2014年7月アーカイブ

近頃、イシモチの顔を見ていない。

梅雨が明けて夏がくる、ちょうど今頃がいい具合なのだが、とんとご無沙汰。台風が去り雨あがりの未明、今日はイケるのではと暗いうちから目星をつけている場所へ向かった。

 

 
 

釣り座とした堤防の背後には河川の流れこみ。

 

濁った雨水が海水と混じりあう適度なカムフラージュを期待した。

 

イシモチの好む条件。

 

ところが思ったほどの濁りがない。海岸付近はかなりの雨量だったようだが、内陸側は少なかったようだ。しかし陽の照込みもあり活性は高まるはず。

 

キャストを開始して数投。

 

エサばかりがすっかりなくなる。13号セイゴ針にアオイソメを太めなら1本、細めなら2本ないし3本つけている。ツンツンという応答があり、このアタリがすっかり無くなるとエサの切れたサイン。

 

本命でない事だけは確か。針の号数をぐっと落として投げてみた。

 

 

正体はヒイラギだった。

 

雨のあと、真水の混じった浅い場所にはおなじみの顔。しばらく投げ返していてもヒイラギばかりが掛かる。ポトリ、ポトリと海へ帰す。おそらくキスもいるだろうけど、ヒイラギの数が圧倒的か。

 

あとから来られた常連氏とおぼしき方もヒイラギ三昧。イシモチのことを尋ねると、苦笑いされた。

 

今季は、一日粘ってもし回遊が来ても1尾ないし2尾がいいところ、とか。群れがとても薄いのだという。

 

急に気持ちが萎えてきて場所換え。より外潮に近い堤防を目指した。

 

 

移動した堤防でカニ網を仕掛けていた年配の方のバケツ。

 

イシガニが捕れていた。ちょうど産卵で岸辺に寄ってきていたようだ。遅い朝ご飯はイシガニの味噌汁をつけるそうだ。こちらといえば相変わらずヒイラギにエサだけ取られての展開。年配の方はこうおっしゃった。

 

「ヒイラギも砂でよく揉んでヌメリを落とせば味噌汁でおいしいよ」

 

それは知っていたが、今日はイシモチの顔を、、、、、。次第に陽も高くなり、帰宅して出直すことにした。

梅雨空をうかがってのナイターが定着した。雨さえ落ちてこない様子なら出かけるクセがついている。行き先はいつもの親水公園。常連さんたちと顔なじみになったが、彼らは陽が落ちると帰宅していく。ひとり、またひとりと帰っていく後ろ姿を見送りながら、ケミカルライトを見つめる時。

 

底からのアタリは皆無に等しい。エサは取られているので、小さな魚がついばんでいるのか? それともカニの仕業か。ダイビングショットを取り出してメバルカブラにセット。胴突き仕様にして軽くキャスト。ラインを張ったり緩めたりしながら探り歩いた。

 

 

メバルカブラの針に、アオイソメをちょんと掛ける。これが奏功したか。疑似餌と生エサのハイブリッドだが、効果てきめんでメバルが掛かった。ゲンキンなものである。

 

初夏にさしかかり春のメバルより若干だが身体が成長した気がする。サイズは整っていて、イソメのついたカブラを面白いように咥えて引っ張る。その都度、すこし離れた場所へ戻してやるのだが、群れの食欲は衰えなかった。

 

もう少し大きければ、、、2尾ほど持ち帰り煮付けにしたらおいしいはず。そんなことを考えていると、メバルは警戒したのかアタリが止まる。潮時も終わったのか、反応がまったく無くなった。

 

 

しばし車中で休憩して再開。時刻は日付が変わっていた。

護岸の先に沈むブロックまわりを探っていたところ、モゾモゾという感触。すこし緩めて送り込む気持ちでいたら、いきなり沖へ走った。とても金属的な鋭い走り。ハリスは1号。あらかじめ緩めてあったQD(クイックドラグ)のおかげでラインは切れなかった。

 

走られたり、いなしたり。だましだましゆっくりゆっくり持ってくる。正体は何者なのか? 丸っこいシルエットを玉網に納めて、灯りをつけて驚いた。

 

メジナ。こういう仕掛けに喰ってくるのは夜釣りならではだろうか。25センチぐらい。上顎に理想的なフッキングだった。もうひとまわりも大きくなれば、港湾部を離れて磯まわりで暮らすのだろうか。

 

海へ戻すと、沖の闇へ一瞬で消え去っていった。

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