パールピンクの美しい魚体を持つシロギスは海の女王と呼ばれています。カレイは種類が多く湾内ではマコガレイ、イシガレイがよく釣れる。ハゼは1年で生涯を終える“1年魚”です。
3種とも冬は深場に移動するが、産卵期の初夏は岸近くの浅場にやってきます。どれも砂泥底を好み、その窪みや点在する岩影に潜んでいます。
仕掛けは、市販のチョイ投げや投げ釣り用を利用するアングラーが多い。潮の速さでオモリの重量を変えましょう。 | アオイソメやジャリメ、ゴカイを使用。シロギスとハゼは、ハリのチモトを隠すように刺し込み、タラシを1〜1.5cmにして切る。カレイ狙いなら、2〜3匹を房掛けにします。 |
仕掛けを10〜20m程度沖目にキャストして、底を探るのがチョイ投げです。
シロギス、カレイ、ハゼは、基本的に潮の影響などで海底の砂(砂泥底)が窪んで波打っている“ヨブ”に潜んでいます。底を引いてきた際、仕掛けが重く感じたところがポイントです。
少し待ってみましょう。
エラブタに指を入れ、軽く指を動かしながらハリスを引くと、簡単に取れます。入れ食い時にモタモタしていると釣果に差がでるので、覚えておきましょう。 |
堤防の付け根周辺には、岩や捨て石などが目立つが、実はココもポイント。岩の切れ目やエグレの中に、大物が潜んでいる可能性もあります。この仕掛けは足元も探れるので、イラストを参考にして狙ってみましょう。仕掛けを落としたら、持ち上げたり再度落としたりを繰り返すリフト&フォールでチェックです。
仕掛けが根掛かりするようなら、ボトムパンピングで対応です。ロッドの穂先をチョンチョンと動かしながらリールを巻いて、オモリを弾ませて岩などの障害物を探ります。ボトムパンピングは、仕掛けがフワフワと漂うから、効果的な誘いにもなります。 |