1ピニオンシャフトにオイルをまぶす1スプールを本体に戻して、サイドカバーを付ける1サイドカバーを外す。スティーズ系のリールは、ワンタッチでサイドカバーを外せる2ゼロアジャスター(メカニカルブレーキノブ)を戻す。これをスプールより先に着けて締め込んでしまうと、あとからスプールが入らなくなる。ゼロアジャスター(メカニカルブレーキノブ)は少しずつ締めていき、スプールを指で左右に動かしてカタカタと音が鳴らなくなったところから少し戻す設定が基本2スプールとゼロアジャスター(メカニカルブレーキノブ)を外したら、ピニオンシャフトを取り出す。ピンセットなどで、本体側から外側に向けてピニオンシャフトを押すと取り出しやすい2ピニオンシャフトの先端にグリスを塗る3ピニオンシャフトを戻す3レベルワインドのウォームシャフト(銀色のパーツ)にグリスを塗る。グリスはスプレータイプでも固形タイプでもよい3つまんでいるのがピニオンシャフト。これを取り出したあとはハンドルを回転させないほうがよい。ピニオンシャフト以外の作業は、スプールに長いシャフトがついているベイトリールと同じなので説明を省略する4スプールの軸の両端にグリスをつける。オイルやグリスをつけすぎた場合はふき取る4ハンドルノブのベアリングにグリスを少量注油する。狭い場所なのでスプレータイプを使う。これで基本のメンテナンスは完了4綿棒やウエスでスプール、本体のフレーム内部、ピニオンシャフト、レベルワインドのウォームシャフトなどの汚れをふき取る。ティッシュは毛羽立ってカスが出るので使わない。また、パーツクリーナー(スプレー式)は、本体内部に入ってしまう可能性があるのでオススメしていない5すべてのパーツを戻して組み上げ、スプールが左右にカタカタ鳴らないようにゼロアジャスターを調節して、メンテナンス完了。この方法で1〜2ヵ月に1回メンテナンスをすると、高性能を維持できる。ただし、巻いているときにゴリゴリという感触が大きくなってきたり、故障した場合は、自分で分解せずにメーカーに修理に出そうIMPROVE THE SKILLS橋本卓哉 / 岡 友成 スピードシャフトとは、スプールフリー時(投げるとき)にスプールとシャフト部を分離して、スプールをボールベアリングだけで支える構造。余分な抵抗がなくなり、スプールの回転がよくなる。●スピードシャフト構造のリールの場合モデル:スティーズCT SVTW088❷ 注油❶ 分解とクリーニング❸ 組み立て
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