽しむための専用タックルの開発に取り組んできたのだ。

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専用タックルの必要性

新しい釣りだからこそ、様々なタックルで試行錯誤が重ねられトライ&エラーが行われてきた。ティップランエギング用ロッドやテンヤロッド、掛け調子のアジングロッド、鯛ラバ用ロッドが流用されてきた。ステイ時の乗りやすさや、フッキング後のバレにくさを求めると鯛ラバ用ロッドのようなレギュラーからスローなアクションのロッドが有効となる。しかし、このようなタイプのロッドではフォール中のアタリを取って掛けることが困難になってくる。

我々が提案したいイカメタルゲームはオートマチックでイージーな「釣れてしまった」釣りではなく、積極的に自らアタリを取っていき、攻撃的にアワセて掛けていくゲームである。極細高強度のカーボンソリッドトップでルアーの重みが抜けるアタリを感知し、必然的にフッキングがしっかり決まる強いバットがマストになってくる。どちらかと言うと、掛け調子アジングロッドやテンヤロッドなどのテーパーが求められてくる。シャクリ〜ステイ〜フォール、そしてアタリを取る…こうしたイカメタルゲーム独特のスタイルから考えると、「アタリを出し」「掛ける」ためにはフォール中の今まで取れなかったアタリが感知できるロッドが必須となってくる。

我々はこの釣りをさらに突き詰めることによって、しっかりとルアーを操作でき、アタリがしっかりティップに出るエキストラファストテーパーの専用調子を導き出した。テンヤロッド・ティップランエギング用ロッド・掛け調子のアジングロッド・鯛ラバ用ロッド…それらすべてを持つダイワだからこそできるイカメタルゲーム専用ロッド、それがSALTIST SQだ。

イカメタル用おすすめタックルセッティング例
スピニング? ベイト?

さて、スピニングタックルとベイトキャスティングタックルのどちらがイカメタルゲームに向くのか?結論から言うと、どちらでも楽しめる。しかし、どうせ楽しむならそれぞれの特徴をしっかり理解した上で、使いこなしたい。

スピニングタックルによるイカメタルゲームはレンジを素早く広く探りやすいのが最大のメリット。特にハイギヤリールを使用したゲームはベイトキャスティングリールではできないハイスピードのゲームの展開が可能。スピニングタックルのイカメタルゲームは、立てた状態からゆっくり下げていくロッド操作で意図的にスローフォールさせ、その間にルアーの重みがフッとなくなる、いわゆる“抜ける”アタリを取って掛けていくことが重要となる。したがって、軽量タックルであればあるほど、その重さの違いがわかりやすくなってくる。

とはいえ、100m前後のディープからの巻き上げを考えると巻糸量やパワーも必要となることからオールラウンドに使うのであればは2500番サイズのハイギヤタイプがお薦めになってくる。逆にシャローを徹底的に攻める状況であれば、2000番サイズのラインキャパシティとパワーがあれば十分。ハイギヤタイプであればさらによいだろう。

一方で、フォール姿勢まで視野に入れたルアーコントロールや、シビアなレンジコントロールにこだわるなら断然ベイトキャスティングタックルの使用をお薦めする。特にベイトキャスティングリールのメリットは巻き上げがラクで、ドラグ性能がよいことと、繊細なレンジコントロールにある。軽量スッテの操作性だけを考えるとスピニングに歩があるように思われがちだが、イカメタルゲームにおいてレンジコントロールは非常に重要なポイントとなってくるのだ。1m棚がズレるとアタらないことは往々にしてあり、50cm、30cm刻みでのレンジコントロールで釣果に差が出てくる時もある。このような時は断然ベイトキャスティングリールのクラッチフリーテクニックは効果的となってくるのだ。

ロッドに求められる機能は、スピニングと基本的に変わらないが、より重いルアーを扱えるのもベイトキャスティングタックルならではの特徴と言えよう。

ビギン! イカメタルゲーム

船に乗ったらキャプテンの指示に従い、リグを投入しよう。理想は魚探に移るベイトのレンジのうち一番上の棚で手返しよく釣ることだ。これが出来れば、船釣りの多連仕掛けにすら釣り勝つことも。アクションはフォール・リフト・ステイ・シェイクの組み合わせで行う。スタンダードはリフト&フォール。ただ、徐々にレンジを下げながら探っていくため、ハーフリフト&フォールが基本になってくる。

