2014年5月アーカイブ

 

日中の照込みが厳しくなってきた。

反面、朝夕は涼しくて肌寒くも感じる頃合い。初夏の天候は不安定で、突然、小さな低気圧が出来たり、そこへ強烈な風が吹き込んできたり。毎年の、ナイトサーフを始める頃の季節感だろうか。

 

暮れなずんでいく西の空と山の端。並継キャスティズムをつないで空へかざしてみる。

 

 

サバの切り身を用意してみた。

いわゆる「身エサ」である。サンマやソウダガツオなども知られるが、サバは皮が丈夫でフルキャストに耐えられることが魅力。脂身と肉質感があるので、ナイター使用はウツボの標的にはなりやすい。しかし、身エサは、同時に嗅覚に優れた肉食性の高い魚たち。カサゴ類やハタ類、アナゴ類にもウケがいい。

 

針先を肉側から皮側に通して向きをかえて、今度は皮側から肉側に通してつけるのが一般的。大きな身はこれを繰り返して縫い刺しにする。

 

 

日没直後、打ち返した3投目。

着底して道糸を落ち着かせた直後だった。ククククっと持っていかれる。道糸を少し送り込んだところ、グングングングンと引き込まれた。竿先を立てると確かな手応えが、、、。

 

おそらくはアナゴ。根に潜られないようやや強引に巻き上げる。黄昏に抜き上げたシルエットは、ナガモノでなく、丸い翼のようなものが。堤防に上げて合点がいった。

 

ホウボウ。投げ釣りではシロギスの引き釣り(とくに早朝や夕刻)でお馴染みの魚。ピンギスを呑んでしまい掛かってくることが多い。サバの肉質が夜回りにきたホウボウの食性にピンときたか。

 

灯りを浴びて輝く胸ビレについ見惚れてしまう。(エサを探して)ほうぼうを動くからホウボウ。ナイトサーフはいろんな顔ぶれとの出逢いの夜になる。

 

今春より登場の新型キャスティズム。

ロッドは前傾したチタンKガイド装着の並継ロッド。リールは待望のスモールパッケージと言うべきキャスティズム25。新しい道具を帯同しての堤防めぐり。心はわくわく、高鳴る胸を抱いての釣行。

 

 

PE、ナイロンを問わずラインのよりスムーズな放出を体感できるKガイドを新しく装着。振り切った直後の感動に浸りながら1カット撮ってみた。このモデルから振出モデルに続いてさらにX45と呼ぶネジレやブレの防止機能も備えている。ロッドの全身にシャープな張りを感じさせる印象。

 

投げる、糸フケをとってラインを落ち着かせる、ゆっくりサビく。一連の操作にふふふと独り悦に入る。

 

 
船道へ落ちてゆく足もとから10mぐらい先。

繁茂するホンダワラの根際でグンっと引き込まれる。初ヒット。新しい道具の場合、このファーストコンタクトの獲物には一応こだわる。適度な手応えと巻き心地を味わいながら凝視した水面。躍り上がったのはオレンジ色の魚。

 

ササノハベラ。ホンダワラの森ではおなじみの顔。ユーモラスで親しみを覚える表情とたたずまい。ふと想う。タックルと同じカラーのオレンジ色。不思議なめぐり逢わせはラッキーなのだろうか。幸運を呼ぶオレンジとまた独り勝手に決めつける。

 

 

いつもの親水公園に立ち寄る。

顔なじみたちが集まってきた。みんなリールに注目している。「ロッドに合っているね」「かわいい」という声も聞いた。振り込んだ直後。ブルっという反応。穂先をすこし送りこむとブルルン。水面にこの魚が現れた。

 

全長18センチ弱。でも体格がいい。長く言われるところの八十八夜を過ぎたシロギス。乗っ込みの盛期にかかってきたようだ。すこし汗ばむ陽気。

投げ釣りの本格シーズン到来。なにが掛かってもとても楽しいキャスティズムを携えて、もっと海辺を歩きたいところ。

 
 
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