真夜中に珍客来たる!!!

梅雨空をうかがってのナイターが定着した。雨さえ落ちてこない様子なら出かけるクセがついている。行き先はいつもの親水公園。常連さんたちと顔なじみになったが、彼らは陽が落ちると帰宅していく。ひとり、またひとりと帰っていく後ろ姿を見送りながら、ケミカルライトを見つめる時。

 

底からのアタリは皆無に等しい。エサは取られているので、小さな魚がついばんでいるのか? それともカニの仕業か。ダイビングショットを取り出してメバルカブラにセット。胴突き仕様にして軽くキャスト。ラインを張ったり緩めたりしながら探り歩いた。

 

 

メバルカブラの針に、アオイソメをちょんと掛ける。これが奏功したか。疑似餌と生エサのハイブリッドだが、効果てきめんでメバルが掛かった。ゲンキンなものである。

 

初夏にさしかかり春のメバルより若干だが身体が成長した気がする。サイズは整っていて、イソメのついたカブラを面白いように咥えて引っ張る。その都度、すこし離れた場所へ戻してやるのだが、群れの食欲は衰えなかった。

 

もう少し大きければ、、、2尾ほど持ち帰り煮付けにしたらおいしいはず。そんなことを考えていると、メバルは警戒したのかアタリが止まる。潮時も終わったのか、反応がまったく無くなった。

 

 

しばし車中で休憩して再開。時刻は日付が変わっていた。

護岸の先に沈むブロックまわりを探っていたところ、モゾモゾという感触。すこし緩めて送り込む気持ちでいたら、いきなり沖へ走った。とても金属的な鋭い走り。ハリスは1号。あらかじめ緩めてあったQD(クイックドラグ)のおかげでラインは切れなかった。

 

走られたり、いなしたり。だましだましゆっくりゆっくり持ってくる。正体は何者なのか? 丸っこいシルエットを玉網に納めて、灯りをつけて驚いた。

 

メジナ。こういう仕掛けに喰ってくるのは夜釣りならではだろうか。25センチぐらい。上顎に理想的なフッキングだった。もうひとまわりも大きくなれば、港湾部を離れて磯まわりで暮らすのだろうか。

 

海へ戻すと、沖の闇へ一瞬で消え去っていった。