イカメタル釣法基本手順
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手順(1)
メーターの分かるPEラインを使用し、魚探のベイトレンジの一番上にミッドスッテメタルをステイさせる。
手順(2)
手順(1)でアタらなかった場合、一番上のベイトのレンジから徐々にレンジを下げていく。時にシェイクや、ステイを織り交ぜ、アタリを待つ。
手順(3)
上記を繰り返しヒットゾーンを探し出す。最初の数投はレンジの上から探る方が最終的によい結果をもたらすことが多い。ヒットレンジを探り当てることが出来ればそこからはそのレンジを直撃していくことで手返しよく釣っていく。また、ヒットレンジはめまぐるしく変わることも多いので、固執せずに手順(2)の動作を繰り返し、その瞬間のヒットレンジを探せるかが数を伸ばす秘訣となる。
ゲームバリエーションを広げるリグ

レンジがわからない時や初めての釣り場、フォールでの反応が良い時はアピール度の高いオバマリグで様子を見る事も効果的だ。オバマリグとはその名の通り、本場若狭湾は小浜発祥のリグだ。メタルルアーのみのシングルのリグに対し、浮きスッテなどをつけるプラスワンのリグである。アオリイカも含め全国のどんなイカでも釣れる可能性と、ジグとエギの両方をチョイスできるのも魅力だ。

全国展開で可能性は無限

イカメタルゲームの世界観、感じていただけただろうか。この楽しみを全国のアングラーに広げ、様々なイカとの出会いを生み出したい。多くの出会いは、また新たな楽しみを生み出すことだろう。

この釣法はイカ類全般に効くので、潜在市場は日本中すべてと言ってもよいだろう。昨年若狭湾のケンサキ系イカが大爆釣し、一気に注目され始めたが、まだまだ始まったばかりの釣りである。あなたのホームグラウンドでもイカ類がその期待に応えてくれることだろう。

イカメタル釣法 実践〜応用
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(A) ロッドワークでスローフォール
これがイカメタルゲームの醍醐味であるフォール中の抜けるアタリを取って掛けるを一番実感できる瞬間だ。これが一番難しいが、怪しいと感じたらとりあえずアワセてみることが肝心。意外とそれで乗ってくることも多い。また、それを繰り返すことで、繊細なアタリの感覚がつかめてくる。
(B) ロングステイ
繊細なティップの変化でアタリを取っていく。ステイさせた状態では船の揺れに合わせて一定の動きをティップがするはずだ。それに変化が出た瞬間がアタリである。特に入るはずのティップが入らずに残る状態。そんな時はすかさずアワセよう。ティップが入った状態からさらに入る時はかなりの高活性でしっかり乗ってくれているケースが多い。また、テンションが抜けるイカパンチ状態のアタリをアワセて掛けてこそ、イカメタルゲームの神髄が見えてくる。
(C) シェイクからのステイ
渋い時の秘策としては、一定テンションで小さなシェイクを繰り返す。その後ロングステイ。イメージは抱こうとしてるのに狙いの獲物がちょこまか動いて捉えきれないストレスをイカに与えることで、「やっと抱ける瞬間が来た!チャンス!」と思わせることでドンと抱かせるイメージだ。この誘いに乗って来る時はガッツり抱いてくることが多い。
SALTIST SQ ソルティスト SQ
SALTIST SQXトルク/メガトップ/HVF
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DAIWAの数年に亘るイカメタルゲームの研究成果がこの専用ロッド
76UL-S
NEW
ルアー感覚でイカメタルルアーを扱いマイカを狙う専用ニューコンセプトスピニングロッド。ルアーを自在に躍らせ、小さなアタリも弾かずに乗せるエキストラファストテーパー設計。繊細なアタリを目感度・手感度で捉えるメガトップは、ナイトゲームでも確実にアタリをキャッチするインジケーター効果の蛍光スレッド仕様。15〜35gを中心にMAX60gまでのイカメタルルアーに対応。
76LB-S
NEW
ディープ攻略ベイトロッド。メガトップで「誘う〜アタリを出す」までを楽しみ、エキストラファストテーパーで「掛ける」醍醐味を存分に味わえるベイトロッド。76UL-Sよりワンランク硬めの調子でよりボリュームあるリグやディープ攻略が得意。20〜60gを中心にMAX80gまでのイカメタルルアーに対応。
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メガトップ
繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッド。高強度化で先端部の細径化が実現。
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極先調子
小さなアタリも確実にキャッチする鋭敏なエキストラファストテーパー。
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ゆるみにくい ミッドグリップ
むき出しになっていたスクリュー部分を覆い隠し、手の平に当たらず、一層のフィット感を得られる。
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KL-Hガイド
糸絡みの軽減と軽量化を実現した小径ハイフレームの足高Kガイド。
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