はじめての釣り入門
DAIWA
5.シーバス(スズキ)をルアーのキャスティングで釣る
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シーバスはこんな魚

標準和名はスズキです。ブラックバスのように小魚類を主食にするので、シーバス(海のバス)と呼ばれています。出世魚で30cm以下はセイゴ、50cmまでをフッコ。それ以上がスズキとなります。

ポイントはココ

貪欲なフィッシュイーターで、海水はもちろん、ベイト(エサとなる小魚)が集まる場所なら、川の中でも狙えます。基本的にストラクチャー(障害物)に身を潜めて、食うチャンスを狙っています。

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爆釣へのアプローチ
使用タックル&仕掛け
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磯から狙う平スズキは、13〜15フィートくらいの長さがあると便利です。ナイロンをメインラインに使う場合は、クリンチノットでルアーに直結します。
ここでは探りやすい2タイプのルアーで攻略を紹介しています。
年間を通じて楽しめるシーバス シーズナルパターンを覚えよう!
春夏
産卵後の荒食い期でチャンスです。パチ抜け(イソメやゴカイなど多毛類が産卵のために水面に浮上する)や稚アユを追いかけ沿岸を回遊します。稚アユを追って河川内に積極的に入っていきます。堰堤などの障害物がなければ、20km近くも遡上したシーバスが過去にいます。
秋冬
広い範囲で釣れる絶好期で、もっとも大型が狙えます。特に落ちアユが下がる河口部ではビッグワンのチャンスありです。産卵のために深場に落ちるので、岸から狙うのは難しくなりますが、河口周辺で釣れます。ジギング釣法がオススメです。
ルアーをフローティングミノーとバイブレーションに絞り込みベイトがいる場所を探る

お手軽なルアーと言っても、ルアーは種類が多くて…と悩んでしまうアングラーが多いと思います。

そこで、とっておきのアドバイス。

9〜12cmのフローティングミノーと20g程度のバイブレーション、この2種類のルアーを用意して下さい。このふたつがあれば、レンジ(深さ)を分担して探ることができ、たいていの場所を攻略できます。

ベイトを補食するために、表層付近までやってきた活性の高いシーバスをミノーでチェック。反応がなければバイブで中層から底までを攻める…これでいいのです。探りの基本はスローリトリーブ(ゆっくり巻き)がベストです。

なお、ベイトが多く集まるポイントは下記の通りです。

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ポイント別攻略パターン 夕方からのナイトゲームか、朝マズメ(明け方)が有利 流れに変化がある場所付近にシーバスは潜んでいる!
港湾部パターン

シーバスは元来、夜行性です。夕方からストラクチャー周りを攻めるのが理想的と言えますが、日中(デイゲーム)でも釣れる場所はあります。

ズバリ、シェード(日影)狙いです。日中は、ストラクチャーと重なる部分を重点的に攻めましょう。

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河川内パターン

支流と本流がぶつかるポイントには流れのヨレや巻き返しが起こります。このように流れが変化するところにベイトは集まるので、ここを攻めましょう。

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河口とサーフパターン

河口は潮の干満を利用し、サーフは回遊待ちを狙うのが一般的です。どちらもタイミングが合うと爆釣の期待があるので侮れません。

河口

河口には、ベイトとなる小魚がたくさん集まります。当然、それを求めてシーバスも多くやってきます。

実はこうしたシーバスを狙う、ゴールデンタイムがあります。

それは、潮の干満における下げ3分の時間帯。満潮から引き潮に変わった約1時間後あたりです。

イラストのようにこの頃は、水位が目に見えて下がり始め、川幅が狭くなってきます。すると小魚の集合密度が高くなり、この時を待って集まってきたシーバスの魚影も非常に濃くなるのです。

このタイミングでフローティングミノーやバイブレーションをキャストすればバッチリ! 素晴らしい結果が期待できます。

ただし、釣り場によっては、満潮の時間帯が良い場合もあります。あまり過信せず、いろんな状況下でも探ってみましょう。

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(1)上げ潮で沖のシーバスがベイトを求めて接岸します。
(2)潮が下げ始めると、シーバスが河川内に入り、深場に集まった場所で捕食を始めます。
(3)下げ切るとシーバスは沖へ出て行きます。
サーフ

砂地のブレイクライン(急に深くなる場所)までルアーをキャストして、リトリーブを繰り返します。ブレイクラインの見極めは波で判断します。通常は波が崩れる場所より沖目にあるので、そこを重点的に攻めましょう。

また、雨の後は河口周りが格好の狙い目となります。小魚が河川の増水によって流されてきますし、なにより河口周辺が濁ります。シーバスはこの濁りの中に入り、流されてくるベイトを虎視眈々と狙っています。フローティングミノーをメインに探りましょう。

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ルアーカラーのセレクトとレンジ対応を覚えよう

ボディカラーは、大まかにゴールド、シルバー、ホワイトの3種類に分けられますが、そのセレクトは、その日の太陽光の強弱にも関係します。

ここではその関係を表で紹介します。また、各レンジに対応したルアーも表記しておきます。参考にして細かく探ってみて下さい。表は上からレンジの浅い順です。

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エラ洗いの場合は…

シーバスはファイト中に苦しくなると、表層で首を左右に激しく振る“エラ洗い”を行い、ルアーを外そうとします。

この対応は、竿先を水面に突っ込んで見ること。ラインに水(潮流や流れ)抵抗をかけると、おとなしくなります。これを繰り返し弱らせてランディングに持ち込みましょう。

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