はじめての釣り入門
DAIWA
14.コイを回遊コースを探りながら攻めるブッ込み仕掛けで釣る
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コイはこんな魚

成長すると1mを超す“淡水魚の王者”です。一見、フナと間違えやすいですが、コイは口元にヒゲが2対あります。雑食で練りエサから水生昆虫、エビ、小魚、ミミズまで食べます。

ポイントはココ

川では緩い流れで周囲にくらべて水深のあるところやストラクチャー周りがポイントです。水色の濁りに強く、水草の繁る底近くを常にエサを探して群れで泳いでいます。

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爆釣へのアプローチ
使用タックル&仕掛け
画像 8の字結びの箱掛け

メインイラストのような吸い込み仕掛けがポピュラーですが、1本仕掛けでも釣りは可能です。オモリをジェットテンビンなどに変えても良い。

エサは練りエサ

一般的には、『鯉にんにく』『鯉ジャック』などの配合エサに水を加えて作る練りエサを使用します。オリジナルでハチミツ入りや天然酵母、ゆでたサツマイモなどを混ぜるアングラーもいます。ちなみに、練りエサの硬さは、親指の付け根のふくらみ程度が目安です。

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吸い込み仕掛けにエサを付ける

吸い込みは、ラセン状の針金を中心に、その周りにいくつものハリが付いた仕掛けです。エサ付けは、まずこの針金に練りエサをダンゴ状に巻き付ける。続いてハリを外側に向け等間隔でつけ、一番下の食わせバリにミミズや蒸かした芋を付けるのがポピュラーです。

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コイの回遊コースを知ることが好釣果への早道 まずは駆け上がりや溝を攻める!

エントリークラスにも、ビッグワンのチャンスがある! コイは、一定のコースを日に何度か回遊しながら、川底のエサを捕食します。つまりその通り道に仕掛けを打ち込むことさえできれば、誰にでもチャンスはあります。

コイの回遊ルートは、川底が深くエグレているところや障害物周りが多い。ここを探るには、遠くまで仕掛けを飛ばし、広く探る“ブッ込み(投げ)”釣りが有利となります。

さぁ、ここぞと思う場所に仕掛けを打ち込みましょう。

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イラストのように、ロッドを横に引いて仕掛け(オモリ&吸い込み)を底引きして起伏をチェック。仕掛けが軽くなれば、そこは落ち込みの証拠で、逆に重くなれば、カケアガリの際ってことになります。ズバリ! ポイントです。

ポイントはココ

アタリは、穂先を見ていればわかるが、何本もロッドを出すとチェックが甘くなります。そこで“鈴”の登場だ。クリップ式で穂先に着けておけば、音で知らせてくれるよ。足場が高い時に必ず役立つ取り込み用のタモ網も用意です。

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何本かロッドを出して探ろう

コイは何本かロッドを出して探るのが効果的です。川の起伏は複雑だから、何本かのロッドを出した方が、より効率良く探れます。何本かロッドをキープできる“竿掛け”を用意して、トライしましょう!

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