レインウエアの撥水性を復活させるメンテナンス
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メーカーによって洗う強さが違うのでオススメしませんやはり手洗いで優しく押し洗いするのがオススメです手洗いモードのOKですか?洗濯機の手洗いモードなら洗剤で汚れを浮かせるために、ときどきひっくり返して、いろいろな面を優しく押し洗いする首の周り、手首などに皮脂汚れや、日焼け止めの汚れがつきやすい。中性洗剤を入れた水、またはぬるま湯で、汚れがついた部分を根気よく押し洗いする。両手に生地を持って擦り合わせる洗い方(揉み洗い)はNG洗い終わってレインウエアを水から出すと、残った水に汚れが出ていることがわかる洗濯機を使わず、手洗いで押し洗いをすることで、撥水性が復活するファスナー類はすべて閉じる。開けた状態で洗うと、ファスナーが繊維の表面を引っ掻いて傷つけるリスクがある洗い桶や、たらいなどの容器に水を入れて、容器の大きさに合わせて畳んだレインウエアを沈ませる。優しく押す動作を繰り返して、押す圧力で汚れを落とす。ゴシゴシを擦ると表面にダメージを与えるので、優しく押し洗いを続ける。ときどきひっくり返して、いろいろな面を押し洗いする。水は冷たくても問題ないが、ぬるま湯(35℃〜40℃)を使うと汚れが落ちやすいウエアーガードII(ダイワ)水や油汚れをはじく透湿防水素材用の撥水スプレー。長年使って劣化してきたレインウエアの撥水性能を復活させるIMPROVE THE SKILLS橋本卓哉 / 篠塚 亮手洗いの作法優しく押し洗いしよう144すすぎ新しい水に入れ替えて、押し洗いをするように、すすぐ。洗剤が繊維に残らないように、目安は泡が出なくなるまですすぐ吊り干しすすぎのあとは、レインウエアをハンガーにかけて吊り干しする。陰干しが基本。脱水機にかけるのはオススメしない。吊り干しすると、レインウエアから水が落ちるので、水が落ちてもよい場所に干す。たとえば水が落ちる間は屋外に干して、水が切れたら室内で陰干しする陰干し完了押し洗いして乾燥させると、基本的な撥水性能は復活する。それでも撥水性が弱いと感じる場合は、撥水スプレーを吹きかける。撥水スプレーは、レインウエアが乾燥したあとに風通しのよい屋外で使う。ムラにならないよう、まんべんなく吹きかける撥水性を確かめる水をかけると表面が水を弾き、水が玉になって落ちていく。撥水性が完全に復活した。皆さんも手洗いによる押し洗いをぜひ試してください中性洗剤落ちにくい汚れがある場合は、中性洗剤を水の量に合わせて適量入れる

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